昨日、靖国神社に行ってきました。
なぜか?
お参りに行ったわけではなく、
奥の「遊就館」に屋外展示してある大砲を見に行ったのです。
昨年末、堅曹の足跡をたずねて品川に台場跡を見学に行きましたが、
その幕末の台場に据え付けられていた大砲の実物がそこにある、と教えてもらったからです。
堅曹は台場で4ヶ月間大砲を撃つ練習をしていました。
それと同じものがある、といわれれば見てこないわけにはいきません。
さて、建物の前には左右に1台づつ大砲が置かれています。
向かって右側のがそれでした。
これは説明板によれば
「青銅八十封度陸用加農砲」(80POUND BRONZE CANNON)
というもので、湯島馬場大筒鋳立場で造られたものだそうです。
堅曹の日記には「八十斤大炮」と書かれています。
青銅製でピカピカです。
近づいてよくみると、実にしっかりとした重厚なものです。
ためしにちょっと持ち上げようとしましたが、もちろんビクともしません(笑)
80ポンド(=約36キロ)とは砲弾の重さのことだそうで、
それを詰めるだけでもきっと大変だったでしょう。
想像していたより、すごいな~、とおもいました。
これを扱っていた堅曹の姿がまたいろいろ浮んできました。