茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

茶と文化そして美
茶文化、芸術、職人・・・
大事!
もっと楽しく茶文化を!

慈恩寺・・・山形

2010年03月05日 | Weblog
去年というか今年の行く年くる年で除夜の鐘で報道されたお寺の一つであるここ慈恩寺に行ってきました。
昔はとても栄えていたとおっしゃっていましたが、現代ではひっそりとまたしっかりと守られてきたお寺だと思いました。
とても気持ちのよい大きなお寺です。
国宝である仏像を拝見させて戴きながらとても至福のときを過ごせた気がしました。
これてよかったな!、そんな気分にさせてもらえたお寺でした。

由来に関しては次の通りです。

慈恩寺の創建は神亀元年(734)に行基がここを訪れた時、比類なき霊地と悟り、聖武天皇に申し上げたところ、天平18年(746)に勅命で婆羅門僧正が開基となり、堂宇を建立し弥勒菩薩を安置したのが始まりとされます。
歴代領主に庇護され天仁元年(1108)に藤原基衡が本堂の改修と諸堂の造営を行い、中世以降は大江氏が庇護し諸堂の改修、造営、社領の寄進など力を添えています。
戦国末期になると最上氏が大江氏を滅ぼし、代わりに帰依し元和4年に(1618)には最上義俊が本堂を再建しました。
元和8年(1622)最上家はお家騒動の為改易になると、今度は幕府が2812石余(東北随一)の寺領を寄進されました。
古刹ということで多くの仏像や寺宝を所持し文化財指定も多数ありますが基本的に一般公開していないようです。

時代を感じてよいものを拝観できて久々に仏像に惚れた気分になりました。
楽しかったです。
夏にむかっての季節がお勧めです。如何でしょうか?