長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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緑川鷲羽「一日千秋日記」VOL.124安倍内閣「リセット解散総選挙」自公自信満々野党戦々恐々

2014年11月12日 17時40分12秒 | 日記








無責任な「解散総選挙」政権リセット?

 安倍晋三首相及び内閣官邸は『(2014年度中の)解散総選挙』に舵をきったようである。
その心のうちにあるのは「傷のついた内閣政権のリセット」と「新たな支持層の開拓」「アベノミクスの再評価」という効果を狙って、だという。しかも、連立を組む公明党も「今なら選挙していいよ」ということらしい。悲鳴をあげているのは野党だ。
民主党も維新の党も次世代の党も寝耳に水で、選挙準備もままならない。維新の橋下氏は「公明党に裏切られた」と、大阪都構想に反対する候補を公明党に擁立されたからと、急いで大阪地区に維新の党の候補を擁立した。しかし、橋下氏にしても例の「慰安婦発言」ですっかり神通力が色褪せて「(本人も言っていたが)こちらも死ぬか生きるかですから」という状態である。
このままでは安倍氏の狙い通りに自民党公明党圧勝の長期独裁政権が確定してしまう。安倍政権は外国からは「ネオナチとかわらない極右政権」で「安倍晋三は頭も体も心も弱い」と見られている。まあ、幾分か偏見もあるのだろう。
安倍政権が、習近平の中国共産党がいうような、もしくは韓国の朴槿恵(パククネ)大統領のいうような酷い内閣ではないだろう。だが、小渕優子前経済産業大臣、松島みどり前法務大臣など”脛に傷”を抱えるのもまた確かである。
本当に解散総選挙で『傷ついた内閣政権のリセット』を安倍首相はするのだろうか?いや多分99%するだろう。
それはつまるところ首相へ椅子への執念深さ、でもある。安倍晋三氏の執念深さは関係者なら誰でも知るところだ。
安倍首相は”自分の為に””味噌の付いた傷のついた内閣”を”「リセット」するだけのため”に何千億円もの費用がかかる解散総選挙をやる、のである。悪辣政治家、とはこういうひとをいう。あの執念深さが、政策立案や、政策実行、に生かされればもう少しこの国もまともになるのだが…。悪辣安倍晋三は『腐っても鯛』なのか『弱り目に祟り目』になるのか?いちいち話題性だけは満載の政権である。解散総選挙は日本国の為ではなく、あくまで自分たちの保身の為だから「勘弁してよ」が、本音だ。

緑川鷲羽(みどりかわ・わしゅう)・44・フリージャーナリスト・

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