茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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茶室へGO!増上寺月例テーマ「放生会」に

2010年08月19日 | Weblog
今回のしつらえに由緒正しき花がやってきます。
それは萩寺の萩です。
江戸時代、旧暦の8月はもう秋で十五夜でした。
お月見というと富岡八幡さまと亀戸のはぎ寺が賑やかだったそうです。
国会図書館で調べていたらその当時のはぎ寺に行きたくなりました。
現在も存在するお寺でこれまた近くの方で御縁のあるお寺さんでした。
ということで、無理いって「はぎ寺」のはぎを分けて戴くこと成功です。
江戸時代の文献によるとこのお寺の池の渕に咲いている萩が見事だそうですが、今は当時の池はないのですが別の池はありました。また萩が見事でした。
御住職いわく、「やはり萩はお彼岸ごろですかね?」とおっしゃっていましたが、この時期咲いている萩もあって何だか嬉しくなりました。
旧暦の8月のテーマ「放生会」ですからね・・・。そしたら、そのお寺のすすきもすでに穂がひらいているのもありました。
江戸の秋を感じた気分で嬉しかったです。
気持ちの良い居心地を感じたお寺さんです。
その萩を厚かましくも1株わけて戴いてきちゃいました。
当日はきっとどこかに萩がお出迎えしてくれると思います。
とっても由緒正しき萩をお披露目できるのは嬉しいです。
今回は江戸時代の秋へ誘いたく思います。
遊びに来て下さい。