茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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法然上人忌日

2010年01月25日 | Weblog
「南無阿弥陀仏」
旧暦の1月25日は法然上人がお亡くなりになった日です。
宗祖忌を増上寺でも本日行われました。
法然上人は岡山の出身です。父親は押領使の漆間 時国。漆間氏は美作国の豪族で、稲飯命の後裔とされています。
法然上人の幼少時代の名は「勢至丸」。勢至菩薩のように賢い知恵を持った子供という意味でつけられ、学問と武芸に秀でていて、ことに弓を射ることにおいては格別のものがあったようです。
勢至丸がまだ幼いころに父君は亡くなられたようですが、法然上人の父もまた地元の人に、尊敬されるような人だったと言われていました。
その育った漆間時国の旧宅を、法然生誕の地として誕生寺を建立したのが出家した熊谷直実だったそうです。
熊谷直実は出家して各地を行脚する中、建久4年(1193年)美作を訪れ、建立したといわれています。
熊谷直実は平家物語でも有名な方です。埼玉県出身とは案外知られていなかったり・・・?
来年は800年の大御忌が行われますが亡くなって800年、現代まで親しまれていることが凄いと思います。勢至菩薩のようにと名をつけられたのも現代ではないと思いますがその発想に感動しました。
歴史を伝える守るって大切だけと大変なことだと思います。
稲飯命の後裔とされ神武天皇とも繋がってきます。
神武天皇といったら八咫烏で熊野神社が想像されます。
だからかな~?思ったりもしますが増上寺にはぽつんと熊野神社が祀られ祭殿があります。もしかしたら法然上人を見守っているのかも?!と思ったらちょっと鍵を解き明かした気で嬉しかったりしました。
今日は少々法然さんのことを考えてみました。

ちなみに今日は初天神でした。天神様が賑やかでした。1年で最初の天神の縁日だからでしょうね。