堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

講演会「速水堅曹を語る」

2014-08-16 04:51:11 | 勉強会、講演会

講演会のお知らせです。

群馬県前橋市の主催で速水堅曹の講演会がおこなわれます。



「日本製糸業の先覚 速水堅曹を語る」

  日 時:2014年8月30日(土)

        午後1時30分から3時30分

  会 場:群馬会館大ホール 群馬県前橋市大手町2丁目1-1

                    前橋駅より徒歩30分 TEL027-226-4850

  定 員:200名 

  入場無料 事前申し込み

  観覧申し込み先:前橋市文化国際課 歴史文化遺産活用室 

             電話 027-898-6992


  第1部 講演 「藩営前橋製糸所と速水堅曹」

        石井寛治氏(東京大学名誉教授)

    ―休憩ー

  第2部 シンポジウム

        内海孝氏(東京外国語大学名誉教授)

        石井寛治氏(東京大学名誉教授)

        速水美智子

        司会:手島仁(前橋市歴史文化遺産活用室長)



 

    041_2  ちらし表


   

    042_3 ちらし裏



速水堅曹とは、どういう人物か?

今、日本で一番堅曹のことを正しく評価されるお二人の先生です。

ご興味のある方には、ぜひお聞きいただきたいとおもいます。

おこがましくも、私もシンポジウムのほうに出させていただきます。


『速水堅曹資料集 -富岡製糸所長とその前後記ー』 ¥8,200

の発売も記念して、

会場で販売させていただきます。(会場割引があるかも)



いままでコツコツと調べてきた事が本になり、

これ以上望めない方々に速水堅曹のことを語っていただけるとは、本望です。


ワクワクうれしい気持ちとソワソワ落ちつかない気持ち、

こんなことが人生であるのだろうかとフワフワ不思議な気持ち、

すべてがごちゃ混ぜになった精神状態で

一日一日が過ぎています。

 

 



講演のお知らせ

2014-06-03 01:35:36 | 勉強会、講演会

昨年の4月に東京農工大学の繊維技術研究会で講演をさせていただきましたが、

ココ 

今月17日にまた、お話させていただくことになりました。



  日時: 6月17日(火) 10:00~12:00

  場所: 東京農工大学科学博物館 3階講堂

      HPはhttp://www.tuat.ac.jp/~museum/information/guide.html


  演題: 「富岡製糸場をめぐる人々 ー速水堅曹を中心にー 」 


入場無料でどなたでも聴講いただけます。


東京農工大での講演会

2013-04-22 01:48:33 | 勉強会、講演会

4月16日(火) 東京農工大学で講演をしてきました。

繊維技術研究会の主催です。

演題は「製糸界の元勲といわれた 速水堅曹の生涯」



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013 会場の科学博物館



当日は朝7時半には家をでました。

天気もよく、時間通りに「東小金井」の駅に到着。

群馬から駆け付けてくれた友人のIさんとおちあい、二人で会場の科学博物館へ。


3年前に訪れたときより、昨年リニューアルをされて建物内部はとてもきれいになっていました。

すぐに担当者とパワーポイントの操作の確認をして、講演の準備をしました。


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だんだんと会員の方があつまり、私の友人、知人、娘もきてくれました。

皆遠くからきてくれて、ほんとうにありがたいです。

感謝、感謝です。



1時間半の話では堅曹の人生を追いながら、

堅曹はなぜ生糸にかかわるようになったのか、

彼の志や願いは何だったのか、

ということを伝えたいとおもいました。


たくさんエピソードをいれて、図版もたくさんつかって、

わかりやすくと心がけました。


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みなさん、熱心に聞いてくださり、うれしかったです。

質問もたくさんでて、わかる限り、お答えしました。



主催者からその日の夜にメールで感想をいただきました。


  本日は、多くの示唆に富んだ
  感動的なご講演をありがとうございました。

  講演会のあと、仲間内で
  「すごい話だったね。
  昨日まで腰に刀を2本差していた若侍が、
  百万の富人を百万人作る、と決心して
  国を豊かにしていこうと
  (製糸技術、製糸業界、製糸行政等々の)
  改革に向けて
  まっしぐらに活動する姿は、
  今のこの日本に必要だよ。
  政治家は、このような志を持って進む若者が
  出てくるような環境作りをすることこそが
  成長戦略そのものだよ。
  国会で特別講演してもらいたいほどだよ。」
  などと話しておりました。

  (後略)


まあ、国会は大げさとしても、とてもうれしい感想でした。

堅曹のことを全く知らない人が半数以上だったのですが、

このような感想をいただき、

堅曹の我が身を惜しまず、生糸改良に邁進した生き方は感動に価するものなのだと驚きました。

改めて、彼の生き方を客観的に見ることができました。



あとで録音を聞き返してみると、たくさん練習して話した講演よりも

あとの質問に答えているほうが、なんだか生き生きとしゃべっているような・・・。

(きっと普段の私はあんな風に堅曹のことを話しているんだ)

質問をうけて、勉強にもなりました。



講演後は皆で学内の食堂で昼食をとり、

午後は主催の会の方に科学博物館の見学を案内していただきました。


Cimg2107 博物館の見学


その日は友人たちと夜まで語りあい、講演も成功して、良き日となりました。



帰宅して夫に報告をすると、

きっと前の日に堅曹さんのお墓参りをしたからだよ、と言われました。

たぶんそうですね、力をいただきました。

あの世の堅曹さんに感謝です。


講演のお知らせ

2013-03-23 02:20:13 | 勉強会、講演会

来月、東京農工大学で講演をさせていただくことになりました。

農工大学付属科学博物館のボランティア団体である

繊維技術研究会が主催する講演会です。


入場無料でどなたでも聴講できますので、

ご興味のある方はどうぞ足をお運びください。

HPはここ



日時:4月16日(火) 10:00~12:00

場所:東京農工大学 科学博物館 3F講堂

    (JR中央線「東小金井」駅下車徒歩10分)

演題:製糸界の元勲といわれた 速水堅曹の生涯



科学博物館は養蚕や製糸の機械をはじめ繊維関係の展示では

ここにしかないものも多く、昨年10月にリニューアルされました。

ここも一見の価値ありです。


シンポジウム

2012-03-23 19:31:49 | 勉強会、講演会

3月20日

横浜みなと博物館「横浜港と生糸貿易」のシンポジウムに

出席しました。



それを取り上げた神奈川新聞のサイトはこちら

カナコロの3月21日記事(←クリック)


また神奈川新聞の記事は

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当日はお彼岸の中日で、春らしいいいお天気でした。

参加者も100名ほどということで、シンポジウムの会場には

たくさんの人が入って、知っている顔も何人もいらして、

うまく話せるかと緊張しました。


今回は横浜の地ではじめて速水堅曹のことを話すので、

どういう仕事をしたのか、堅曹の生き方、人物像などを話しました。

この内容をどうするかで、ずいぶん悩みましたが、

息子に「一番伝えたいことを話せばいい」と言われ、

堅曹の生糸一筋のブレナイ生き方を軸に話をまとめました。


履歴だけなら誰でも話せるし、調べればわかること。

それより自分が何年も調べて考えてわかったことを話せばいい、と

おもったのです。


はじめて速水堅曹という人物を知ってもらうには

ちょっとわかりにくかったかもしれない、と

終わってみれば反省も多々ありますが、

もし次の機会を与えられるのであれば、

よりうまく堅曹のことを伝えられるようにがんばろうとおもいました。


会場にきてくれた娘からのメールには感想の最後に

「やっぱりお母さんは堅曹に恋しちゃったのね!」でした。(笑)