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私の今年の10大ニュース

2008-12-31 14:48:40 | ノンジャンル
 今年も早いもので今日が大みそか。ということで、私の今年の10大ニュースを考えてみました。
1位「父、死す」 これは断トツで1位でしょう。葬儀場で過ごした時間に多くのことを考えることができ、自分のサイトでも「my proverb(私の格言)」のコーナーを作るなど、自分の人生を見直すいいきっかけになりました。また、念願の母との二人暮しが始まった年でもありました。
2位「仕事が1年続く」 当初はきつくて仕方がなかった介護のデイサービスの仕事も6月で1年を迎え、私が利用者として通うデイサービスでは、尊敬するスタッフのFさんから「継続は力なり!」という素晴らしい言葉をいただきました。
3位「ミスチルとの出会い」 これは年末ということもあり、上位にランクされましたが、かなり強烈な出会いになりました。これをきっかけにして、ミスチルとともに16年を過ごしてきたT・Tさんとの出会いもあり、これからミスチルの全アルバムを借してもらう予定です。ちなみに今も「SUPERMARKET FANTASY」を聞いています。
4位「エンタメ・ノンフとの出会い」 北尾トロさん、宮田珠己さん、そして高野秀行さんの素晴らしい著書と出会い、価値観の相対性を改めて学んだ一年でもありました。
5位「ポップミュージックのライヴにデビュー」 これまで木住野佳子さんのジャズ・ライヴには多く行かせていただいていましたが、今年初めてneco★さんのライヴに下北沢へ行き、そしてそこではせがわかおりさんにも出会えました。これからの展開に期待です!
6位「秋の京都、奈良を母と散策」 これは父の納骨のために京都の東本願寺に行ったついでに行ったのですが、まあその景色の美しいこと! 一生ものでした。楽しい思い出をたくさん作れました。
7位「千代おばさん、死す」 母が進学をあきらめて看病をしたことで、母だけでなく私のことも常に心にかけていてくれた、本当に仏様のようなおばさんでした。おばさんの死を一番悲しんでいるのは、お子さんたちの次には私の母なのではと思います。そのおばさんの葬儀のために別府に母と行き、おばさんの遺体と同じ部屋で、多くの親しい親戚の方々とお通夜を過ごせたことによって、本当に貴重な時間を過ごさせていただきました。
8位「ギター、始める」 デイケアのHくんに誘われて、ギタークラブに参加。マイギターも中古で買い、現在毎日練習をしています。目指すは、ミスチルの田原さん(?)。とにかく、うまくなりたいです。
9位「北京オリンピックで多くの感動をもらう」 その中では何といっても、女子ソフトボールで優勝した瞬間の宇津木元監督の号泣が印象に残ります。思わず聞いてて胸が熱くなりました。
10位「浅田真央ちゃん、グランプリファイナルで国際大会で史上初となるトリプルアクセル2つを成功」 これも最近のニュースでしたが、真央ちゃんは何と言ってもジャンプが美しい。私は史上最も美しいパフォーマンスを見せる選手だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
 こう書いてくると、何と映画のニュースが一つも入っていません。プライヴェートでいろんな事があったこともありますが、新しい映画との出会いに恵まれなかった一年であり、逆に音楽とは多くの出会いがあった年だと思います。
 長々と自分のことを書いてしまい、読んでくださった方がいらっしゃいましたら、お詫びいたします。最後になりましたが、皆さま、よいお年をお迎えください。今年一年、本当にどうもありがとうございました!

森田芳光監督『サウスバウンド』

2008-12-30 18:20:53 | ノンジャンル
 最近すごく涙もろくなってきました。先日見たパフュームの初の日本武道館ライヴの放送でも、最後にあ~ちゃんという女の子が、夢が叶ったと言って泣いているのを見て、いつのまにか一緒に泣いていました。若い頃は他の人が泣くような時でもほとんど涙を見せなかったのに‥‥。でも、これって、若い頃は自分を守るために必死になっていたのが、段々武装解除して自分に素直になってきた、また感受性が増した証拠であるようにも思えて、いいことなのではと思っています。皆さんもどんどん泣いてみたらいかがでしょうか?

 さて、スカパーの707チャンネル「日本映画専門チャンネル」で、森田芳光監督の'07年作品「サウスバウンド」を見ました。
 学生デモの写真。同級生に金をたかる小学生の黒木は、中学生の不良に金をたかられています。上原二郎の家は喫茶店をしていますが、両親の一郎(豊川悦司)とさくら(天海祐希)は学生運動の元活動家です。酔って帰ってきた長女の洋子に、一郎は小説の仕事が入ったことを教え、自分の故郷の西表島へ一家で引越し自給自足生活をすると言いますが、洋子は断ります。二郎と妹の桃子は母の金持ちの実家に遊びに行きますが、一郎はブルジョワと付き合うなと言います。二郎は黒木を不良の中学生と縁を切らせようとして、誤って相手に大ケガをさせてしまい、大騒ぎになります。さくらは突然西表島に行こうと言い出し、洋子を置いて一家は本当に引越してしまいます。一家は島民に歓迎され、原始的な生活が始まります。自然を謳歌する日々。しかし、しばらくして地権者の開発会社が家の立ち退きを迫ってきます。「西表島を守る会」は一郎とさくらに共闘を持ちかけますが、会のメンバーが内地の人間だという理由で、一郎は断ります。そこへ洋子が追っかけてきて、一家の生活に加わります。一郎はマスコミに徹底抗戦を宣言し、「西表島を守る会」も負けずに取材を受けます。会社は最後通告をした後、重機を持ち込んでバリケードを撤去しますが、落とし穴にはまります。しかし、結局会社の人海戦術で二郎一家は追い立てをくらい、一郎とさくらは逮捕されます。その夜、一郎とさくらは脱走し、翌朝、二郎たちが見送る中、幻の島へ向かって出帆するのでした。
 奥田英朗さんの原作を読んでいたので見ましたが、原作を大きく超えるものでもなく、大きく下回るものでもありませんでした。この映画の魅力はひとえに豊川悦司の魅力だと思います。この役者さんの魅力は非常に安定感のあるもので、どの映画でも等しく味わえるもののような気がします。ということで、豊川悦司ファンにはオススメです。

島津法樹『アジアン・ヒーローズ』

2008-12-29 16:37:51 | ノンジャンル
 18日発行の「R25」に「エコかっこいい」という言葉が出てました。当然、倖田來未の「エロかっこいい」のもじりだと思いますが、これってこれからのキーワードだなと思いました。月刊「ソトコト」などもいち早く目をつけてますが、ただの「エコ」ではなく、「かっこいいエコ」でないと、文化的な生活に慣れた人々には受け入れがたいのかなと思います。

 さて、島津法樹さんの'07年作品「アジアン・ヒーローズ」を読みました。骨董の仲買人をしている著者が、アジアで出会ったエピソードを描いた本です。
 ビルマで20億円以上もする器を発掘し大金持ちになりますが、発掘する際に書かれていた呪いの言葉に怯えるタイ人の話、宝石の仲買で財をなし、次から次へと女性を手に入れる生活をタイでした結果、若くして死んでしまった日本人の話、猿をわざと逃げ出させて同情をひいて観客から金をもらっていた老人に、日本に来て大金を儲けないかと持ちかけますが、猿の健康のことを心配した老人に断られた話、宝に手をつけた者には呪いをという銘文を読んで、宝に手をつけなかったことで、重苦しい思いから急に解放されたことを語ったタイの堀屋の話、そろそろ年齢的に終わりの近づいていた売春婦に、年寄りの外人と結婚して財産をもらう方法を伝授し、その通りに財産を手に入れた娘から、金を巻き上げるフィリピンの元売春婦の話、生活苦から幼少時に寺に入れられますが、女も知らずに一生を終わることを悲観して、40を過ぎてチベットの寺を出て、今では生活のために、中国の文革で破壊された、自分の修行していた寺から骨董品をネパールへ運んできている老人の話、戦争のために森が荒廃し、それまで収入源だった香木も取れなくなり、村を捨てて行く、ベトナムのジャングルの中に住む人々の話、インドネシアの南の島の小さな村で、過去の王様の宝物を発見し、それを持ち出す時に誤って人を殺してしまった父親から、死ぬ直前に事の真相を告白された息子の話、以上の8つのエピソードからなっています。
 会話の詳細まで書かれていて、どこまでが本当の話なのか、判然としない部分もありますが、いかにもありそうな話のオンパレードです。島津さんは他の著書でも、骨董の仲買人の面白い話を多く書かれているので、嘘とは思えませんが、嘘のように面白い話ばかりです。ノンフィクション好きな方にはオススメです。

クリント・イーストウッド監督・主演『トゥルー・クライム』

2008-12-28 15:50:02 | ノンジャンル
 昨日の夜、NHK・BS2で放送された、パフュームのライヴは、ひどい番組でした。カットがすごく多く、短いとろこでは1小節ごとに刻まれている始末で、フリが魅力のパフュームを見たい人にはフラストレーションのたまるものでした。彼女たちの最初の武道館ライヴをこんな形で放送したNHKのディレクターには、頭を丸めて出直していただきたいと思います。

 さて、クリント・イーストウッド共同製作・監督・主演の'99年作品「トゥルー・クライム」をDVDで見ました。
 凄腕で女好きの新聞記者エベレット(イーストウッド)と飲んでいた同僚の若い記者ミシェルは、翌日の夜に死刑にされる黒人のビーチャムを取材するはずでしたが、自動車事故で死んでしまい、その仕事をエベレットが継ぐことになります。ビーチャムに関するブリーフィングを受けたエベレットは、彼が無罪であることを直感し、死刑判決の決め手になった白人の証人に会い、その証言の矛盾点を突きますが、その証人から同意は得られません。エベレットはビーチャムに最後の面会に行き、当日のことを聞くと、コンビニでトイレを借りている時に銃声が聞こえ、トイレを出ると既に店員が撃たれていたと聞かされます。エベレットは検事から、現場に少年がいたことを聞き出し、ミシェルの実家でその少年の住所と名前を見つけます。そこへ行ってみると、その少年も黒人であり、3年前に殺されていました。負けを覚悟したエベレットは、自分の別居中の妻子を訪ねると、妻はもう疲れたと言い、エベレットに別れてくれと頼み込んで泣き崩れます。エベレットは禁酒禁煙を破り、バーのカウンターでテレビを見ていると、殺された女性がしていたペンダントを死んだ少年の祖母がしていたことに気付き、車を飛ばして少年の実家に行き、少年の祖母を証人として車に乗せて知事宅へ向かい、寸での所でビッチャムの死刑執行を食い止めることに成功します。事件は解決し、エベレットはまた女性に声をかけ、家族とクリスマスを楽しむビーチャムに街角で出会うのでした。
 実話に基づいた映画です。リアリティにあふれ、ブルーがかった撮影も素晴らしく、イーストウッドの好きなジャズ音楽もいい雰囲気を醸し出していました。冤罪、家庭といったことがテーマですが、スリルあふれる娯楽映画として見ても楽しめると思います。エベレットの上司役で白髪となったジェームズ・ウッズがイーストウッド映画にデビューしていました。イーストウッドの代表作の一つとなる映画だと思います。オススメです。

Mステ・スーパーライヴでのミスチル

2008-12-27 18:36:22 | ノンジャンル
 昨日のテレビ朝日で放送された「ミュージック・ステーション スペシャル・ライヴ」のトリとミスターチルドレンが務めていました。
 意識してミスチルをテレビで見たのは2回目でしたが、桜井さんの声が、歌っている時のかずれ声とは違って、いたって普通なのに驚き、また鈴木さんが背が高く、また頭が大きい(失礼)のにも驚きました。
 そして、演奏が始まると、若い女性ファンの表情が映しだされましたが、はじけそうなぐらいに嬉しそうな顔はまだ分かるとして、うっとりしてしまっている表情には違和感を覚えました。おそらく桜井さんの魅力にうっとりしているのでしょうが、ミスチルの歌は決してうっとりさせるような曲などなく、常にこちらを覚醒させる力を持っていると思います。ということで、これらの女性は完全に勘違いしているのではないか、というのが私の考えです。
 ミスチルの演奏では、他の出演者の演奏と違い、バックに巨大なスクリーンが表れて、上空からの地球の映像や無数の動物の肖像が写し出されたりしていて、メッセージを込められたものとなっていました。その辺のところも、聴いている人たちには汲み取ってほしいと思いました。
 演奏では、鈴木さんが終始はじけた笑顔で激しいプレイをしていて、バンドのムードメイカーといった立場を超えた、突出した存在感を示していました。曲の合間では「桜井さ~ん!」という歓声が何人もから上がっていましたが、もし私がいたら「鈴木さーん!」と大声で叫んでいたのではないかと思いました。というか、そのためだけに、ミスチルのライヴに行きたいとまで今は思っています。(ただ、チケットの入手が半端でなく難しいようですが‥‥。)おそらく鈴木さんへの声援を桜井さんは自分への声援以上に嬉しく思ってくれる気がします。ただ、もしかしたら、もう実際にライヴでは、鈴木さんコールに留まらず、田原さんコールや中川さんコールも起こっているのかもしれません。
 「GIFT」の演奏では、桜井さんが走り回って聴衆にアピールしていて、それが何か桜井さんの聴衆へのもどかしさを表しているようにも思えました。その辺に関しては、これからライヴのDVDを見て検証していきたいと思います。
 とにかく、いろんなこと考えさせられたミスチルのテレビ出演でした。