わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

外見じゃない、中身だよって言うけどさ。身だしなみとおしゃれについてあれこれ思うこと。

2023-05-03 22:17:53 | お洋服・美容


ここ最近、気の置けないお友達と「服装」(主に仕事服)についてあれこれと語らいました。結論を出すようなものでもないし、自分の考えを正当化するつもりもないけど、あらためていろいろと考えたので、備忘録的に残しておこうと思う。


ことの発端は、社内もカジュアルで、取引先も割とカジュアルスタイルな仕事場に、え?それってカジュアルっていうか部屋着じゃね?な服装で出勤してきた人がいたことから始まる。ビジネスカジュアルと単なるカジュアル(休日服)の線引きって難しいし、どこからがカジュアルで、どこまでがオフィスカジュアル、ビジネスカジュアルとして許されるのかはとっても曖昧で、個人の価値基準によるところが大きい。


好きな服、着ていて心地よい服を着たい、とわたしも思う。
でも、それは自分だけが好き、自分だけが心地よい、だけではダメで、やっぱり誰かと一緒に仕事をしている以上は、相手に合わせる、環境に合わせるってことも大事なんだと思う。


新卒最初の仕事はアパレルだったこともあり、お洋服やおしゃれをすることそのものが好きだ。流行りのものにも飛びついていた時代もあるし、今でもトレンドは取り入れたいと思っているし、よく見せたい(見られたい)って見栄もまだまだ持っている。
おしゃれが好き、なんていうと、見た目ばっかり気にしてチャラチャラして、って揶揄されたりもするけれど、いやいや見た目も含めてのわたし、なんじゃないかと思うのですよ。


そう思うに至るきっかけは、若かりし頃に一緒に仕事をしたデザイナーさんと、上司の影響が大きい。
仕事の打ち合わせにダメージジーンズやサンダルで来ちゃうようなアバンギャルドな人だったけど、小物に至るまで一つひとつがおしゃれ。どれひとつとっても手抜きしてなくて、全体のバランスが本当にかっこよかった。
そのことを時の上司に「○○さんっておしゃれですよねー」と言ったらば
「服装も含めてその人の作品なのよ、だから手を抜かないのよ」と。
もうねぇ、目から鱗がボロボロ落ちましたよ。

服装も、その人のプレゼン資料 - わくわく記録帳

ここでも何度か書いていますが、どんなに朝早く起きても、その日に着るお洋服を、その日に決めるということができなくて、わたくし、日曜の夜に1週間分のコーディネートを決...

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過去にはこんなブログも書いてましたね。今も言ってることあんまり変わってない。


今はローヒールも履いてるけど(むしろそっちの方が多いかも)、かつてのわたしは7センチ以上のヒールしか履いたことがなかった。
それは大学時代の友人が何気なく言った「「絶対に7センチヒールって決めてるの、そりゃ、足も痛いけど、一番キレイに見えるから」って言葉がきっかけ。
「キレイに見える」って価値基準はその時のわたしは持ち合わせてなかったので目から鱗というよりも雷に打たれたくらいの衝撃だった。自分さえ良ければそれでいいってことではないわけで、特に人と接する、人から見られる仕事をしているなら、人からどう見えるか?という価値基準は必要なことだよね。


そして、前の前の前の(一体いくつ前?)ジュエリーの会社でエリアマネージャーをやってた時の大先輩に、絶対に黒と紺とグレーしか着ない人がいた。それはジュエリーが映える色だから。すっごい厳しくて口うるさい人だったので、若手からは煙たがられていたけど、自分にも厳しい先輩で、すごいプロ意識だ!とわたしは尊敬していた。そうは言っても怖かったけどね。
今日は一日デスクワークをするって日には柄物のトップス+デニムなんてコーディネートで出社することもあって、そのメリハリがまたかっこいいじゃない? 


仕事服ってそういうものだと思っていたのですよ。自分が好きだから着る、でいいけど、でも自分をどう見せたいか、人からどう見られるか、ってことも同じくらい、いや、それ以上に大事。


だから、いくらカジュアルOKな職場であっても、部屋着と見まごうスタイルには眉をひそめちゃうし、TPOに応じた服装ができない人なんだなぁーとちょっと残念な気持ちにもなってしまう。


余談ながら、かつて、大事なクライアントとの商談がある日に、パーカーでやってきた若手に「家に帰って着替えてきなさい」って言ったことがあった。今思うとややパワハラ気味ではあるけれど、相手がスーツでやってきたのを見て「恥をかくところでした」と感謝された。この反応がフツウだと思ってたけど、今時は「え?この服装のどこが悪いんですか?そんな堅いこと言ってるの古いですよ」って反応なのかもね。


「ちゃんと仕事してるんだから服装はなんでもいいんじゃない?」
確かにそうかもしれないけれど、スタイルを選ぶ、つまりは相手、環境に合わせることも含めて仕事なんじゃないかと。少なくとも相手に違和感や不快感を感じさせないようなスタイルは、仕事をする上では避けた方が賢明だと思うのだよね。(仕事用の服を揃えるだけの余裕がありません、とかって言われちゃうのかなぁ)


あれこれと書いてきたけど、これからもわたしはおしゃれを楽しみたいし、服装に気を遣っていきたいし、気を遣える人でありたいと思っているよ。そのためには、これかわいいーと思えるアンテナと、これ欲しいーと思ったら買える財力と、ヒールも履けちゃう筋力と体型維持だな。あと「おばさんが若い子みたいな格好するの痛いよね」って言われないレベルの若作り。負けるもんか、老化と引力。がんばらなくちゃ。





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