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ジョエル・コーエン監督『ブラッドシンプル/ザ・スリラー』

2009-05-16 16:46:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、ジョエル・コーエン監督、イーサン・コーエン製作、コーエン兄弟脚本の'99年作品「ブラッドシンプル/ザ・スリラー」を見ました。
 映画評論家が、これから見せるのは昔の有名なインディペンデント映画で、新たにデジタル処理をしたものであると言います。テキサスでは一人で生きていかなくてはならないと言う男の声。バーで働くレイとそのオーナー・マーティの妻であるアビーは、モーテルで浮気をします。その写真を撮り、マーティに見せる男は二度と現れるなとマーティに言われます。レイはマーティに話をつけに行きますが、マーティにアビーのことを侮辱され、自分の前に二度と現れるなと言われます。そしてレイの家にいたアビーはマーティに襲われますが、逆に指を噛んで撃退すると、マーティは復讐のために二人の殺しを男に依頼します。男は二人の死体の写真をマーティに見せ、報酬をもらうと、マーティを撃って去ります。それを発見したレイは、アビーの仕業だと思い込み、マーティを車に乗せて運び、畑に生きたまま埋めます。戻ってきたレイはアビーがとぼけているのだと思い、アビーの元を去ります。レイが荷造りしているところへアビーが行くと、レイはマーティを生きながらにして埋めたことを告白しますが、アビーはレイの元を去ります。レイはアビーの自宅の金庫の中に自分たちの死体の写真を発見しますが、誰かにつけられているのを感じ、アビーの自宅へ向かいます。そしてアビーが電気をつけたところをレイは男に射殺され、次いでアビーの命も狙われますが、アビーは窓から差し出された男の手をナイフで串刺しにします。男はもう片方の手で壁をぶち抜き、ナイフを引き抜きますが、アビーに射殺されるのでした。
 雨の夜のドライブ、家の中をうろつく犬、天井の扇風機、ねっとりした血、ナイフに貫かれた手などなど、不吉なイメージがここでも氾濫しています。銃で壁に開けられた穴から光が漏れる画面など、見ごたえのあるシーンも多くありました。こけおどし的なものも満載で、楽しめました。ヒッキコックの映画を好きな人にはオススメかもしれません。