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【平成28年九州熊本地震】車生活の方”エコノミークラス症候群”に注意して!予防と対策「まとめ記事」

2016年04月20日 18時05分55秒 | 日記





旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)とは?
飛行機など、長時間同じ姿勢で座ったりしているときに注意したいのが、「旅行者血栓症」です。

これは下肢が圧迫されてうっ血状態となり、血栓が生じることにより発症します。この血栓が肺に詰まってしまうことを「肺塞栓症」と言います。この2つを合わせて「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」と言います。


飛行機だけじゃない?エコノミークラス症候群

旅行者血栓症は、従来「エコノミークラス症候群」とも呼ばれていました。ですので「飛行機でのみ起こる症状」だと思われるかも知りません。しかし、実は旅行者血栓症は、飛行機だけではなく、列車旅行など、長時間座席に座って移動する時や、オフィスでのデスクワーク、長時間の会議、劇場・映画館などでも起こると考えられます。特に、空調設備の整ったオフィス環境はきわめて航空機内に類似した環境と言えます。旅行者血栓症とは何か、その原因をしっかり理解し、賢明に対処することが大切です。


旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)の原因と予防法
イオン飲料で効果的な水分補給

大事なのは、水分補給

飛行機など、長時間同じ姿勢で座ったりしているときに注意したいのが、「旅行者血栓症」です。

乗り物の座席などに長時間座っているために下肢が圧迫されてうっ血状態となり、血栓が生じる状態を「深部静脈血栓症」、その血栓が肺に詰まってしまうことを「肺塞栓症」と言います。この2つを合わせて「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」と言います。


検証!イオン飲料と水、どちらが効果的?

大塚製薬では、 旅行者血栓症と水分補給の関係を研究するために、航空機をチャーターし、ボランティアスタッフ40名にアメリカまで搭乗してもらう実験を行いました。実験では、被験者を「イオン飲料摂取群」と「ミネラルウォーター摂取群」に20名ずつ分け、9時間のフライト中、どちらも同じ量を同じタイミングで飲んでもらいました。

「イオン飲料が適している」米国医師会誌「JAMA」に掲載

実験の結果、血液粘度の観点から航空機搭乗時のような状況下での水分補給には、ミネラルウォーターよりもイオン飲料の方が適していることがわかりました。

この研究内容は、東京慈恵会医科大学の銭谷(ぜにや)助教授らによって、2002年2月、米国医師会誌「JAMA」に掲載されました。


発症の原因
旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)発症の原因説明図
「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」の原因の1つは、航空機内などの乾燥した空間や、低い気圧によって体内の水分が蒸散しやすくなり、血液の粘度が上昇してしまうことにあります。水分摂取の不足や、アルコール摂取なども脱水傾向を招き、血液粘度上昇のリスクを高めます。

このような状態で長時間座位により下肢が圧迫され続けると、うっ血を起こし、血栓が生じてしまいます。これを「深部静脈血栓症」と言います。また、気圧が低い場合は、よりうっ血しやすくなります。生じた血栓は、立ち上がった際などに、血液の流れにのって移動し、肺の細い血管で詰まることで呼吸困難や動悸をひきおこします。これが「肺塞栓症」です。このようにして「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」が発症するのです。

旅行者血栓症(エコノミークラス症候群) を予防するには?

こんな人は要注意!

旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)になりやすい人は、血栓が出来やすい人です。メタボリック症候群をはじめとした生活習慣病の人、例えば肥満、糖尿病、下肢静脈瘤などを有している人は、注意が必要です。又、40歳以上の女性、背が低い人、タバコを吸う人なども注意が必要です。


こんな人は要注意!

肥満の人
糖尿病の人
下肢静脈瘤を有している人
40歳以上の女性
背が低い人
タバコを吸う人
予防に効果があるのは?

足のマッサージをしましょう!
長時間座位による血液の循環状態悪化、特に下肢の循環悪化を回避するには、適切な運動や下肢の循環を良好にするマッサージが有効で、血栓の予防にもなります。
適切な水分摂取は必須!
血液粘度の上昇を惹起する脱水を防ぐためには水分の適切な摂取が必要ですが、ビールなど利尿作用のある飲料ではむしろ脱水が助長されます。

メモ:海外旅行、航空機の座席は通路側がオススメ
長時間座位による下肢の血液循環悪化を回避するには、航空機での移動中にもトイレに立ったり、飲料を飲んで水分補給をする必要があります。そのためには、トイレに立ちやすい通路側の座席を指定するのがオススメです。

窓側の座席は確かに景色はよいのですが、3人掛けの座席の一番奥などになった場合はなかなかトイレに行きにくいものです。「ちょっと失礼します…」と声をかけにくくて、トイレを我慢した、という方もいるのではないでしょうか?トイレに行かないように水分を摂らないようにする、なんてことの無いように、心配な人は、通路側の座席を指定しましょう。

検証!イオン飲料と水、どちらが効果的?

大塚製薬では、 旅行者血栓症と水分補給の関係を研究するために、航空機をチャーターし、ボランティアスタッフ40名にアメリカまで搭乗してもらう実験を行いました。実験では、被験者を「イオン飲料摂取群」と「ミネラルウォーター摂取群」に20名ずつ分け、9時間のフライト中、どちらも同じ量を同じタイミングで飲んでもらいました。


実験概要
飛行機などでの長時間座位に伴って起こる「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」には、水分補給がとても重要です。

大塚製薬では、 旅行者血栓症と水分補給の関係を研究するために、航空機をチャーターし、ボランティアスタッフ40名にアメリカまで搭乗してもらう実験を行いました。実験では、被験者を「イオン飲料摂取群」と「ミネラルウォーター摂取群」に20名ずつ分け、9時間のフライト中、どちらも同じ量を同じタイミングで飲んでもらいました。

実験詳細

目的
水分の補給が長時間の航空機搭乗時の水分バランスと下肢の血液粘度に与える影響を調査
実験デザイン
非盲検化群比較実験
スケジュール
日本、成田空港 21:30発 →
アメリカ、モーゼスレイク空港 06:30着
(9時間のフライト)
対象
40歳以下の健常成人男性40名
(平均年齢23.4歳、体重61.3kg、身長172.5cm)
群構成
1. 20名 : イオン飲料摂取
2. 20名 : ミネラルウォーター摂取
備考
すべての被験者は航空機に搭乗する2日前から規定の飲食物を一定量摂取しました。
機内では定期的に尿を採取し、フライトの前後で体重測定や採血を行いました。
排尿以外は座ったままの状態を維持してもらいました。
スケジュール詳細

イオン飲料で効果的な水分補給

実験結果

実験の結果、搭乗中に飲んだ水分量はどちらの群も同じであるにも関わらず、尿の総排出量は、イオン飲料の方が、ミネラルウォーターよりも少ないことがわかりました。(図1)

また、搭乗中に飲んだ水分が体内に残る割合を見てみると、ミネラルウォーターの約28%に対してイオン飲料は約48%と、イオン飲料摂取群の方が、水分が体内に残る割合が高いことがわかりました。(図2)

航空機搭乗中(10時間)の尿排泄量


(図1)航空機搭乗中(10時間)の尿排泄量
航空機搭乗中に飲んだ水分が体内に残る割合


(図2)航空機搭乗中に飲んだ水分が体内に残る割合
また、イオン飲料摂取群はミネラルウォーター摂取群より搭乗前に比べ血漿量も有意に増加し、足と腕の血液粘度もミネラルウォーター群より差が大きくないことが分かりました。(図3,4)
航空機搭乗前後の血漿量変化


(図3)搭乗前後の血漿量の変化
航空機着陸後の腕と足の血液粘度の比較


(図4)搭乗前後の血液粘度の変化
イオン飲料で効果的な水分補給を!

実験結果では、血液粘度の観点から、航空機搭乗時のような状況下での水分補給には、ミネラルウォーターよりもイオン飲料の方が適していることがわかりました。

長時間の移動やオフィスワークなど、類似した環境下では、一定時間を経過したら下肢を動かし、血液の循環を改善しましょう!そして、イオン飲料で効果的に水分補給を行いましょう!

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