長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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諸葛亮孔明『誡子書』の凄さ!『淡泊以明志 寧静以致遠』上杉の義とともに覚えたい孔明の明志

2015年07月17日 16時25分47秒 | 日記







「誡子書」より

【原文】

夫君子之行、静以修身、倹以養徳。
非澹泊無以明志、非寧静無以致遠。
夫学須静也、才須学也。
非学無以広才、非志無以成学。
滔慢則不能励精、険躁則不能治性。
年与時馳、意与日去、遂成枯落、多不接世。
非窮盧守、将復何及。


【書き下し文】

それ君子の行ひは、静以て身を修め、倹以て徳を養ふ。
澹泊(たんぱく)にあらざれば、以て志を明らかにすることなく、
寧静(ねいせい)にあらざれば、以て遠きを致すことなし。
それ学は須(すべから)く静なるべく、才は須く学ぶべし。
学ぶにあらざれば、以て才を広むるなく、
志あるにあらざれば以て学を成すなし。
滔慢(とうまん)なれば則(すなわ)ち精を励ますこと能(あた)はず、
険躁なれば則ち性を治むること能はず。
年は時と与(とも)に馳せ、意は日と与に去り、
遂に枯落を成し、多く世に接せず。
窮盧(きゅうろ)を悲しみ守るも、将た復た何ぞ及ばん。


【現代語訳】

優れた人は、静かに身を修め、徳を養なう。
無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ道は遠い。
学問は静から、才能は学から生まれる。
学ぶことで才能は開花する。志がなければ、学問の完成はない。
人を見下す気持ちがあっては自分を奮い立たせることが出来ないし、
浮わついた気持ちでは本能に流されるだけだ。
歳月が去るのは早く、意志が弱いと、老いた後世間に忘れられるだけだ。
その時、みすぼらしい境遇を悲しんだところで取り返しがつこうか。
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