梅雨明けの3連休初日、池袋にあるアラビアレストラン「月の砂漠」で
佐滝剛弘さんが案内する【「世界遺産」の旅】というイベントに行ってきました。
アラジンの魔法のじゅうたんにのって、夏の一夜みんなで世界遺産を見にいきましょう、という企画です。
池袋の駅から徒歩1分のお店につき、まずは夕飯をということで
シェフ特製の砂漠料理という、カレー味のクスクスとサラダ、コーヒーをいただきました。
ヨルダンの家庭料理で、とても優しい味でおいしい。
「月の砂漠」店内
腹ごしらえがすんだところで、魔法のじゅうたんにのってイベントがはじまります。
大型画面に写真が次々に映しだされ、佐滝さんが解説していきます。
まず世界に旅立つにはこの日開業した「成田スカイアクセス」で成田へ、
ということで新型スカイライナーの写真から。
そして、最初の世界遺産はこのお店にちなんでヨルダンの「ぺトラ」の映像です。
ここに行くのはとても大変だという解説を聞いて、先日テレビでぺトラの謎の解明を見たのをおもいだした。
写真をアットランダムに観光地めぐりのようにみせるのではなく、
さまざまな切り口で分類して見せてくれます。
たくさん遺産をみることによって人類や国の文化がわかるという。
オランダの世界遺産はすべて水に関連するものであるということから、
水車やチューリップというイメージが強いかもしれないが、
海抜の低い国ゆえに水との戦いがこの国の歴史であり、本当の姿なんだと知ることができる。
韓国の遺産はどれも石に関するものなので、石の国だとわかる。
それにたいして日本は屋久島や白神山地をはじめ建物も木に関係するものばかり、
やはり日本は木の国である、という具合だ。
また、900近くの世界遺産のうち100ぐらいがお墓であるという。
ということは人類の文化はお墓にあらわれている、という見方もできるという。
とまあ、こんな解説をしてもらいながら、たくさんの世界遺産をみせてもらい、ほんとうに楽しかった。
というより、ためになった、というほうがいいかもしれない。
勉強になりました。
世界遺産の旅はただ漫然とキレイだとか、すごいとかいって観光するのではなく、
登録された理由をしっかり知り、そこからもう一歩踏み込んだ見方をすることが、一番楽しむ方法でなんですね。
夏の夜の映像の旅は、本物の世界遺産見に行きたいな~とおもわせてくれました。