長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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移民問題と領土問題  特別寄稿

2010年11月18日 13時35分39秒 | 日記
移民問題とアメリカ合衆国と領土問題


今回は領土問題について一席。まず領土は領海(岸から12海里(22km))でそれ以上は排他的経済水域(よその国が漁業など経済的活動が出来ない領海。岸から200海里(370km))です。日本は島国でちっぽけにみえますが世界6位の領土の国なんです。しかし、日本には領土問題があります。VSロシアではいわゆる北方領土(国後、歯舞、択捉、色丹)です。1855年日露通商条約でクリル諸島と次に日露戦争でのポーツマス条約で樺太まで日本の領土でした。が、ソ連時代の日ソ不可侵条約を破りソ連のスターリンの命令で1845年8月19日ソ連軍が樺太、北方領土に侵攻し現在も実効支配している訳です。またVS韓国とは竹島(韓国名・独島ドクト)領土問題があります。ちなみに竹島は日比谷公園くらいの島です。VS中国では尖閣諸島ですが中国共産党政府は尖閣での「反日デモ」を一切報道させませんでした。何故なら「反日デモ」が「反中国共産党政府デモ・民主化運動」になるのが怖いからです。またちいさいけれどおおきい島があります。場所は東京都小笠原村の沖ノ鳥島です。東京から1万キロの海上にある畳一枚程の島ですが285億円かけてテトラポッドで固めました。この島の排他的経済水域のおかげでこの水域で漁業が出来る訳です。移民問題というと「アメリカでのこと」と思いがちですが、少子高齢化の日本では「人事」ではありません。ひとが少なくなるということは「労働人口が減る」ということです。だから、日本も「移民を考えるとき」という意見もあるのです。
ちなみにアメリカの不法移民は1200万人といわれています。移民とは永住を望んで他国に移り住む個人や家族のことです。アメリカには「移民ビザ」というものがあります。これは「グリーンビザ」とは違います。「グリーンビザ」は「審査がかなり容易く技術や智恵をもった移民」に発行されますが、「移民ビザ」は「審査がかなり厳しい」です。まあ、どっちにしろ「アメリカ国籍」をとるのは「永住権」を取得し、アメリカで5年以上暮らし、試験審査をパスすれば「アメリカ国籍」をもてます。移民にも二種類あり「合法移民」と「不法移民」です。アメリカの人口は3億人ですが、いわゆる白人で国籍をもつひとは2億3000万人、黒人や合法移民は6000万人、不法移民は1200万人もいます。
 アメリカのアリゾナ州では「外国人は身分証明書を所持すること」を法令化しました。アリゾナはメキシコと国境を接しており、ヒスパニック系の不法移民が大勢いて社会問題になっている州だからです。オバマ大統領は国境警備の徹底と、不法移民を合法移民として認めることを打ち出しました。なぜなら不法移民は「低賃金労働者の一大勢力」だからです。不法移民だから見つかったら「強制送還」です。だから、悪いやつらが足元をみて不法移民を「低賃金で労働」させているのです。
 現在、白人系は65%、ヒスパニック系15%、黒人13%、アジア系4%などです。2010年11月は中間選挙なんです。これは「何の中間か?」といえば「アメリカ大統領任期4年のうちの中間…つまり2年目」ということです。アメリカ大統領・オバマ氏は人気がなくなり民主党は共和党に大敗しました。中間選挙では上院議員約1/3(37人)と下院議員全員(435人)が選出されました。オバマ大統領は「Yes,We Can」だけでは大敗するのでヒスパニック系票をあてに「おもねっている」だけですね。
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