堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

馬車道のガス灯、シーバス

2011-11-05 15:22:45 | 原三溪市民研究会

先日、今度の「横浜ウォーキング」の下見をおこなった。

解説を担当する会員と運営委員が

当日と同じ午前9時半に桜木町駅にあつまり、あいにくの雨だったが、

順路に沿って解説をしながら予行練習をした。



馬車道ではガス灯の発祥の地として話しをする予定で、皆でいろいろ内容を検討していた。

当時のガス灯のレプリカもあり、街路灯もおなじようなデザインのものが

ずらっと通りに配されている。

けれど、これは多分電気で点灯しているのよね、と皆で話していた。


そうしたらちょうどその街路灯にはしごをかけてランプを掃除している人がいた。


Img_3740 街灯のランプの掃除



早速近づいていって尋ねる。

「この街灯の灯りは電気でついているのですよね?」

そうすると、その人はこともなげに

「いえ、ガスですよ。これは本物のガス灯ですよ。」


一同 「え~!」

「なんだったら、実際につけてみましょうか。」

と言ってはしごから降りてきて、

歩道の地面にある瓦斯栓をあけて、またはしごに登り、

ランプに点火してくれた。


Img_3741 点火



ランプはポッという感じで火がともり、赤々と炎が灯った。


Img_3742 灯った!



へ~、ほんとうにガスでついている街路灯なんだ、と一同感激!

聞けば、こうやってガス灯のランプを掃除するのは年に2、3回ということ。

たまたまその場に出会えて、疑問におもっていたことを確認できてよかった~。




それから午後3時半くらいまで下見をおこない、最後は山下公園のインド水塔で解散。

そこからは歩いて地下鉄の駅にいくのもいいけれど、シーバスで横浜駅にいくのも一手。

雨もあがったので何人かでそれで帰ることにした。


私はシーバスに乗ったことがなく、

いつか海から横浜3塔(キング、クィーン、ジャック)を見てみたいとおもっていたので、

真っ先に名乗りをあげた。


Img_3766 シーバス



結局4人で乗り込み、海の風にあたる船尾のデッキに座って、おしゃべりしながら景色を楽しんだ。


Img_3780 ベイブリッジ



船乗りの免許をもっていて、この横浜港を熟知している海の男のNさんが、

いろいろ解説しながら

「船で湾にはいってきて、こうやって横浜の港が見えると、何十回もきているのに、

なんかいつも感激しちゃうんだよね」と言った。

港にはノスタルジーを掻き立てられるものがあるのだろう。


幕末の開港からこの横浜港では外国から数え切れないほどの船が出入りしている。

それらに乗った洋行帰りの日本人たちは、この湾にはいり

横浜だ!日本に着いたんだ!と、どれだけ感激したことだろう。


Img_3777 横浜港



待望の3塔が見えた。


Photo 横浜3塔(同乗のKさんの写真拝借)


私もちょっぴり昔の船に乗って帰ってきた人々の気持ちを感じることができた。


赤レンガ倉庫とMM21に寄って、終点の横浜駅東口で

約40分のミニクルージングは終わり。


Img_3807 横浜駅東口ベイクォーター


ちょうど黄昏時になり、街はライトアップをしてきらめきはじめていた。


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