長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

【池上彰氏著作参照 (3)長尾景虎の学べるブログ】いまさら聞けない社会人としての常識。わずか数分で政治経済のことがざっと学べる!「基本の基本」決定版

2022年07月12日 07時37分14秒 | 日記












【池上彰氏著作参照 (3)長尾景虎の学べるブログ】いまさら聞けない社会人としての常識。わずか数分で政治経済のことがざっと学べる!「基本の基本」決定版

政治篇  『国会議員(日本国)の基本の基本』「国会議員って何? 何をやっているの?」
第一章 日本の政治家について
 国会議員は逮捕されない
 何故、国会議員は罪を犯しても逮捕されないのか?
新幹線や飛行機の乗り放題などの特権があるが、「国会議員は逮捕されない」は本当?

*逮捕されない理由
「悪いことをしても国会議員は逮捕されない」こんなことを聞いたことがありませんか。
実は、本当です。ですが、逃げ切れるわけはないのです。国会議員が逮捕されないのは、国会会期中だけ。警察や検察庁が事件の容疑者として逮捕しようとしても、無理なのです。これは憲法五〇条で規定されており、「不逮捕特権」といわれます。
 また、会期前の逮捕されている議員に関しては、国会の要求があれば、会期中は釈放(しゃくほう)しなければならないのです。
 いったいなぜか? これは、政府の横暴を防ぐシステムのひとつなのです。
 例えば、政府がどうしても成立させたい法案がある。ところが野党が反対していて、一票差で否決されそうだ。反対派の一人か二人を逮捕させて国会に出席できないようにすれば法案は成立する。警察か検察に命じて、何か逮捕できる理由を探させようーーー。
 今どきこんな政府はないし、警察も検察もそんなことはしないが。こういう危険を防ごうというシステムなのです。
*逮捕できる場合もある
 それでも「国会議員は逮捕されない」なら不公平だ! となりますよね?
 それが汚職だとかだと、国民は納得できません。
 そこで、国会会期中でも、国家が許可すれば逮捕できるシステムもあります。逮捕状は裁判所が発行しますから、警察や検察が裁判所に逮捕状を請求すると、裁判所は内閣経由で国会に「逮捕許諾(きょだく)請求」をします。「逮捕を認めて」ということですね。容疑者が衆議院議員だったら衆議院が、参議院議員なら参議院が逮捕を許可すれば逮捕できます。
 ただし、これは逮捕状が必要な場合です。逮捕状の必要のない現行犯だったら、逮捕されます。痴漢や万引や暴力とか。
 また、国会内で暴力を振るって人を殴った現行犯は、まずは、衛視(えいし)という各議員議長管轄(かんかつ)下の警備員が取り押さえ、その後に警察に引き渡します。
 さらに、国会議員には「免責(めんせき)特権」があり、国会内での演説や審議の発言での名誉棄損や誹謗中傷などの罪に問われることもありません。自由に議論するためです。
    続く         2022年7月12日    臥竜 長尾景虎
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【池上彰氏著作参照 (2)長... | トップ | ロシア軍(プーチン)VS.ウク... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事