堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

原三溪市民研究会のホームページ

2010-03-25 00:53:21 | 原三溪市民研究会

家の中におり、桜の開花宣言がだされたようですが、

今年はテレビのニュース画面でのお花見になりそうです。



でも家にいてもやれることがあって、

今は、この4月から開設する原三溪市民研究会のホームページづくりに関わっています。


もともと研究会は月に一度横浜で集まってひらいていますが、

今回のホームページ立ち上げについては、刻々と相談して決めなくてはならないことが多く、

一斉メールを利用していろいろなことを決めていくことになりました。


トップページのデザインはどれがいいか、とか、ドメイン名はどれにするか、といった

多数決で決定していくことは、担当者のところへメールで投票。

ホームページ上に書かれる文章の内容は何度もやりとりをして校正。

疑問点はメールで皆に問い合わせ、意見の交換。

掲載する図版、写真類の許可、いろいろな承諾などもメールで呼びかけて

手分けしておこない報告。

ありとあらゆることをメールで相談して、皆が共有するようにしています。


おかげで毎日怒涛のようにメールが飛び交っています。


ちょうど足を折ったころからその作業がはじまったので、

46時中家にいる私は、パソコンの前で足を投げ出して、出来る限り参加しています。

公開まであと1週間ということで、いまは最終の校正やチェックに真剣に向き合っています。



いよいよ4月1日にはホームページが公開されます。

できあがったら紹介しますので、ぜひ訪問してください。


驚異の鍼(はり)治療

2010-03-22 22:48:57 | 日記・エッセイ・コラム

ブログも骨折ネタばかりで申し訳ありません。

2週間真っ直ぐにしていたお陰で、全然曲がらなくなってしまった左膝。

20日(土)に鍼きゅう師(身内ですが)に出張治療してもらいました。




筋が突っ張ってしまったみたいで、痛くて全く動かせなかった左足ですが、

3時間ほど施術を受けたら、90度近く曲げることができるようになりました。

椅子に座って足が床に降ろせる、というところまで。

すごい!

もちろん、ソ~ッと曲げて、ソ~ッと伸ばすという感じですけれど。


膝のまわりの筋や関節のいろんな所の痛みを、

ひとつひとつ丁寧にとっていく、という感じで鍼(はり)を打ったり、「気」を与えてもらったりして、

腫れも痛みもほとんど取れました。


重かった左足がすごく軽くなり、

あと一息といったところです。

毎日少しづつ曲げるリハビリのやり方も教えてもらいました。



Cimg2674  外出は「松葉杖」 アルミ製で軽い


この鍼治療は、一般にいわれるツボというところに鍼を打つ治療と違って、

痛みの起こる原因のところに鍼をうち、筋肉や筋をやわらかくする、というものだそうです。

症状に応じてその経路に沿って打っていくようです。

詳しくはわからないのですが、一般的な鍼治療とは全然ちがいます。



もう2年以上定期的にその針きゅう院に通っていて

若い時からの腰痛やパソコンのやりすぎによる頑固な首や肩の凝り、

胃痛や眼の疲れなども治してもらっています。

それまではぎっくり腰になったり、吐き気がするほど肩が凝ったこともあり、

本当にこの鍼治療に出会ってよかったとおもっていましたが、

今回は特にうれしかったです。


全治3ヵ月

2010-03-19 09:59:14 | 日記・エッセイ・コラム

昨日(18日)病院へ行き、またレントゲンを撮り、膝が曲がる装具に替えました。

両サイドにワイヤーが入っていて、歯車のようなもので、曲がるようになっています。


 Cimg2658  新しい装具


さて、このサポーターにはしたけれど、

2週間もまっすぐに伸ばしたままの膝は、そう簡単にはいうことを聞いてくれません。

いろんな筋というか膝のまわりが突っ張ってしまって、すこししか曲げることができません。

痛いし、曲げても足はまだこれから4週間は床につけてはいけない、と言われて

なんだか落ち込んでいます。



曲げる装具になったら、すぐにでも足をついていいのかと思っていたら、

これから4週間はだめ、そのあとも2週間づつ足のつま先から徐々についていくようにして、

6週間はかかるとか。

え~、全部で12週間、全治3ヵ月もかかるんだ!


しかもそれで、はじめて、両足で立つことができるという。

飛んだり、跳ねたり、正座したりなんてのは、まだまだ先のようです。



娘に電話で愚痴ったら、

「ヒロトが立っちするのとどっちが早いかな?」

なんて言われてしまった。


     Cimg2638 お見舞いに来てくれたヒロトくん


孫には追い抜かれないようにしよう。


骨折その後とNHK「こんにちは いっと6けん」

2010-03-14 19:03:20 | 原三溪市民研究会

左足膝を骨折してから6日後の先週、病院でレントゲンを撮ったところ、

お陰様で、骨は順調についているようです。


今日は膝のまわりの腫れが少しひいたようにおもう。

朝足を動かしたら、ちょっと軽かった。(うれしい!)

片足ケンケンが少しできた。


昨日まではちょっと動かしても痛くて、「イテテテ、イテテテ」と言いながら

そお~っと、そお~っと両手で伸びたままの左足を上げたり下げたりしていた。

時々装具をはずして、手で患部を直接さすってました。

本当に「手当て」です。気持ちいいのです。


全然動かさないと血栓ができるので、足首を曲げたり伸ばしたりする「ポンピング」運動や

ももから足をあげる運動もしています。

10日たってやっと痛みが取れ始めてきた感じです。

この調子ではやく痛みが無くなってほしいとおもっています。



さて、その足を折った時、群馬県の赤岩六合村というところにいました。

養蚕農家群で重伝建になっている村で、

横浜の原三溪市民研究会の有志の方たちと見学することになっていたのです。

しかしその場所に着いてすぐ、凍っているところですべって動けなくなってしまったので、

皆には見学にいってもらいました。


あとで聞くとその時NHKの取材が行われていて、皆も取材を受けたということです。

それが今度の火曜日に放送されるそうです。


前橋放送局のHP(←クリック)に放送内容がでています。

アナウンサーは小野澤さんだったんですね。

知っている方だったのでお会いしたかった。

でもその時私はひたすら痛みをこらえて

救急車が来るのを村の入り口でじっと待っていたのでした。


皆がどんな感じで見学していたのか見れるので、楽しみです。


 「こんにちは いっと6けん」

 NHK総合テレビ 2010年3月16日(火)

 午前11:05~11:54


「トランヴェール」3月号

2010-03-14 11:13:54 | 原三溪市民研究会

「トランヴェール」という新幹線の中の座席の所にあるJR東日本のフリーペーパーをご存知でしょうか。


たまに新幹線に乗ると、楽しみにしていつも読んだり、

気に入れば「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあるので、持って帰ってきたりしていました。



3月に入ってすぐ、新幹線通勤をしているinaさんからメールが入って、

「なんと3月号は近代化日本シルク紀行ということで表紙も富岡製糸場の水彩画です!」

と教えてくれました。


彼女から昨日トランヴェールが送られてきました。


 2010_120 「トランヴェール」3月号 表紙 



中をみてみると

「特集 近代化日本シルク紀行 上州、信州、横浜。絹産業遺産を歩く」

となっています。


上州はいわずと知れた、

富岡製糸場、そして高崎の新町紡績所、安中の碓氷社とめがね橋、養蚕農家の富沢家住宅。


Train_vert126 Train_vert127 上州のページ



信州に行き、

上田では信州大学繊維学部と現在も経営されている上田蚕種株式会社。


岡谷では、

林家住宅、片倉組の本社屋、温泉保養所の片倉館。


そして横浜となり、

生糸商人達の栄枯盛衰が語られ、原善三郎や中居屋重兵衛がとりあげられています。

最後が原富太郎(三溪)。


 Train_vert125 原三溪のページ



この冊子は結構読みでがあり、文章も端正でわかりやすいのですが、

今回も監修がそれぞれ第一人者であり、初心者が読むにはとてもいいし、内容も的確です。

写真がいろいろ工夫が凝らされており、

未知の人にはイメージをふくらませるような感じに仕上げてあるようにおもいました。

これを読んで、JRを使って現地に行ってみましょうというのがコンセプトでしょうから。



生糸に関する特集で上州、信州と横浜が一緒に取り上げられることは少なく、しかも、

私がかかわっている富岡製糸場伝道師協会と原三溪市民研究会の

両方に関することが一遍に載っているいるなんて、驚きです。



原三溪の記事で特徴的なのは、彼のことが次ぎのように書かれていること。

「富太郎(三溪)は生糸貿易で得た富を社会に還元し、公のために尽した気骨あふれる企業家だった」

いままでは三溪園を中心に文化人としての面のみ強調されることが多かったが、

今回はじめて生糸業界全体の尽力や関東大震災の復興会長として奔走したことがきちんと書かれていた。


これは絶対『原三溪翁伝』を読んで書かれているとおもわれ、とてもうれしかった。