堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

明治天皇御下命「人物写真帖」

2013-02-16 12:32:31 | 展覧会

2月2日と13日に宮内庁三の丸尚蔵館でおこなわれている

「明治十二年 明治天皇御下命「人物写真帖」-四五〇〇余名の肖像-」

を見てきました。



100_2 ちらし 表


101 ちらし 裏



明治12年に臣下の写真を手元に置きたい、と明治天皇が望んで

当時の宮内庁が4500人余りの人物写真を収集してアルバムをつくりました。

皇族や華族はもちろん、軍人、官僚、政治家、神官僧侶等々いろいろな分野から集められています。

その人物を選ぶのにはそれぞれ基準があるはずです。


はたして堅曹さんは載っているのか?

明治12年だと内務省の官吏で、ちょうど富岡製糸所長を引き受けた頃だけどどうだろうか、と

ちょっとドキドキしながら三の丸尚蔵館へむかいました。



Cimg1463_2 三の丸尚蔵館


Cimg1465 入口



小さい展示場ですが、飾られている約100名の写真をひとつづつ見ていって、

のちに元勲になった人や、晩年の貫録のあるイメージしかなかった人の若々しい写真に驚いたり、

名前だけしか知らなかった人物の写真もあります。

しかも全員に年齢が入っているのがなんともうれしい。

彼は堅曹さんより10歳も若かったんだ、少し年長だったんだなどと、とても興味深かったです。


結局、堅曹さんの写真は展示されていませんでした。

一通り見てから図録を買い、人物一覧を見ると「速水堅曹」があります。

写真帖の4500人のなかに入っていたことが確認できました。



おまけといってはなんですが、堅曹さんのお墓のある瑞法光寺の開山である

「村雲日榮尼」の写真が展示されていたのには、驚きました。

若いころの写真ははじめて拝見し、かなり有名な尼僧であったことは知っていましたが、

こういった写真帖に収められるほどとは。



今回は堅曹さんの写真は見れなかったが、いつか閲覧できる日がきますように。