
先だって、函館に行ってきました。1泊2日、滞在時間20時間ちょっとという超弾丸ツアーで。
せっかく遠くまで行くんだから2泊くらいしてゆっくりのんびりすればいいのに、とはよく言われます。ほんとその通りでもあるけれど、これでいいし、これがいい、と思えた1泊2日でした。
gooブログがサービス終了になるのでデータのお引越しをしなければならないのですが、過去のブログを読み返して、あぁ、あの時こんなこと考えてたのかー、と画像なんかなくてもいろんなことを思い出せて、こうやって思い出を紐解けるっていうのは悪くないなーと思ったので、老後の自分の楽しみのためにダラダラと書き残しておくことにするよ。
ことの始まりは、ホテーさんがGUITARHYTHM Ⅷを引っ提げてのツアーを回るというニュース。レコ発ツアーだからあれこれ行きたいというオットと日程と場所と仕事の都合をあれこれ考えて、函館もチケット申し込むことにしたのですよ。ちょうど結婚記念日でもあったし、口実にもなる笑
そこから旅程を組み立てる。真次郎を預かってもらうので、あまり長期間、長時間にならないよう最短で、でも、最低限の観光ができるスケジュール。そして、最近カメラを始めたオットが夜景を撮りたい、と言うので函館山も組み込む。
朝イチに福岡から羽田に飛び、乗り継ぎで函館へ。初めて国内線の乗り継ぎをしたけど面白かった。秘密の階段みたいな場所の前で、ピッとチェックインして、通り抜けたら、出発ロビー。到着便と出発便のゲートが近かったので、ラウンジでハイボールなぞ飲みながら出発を待つ。なぜかオットと出かける時は、オットが窓側、がデフォルト。今回もわたしは安定の中央席。函館空港に着陸する前に函館山が見えるらしいと聞いていたので、窓側がよかったんだけどなー。願いが通じたのか(?)、オットがトイレに立ったので、すかさず窓側に移動した。おかげで函館山や市街地も見えて大満足よ。
函館着が11:05で、五稜郭タワーの目の前に到着するバスの出発が11:19。これは間に合わないでしょーと思っていたら、到着ロビーでバス運行表示が11:15。あれ?あれれれれ?間に合っちゃう?とそのまま五稜郭まで直行することに。幸先よろし。
五稜郭の近くの函館市民の胃袋?ラッキーピエロでお昼ごはん。なんでしょう、この絶妙すぎるオペレーション。店の外まで列ができていて、さぞかし混んでいるのかと思ったら、店内はめちゃくちゃ空いてる。レジでの注文受付がほぼアナログで、一点一点確かめながらなので、とにかくレジ待ちが長い。レジを通過して、席に着くと割とすぐに運ばれるから、「待たされた」って気分にはならない。スタッフがシニア中心なのもなんともいい。ラッキーピエロが可愛くて、グッズを大人買いしたくなる衝動に駆られたけれど、マステ3つで堪えた笑


ラッキーガラナが可愛かった!

五稜郭タワーに登って、おぉお、八重の桜で見た見た!ってシーンの展示にしみじみして、土方歳三の測量手帳を買って、せっかくだから五稜郭公演も歩こうよ、と一周ぐるり。もうツツジも藤も終わってしまっていて、写真を撮るモチベーションはあまり上がらなかったみたいだけど、これ、桜の季節に来たらめちゃくちゃきれいなんだろうなー。
最寄りの市電の駅までてくてく歩いて(遠かった!)、一旦ホテルにチェックイン。温泉&朝ごはんを基準に選んだホテルだったけど、函館山も見えて、手入れの行き届いたお部屋にウェルカムドリンクやお菓子のサービスなど満足度高かった!朝ごはんがめちゃくちゃ豪華で、2年分くらいのいくらを食べてきた笑 スパークリングワインもあったので、記念日だしね、ってことで朝から乾杯もした。
で、今回の旅のメインイベント、ホテーさんのライブ。今ツアー、わたしは福岡と函館の2公演のみ。福岡では最近にない熱い盛り上がりで、セットリストも含めて過去イチくらいいいのは体感していたから、函館ではただひたすら楽しんだ。そしてかつてないほどの良席で、ホテーさんのお顔の皺までよく見えた笑
21年ぶりなんですって、函館でのライブ。しかもほとんどが函館から来た人たちで、ああ、やっぱりツアーは全国各地のファンに会いに行くもので、地元のファンのものなんだよなー、とここでもしみじみ思ったよね。遠征しててどの口が言う?笑
Yahooニュースにも載ってた
GUITARHYTHM Ⅷが中心のセットリストに、山木さんのドラムが本当にすごくて(語彙がw)ドラムが変わるだけでこんなにバンドって変わるの??ってくらい心地よい。いや、熱くてエッジが効いてる音なので、「心地よい」って表現はそぐわないけれど、この音に身を任せたいって思えるような、そんな音だった。バンドメンバーもホテーさんも楽しそうで、それも山木さんのお人柄なのかもね。
ライブではお馴染みの曲や、BOφWYのあの曲もアレンジがホテーさん色で完全にホテー楽曲になってたのも良かった!
友達が駆けつけてくれたから、って奥野さんのキーボードでお友達が好きなあの曲を歌ってくれたり、とめちゃくちゃレアだった!ギターの黒ちゃんのピックが飛んできて、オット、めでたくゲット!
ホテーさんのMCはまるで詩を読むかのように流暢で、どこの会場でも大体同じようなことを喋るけど、この日のMCはなんだかキッカワぽかった笑 昨日はイカを食べたとか、イカも獲れなくなってるんでしょ?融通してくれたのかな?とか、北海道の広い大地だからこそ生まれた音楽ってあるよね(意訳)チイ様とか。え?チイ様知らないの?松山千春、とバンドメンバーに無茶振りするところとか、アンコールの声援に、腰が痛くてもう無理だよ、な小芝居まで笑 いいじゃん、こういう素が見えるMCはいい!(誰目線w)
ライブが終わった後はタクシー拾って(これまた奇跡的にすぐにタクシーが拾えた)、函館山まで。山頂まで登ってくれると言うのでお願いして、帰りはロープウェイで下ることに。
ひやー、キレイ。寒い。人多い。 ここにもインバウンドの波・波・波! 12度予報にビビって、ウルトラライトダウンを持ってきて大正解だった。
15分ほど並んでロープウェイで下山。あっという間。そのまま赤レンガ倉庫街を歩いて、開いてる海鮮居酒屋で乾杯。

翌朝は6時にホテルを出て聖地巡礼へ。テイクイットイージーの舞台が函館なのよ。市電の始発もまだないので、歩いちゃえ、と赤レンガ倉庫からてくてくと函館山方面に向かいたどり着いたのがこちら。
映画の中で寺尾聰とアンルイスが買い物してた骨董屋は


こんなシャレオツなゲストハウスになってた!


名取裕子を追いかけて市電を追い越して待ち伏せしてた駅。


40年後も変わらずにあった!反対側からしか撮れなかったけど。

40年前と街の風景はどれだけ変わったんだろうね。
いやはや濃密で楽しい旅だった。たったの一泊?ライブ見に福岡から函館??と少々、いや、かなりクレイジーな旅だけどやりたいと思ってたことは全部できたし(五稜郭前のGLAYのマンホールを確認できなかったのは残念!)、食べたいと思ってたものも食べれたし、ライブも最高だった。こういう時間とお金の使い方は悪くないし、こんなことができる環境にいられることは本当に幸せだ。
奇しくも2日目は結婚記念日。今年もたえさんからオットと2人宛におめでとうメッセージをいただく。こうして気にかけてくださる人がいる幸せ。ということで13年目に突入。これからもどうぞよろしくお願いします。
おまけ
イベントは楽しむ、が心情なので、ネイルもピアスもGUITARHYTHM Ⅷ仕様。

荷物を極限まで少なくしたくて、福岡からこのTシャツ着て行こうとしたら恥ずかしいからやめて、と言われたことはナイショ。