長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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<テレビ朝日番組内「池上彰解説塾」Ⓒ池上彰2014年9月8日放送分>「飛行機事故」「イスラム国」

2014年09月17日 13時46分37秒 | 日記






<テレビ朝日番組内「池上彰の解説塾」(C)池上彰2014年9月8日放送分>
<飛行機事故>
最近、飛行機事故が多いとは思わないだろうか?2014年3月20日、「マレーシア航空370便」がインド洋沖での連絡を最後に消息不明になった。2014年7月17日「マレーシア航空17便」が、オランダからマレーシアに向かう途中のウクライナ上空で撃墜され、乗客乗員全員が死亡した(親ロシア派武装勢力かロシア軍が関与の疑いあり)。この他にも、2014年夏には飛行機事故が多発した。年間では世界で三千機以上飛行機(日本年間65万人のべ1億人利用)は飛んでいるが、それでも最も事故の少ない乗り物が飛行機である。昔は飛行機旅行は大金が必要な贅沢品だったが、1960年12月に日本がジェット飛行機を導入するなどして安価でも乗れる乗り物になった。だが、それにしても2014年夏は飛行機事故(年間数万回飛ぶうちのほんの数機だが)が多かった。日本で衝撃的な飛行機事故は1982年2月9日の日本航空350便の着陸寸前に羽田空港の海に墜落した事件(乗客乗員174人をのせ、福岡から東京へ 24人死亡・機長の操縦ミス(統合失調症))や、1985年8月12日に、524人が乗った日航機(日本航空123便)がお盆で満席の東京→大阪行きの航空機が長野・群馬県境山頂に墜落し炎上した事件(御巣鷹山事故・524人中生存者は4人だけ)等である。ちなみに単純な話だが、あの金属でできた重い筈の飛行機は「何故大空を飛ぶことが出来るのか?」。それはエンジンを吹かして(時速250Km)いくと、翼の上の方が空気抵抗が軽くなって“揚力”で浮く訳である。少しぐらい揺れても平気だし、エンジン一つだけになってもコマ回転もせずに飛べる。飛行機事故も<1970年には約65件>であったが、<1990年には約52件>で、<2010年には約30件>と減少し続けている。勿論それは世界で何万回も飛行機が飛ぶうちの年間事故件数である。飛行機事故が起こるたびに事故を検証し、再発防止を図ってきたからこそだ。ブラックボックスについても(1)フライトデータ、レコーダ(2)コックピットボイスレコーダー、があり、黒くはないが耐震性・耐火性に優れた金属の塊で、電池が切れるまでに近づけば微かな電波を発して海の中でも場所が分かるようなシステムである。2009年USエアライン285便のNewYorkのハドソン川への時速270kmでの水面軟着陸で乗客乗員155人が全員無事という事故は映画化された。
<世界の航空会社の安全ランキング2013年版 世界(448社中)>を見て観よう。一位カンタス航空(オーストラリア)、二位ニュージーランド航空(NZ)、三位エミレーワ航空(UAE)、四位エティハド航空(UAE)、五位キャピイパシフィック航空(香港)、六位シンガポール航空(シンガポール)、七位ヴァージン・アトランティック航空(UK)、八位エバー航空(台湾)、九位全日本航空(日本)、十位ロイヤル・ヨルダン航空(ヨルダン)。
LCC(ローコストキャリア・格安航空)等でパイロット不足(40代の機長)で2030年問題(定年で機長が激減する)とも警鐘が鳴らされている。
<「イスラム国」(イラク・シリアのイスラム国ISISまたはISIL)>
「イスラム国」とは故・ビンラディン容疑者のアルカイダやアフガンのタリバンよりも残虐性が際立っていて、ネットでアラビア語だけでなく英語でも宣伝工作をして傭兵を集めています。イラク油田施設をおさえ寄付等で軍資金も潤沢で(イスラム国総資産2000億円)、アラブなどから欧米に渡り「イスラム教徒いじめ」を受けて、復讐心に燃える人間はほぼ無職ですから、高待遇の傭兵に参加する訳です。しかも敵前逃亡したイラク兵士の米軍製の武器で完全武装。勿論アラブ人だけでなく欧米人の傭兵もいます。最初はシリア反政府軍とイラク軍の対抗勢力でした。でも、勢力をあれよあれよと拡大し、今ではシリア政権反政権イラク軍等とも戦闘しています。しかも、建国宣言までしてしまった(笑)。多分、欧米が形ばかりの空爆をしてみても「二階から目薬」でしょう。非常に残虐で卑劣な連中だからこそ恐ろしいのです。この勢力はアラブ版ナチスです。倒さねばならぬが決定打がない。本当に憂いてます。イスラム国の目標は世界制覇、旧オスマントルコ帝国時代の占領地(スペインからインドまで)を制覇すること。イスラム国撲滅こそアラブの自由との戦いであり、イスラム国のようなテロ組織を許してはけしてなりません。

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