堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

「タゴール・寛方 と三溪のつながり」

2011-02-23 23:44:55 | 原三溪市民研究会

12日の原三溪市民研究会は、

三溪と交流のあったタゴールが今年生誕150年ということで、

記事のタイトルの記念講和会を催しました。


場所はいつもの横浜美術館で、今回は日本画家の岡倉天心記念会のメンバーや

その他の外部の方にもご参加いただきました。


Img_0780_2 皆で手分けして準備、準備



第一部は スワーミー・メダサナーンダさんの講話。

日本ヴェーダンタ協会会長で、タゴールのことを話してくださいました。


Img_0790_2 講和会の様子


Img_0789_2 スワーミー・メダサナーンダさん



第二部は荒井寛方のご子孫の河合力さんの講演。

なぜか私はこの荒井寛方に惹かれ、昨年も神宮外苑の絵画館に絵を見にいったり

栃木県のさくら市にある寛方記念館に行ったりしました

講演をとても楽しみにしていました。


Img_0800 河合力さん



「仏画の寛方」といわれる方ですが、

タゴールに招かれてインドに2年近く滞在して交流し、美術指導をしたり

アジャンタの壁画を模写したりしています。

インドに行った時につけていた「印度日誌」のことを話してくださいました。


4分の1の声ですが(笑)、と言って最後に

寛方がカルカッタに着いた頃の日記を朗読してくださった。


   浪は静かにして油の如し

   右手の水平線上に黄土の丘見ゆ見ゆ見ゆ

   印度見ゆ見ゆ印度と思わず口ずさむ

 


あこがれのインドの地を踏んだ、寛方のあふれる喜びが伝わってきます。

以前本で読んで感動していたので、それをご子孫の声で聴けるとは、

たいへんにうれしかった。



   

Img_0814  懇親会


講演が終り、美術館内のカフェでケーキと飲み物の懇親会がおこなわれ、

最後に記念写真をとって盛況のうちに終わりました。


『藩営前橋製糸所跡の碑』冊子

2011-02-22 23:54:45 | 本と雑誌

気がつけば、2週間以上も更新していなくて、書いておこうとおもっていたことが

たまりにたまっています。

元気で忙しくしていました。

ただ優先してやらなくちゃいけないことがでてくると、ついつい後回しになってしまうブログ書き。

チャ、チャ、チャッと書ければいいのだけれど、そんなに器用ではなくて。。。



まず冊子ができました。

昨年12月に藩営前橋製糸所跡の碑をたてたのですが、その経緯と当日の様子、

そしてここが一番肝心なのですが、前橋製糸所についてまとめたものを載せてあります。

編集にはタッチしていませんが、原稿を書いて協力させていただきました。

2月10日に伝道師協会の歴史WGの勉強会で前橋に行った時に

Mさんから何冊かいただきました。

立派な冊子が出来上がりました。


  032_3 冊子

Mさんによれば、表紙の背景のグレーは石碑の石のイメージで、

枠と題字は「前橋市の色」の紫色にしたのだそうです。


『マイウェイ』

2011-02-04 01:48:53 | 原三溪市民研究会

横浜銀行で発行している季刊誌 『マイウェイ』 をご存知ですか?

この1月に発行された最新号は「原三溪に学ぶ公共貢献物語」という特別記念号です。



029_4  『マイウェイ』 特別記念号「原三溪に学ぶ公共貢献物語」



030_4   「日本経済新聞」神奈川版 2/2の紹介記事

                                                                   ( クリックすると拡大します)



昨春より原三溪市民研究会も編集に協力させていただいて、

一昨年に出版された『原三溪翁伝』から三溪の公共貢献についての内容を要約しました。

大著である『原三溪翁伝』には三溪の仕事や趣味、生き方が描かれていますが、

そこにはいろいろな面で彼が世の中に貢献していたことが明らかにされています。


よく知られている、自宅の三溪園の開放はもちろんのこと、

関東大震災後の横浜復興にリーダーとして活躍、

世界恐慌での蚕糸業界への奮闘、

七十四銀行破綻による横浜経済危機の救済、

美術界での若き画家たちへの支援と美術振興、等々

きわめて多方面にわたっています。


それらを貴重な図版もたくさん入れて、わかりやすくコンパクトにまとめました。

真の三溪の姿がおわかりいただけるのではないかとおもいます。


今週から横浜銀行各支店や、神奈川県内の行政機関において無償配布されていますので、

お近くにそれらがある方は是非お手にとってご覧ください。

またご希望の方がいらっしゃれば、少し手持ちがありますのでご連絡ください。