山下耕作監督の'70年作品『博奕打ち 流れ者』をWOWOWシネマで見ました。
「明治後期 九州―小倉」の字幕。殴り込みの道行きで、命を大事にするようにと若者の新吉(待田京介)を帰させた英次郎(鶴田浩二)らは、一宿一飯の恩義で相手の親分に傷を負わせますが、致命傷を負った仁輔は大阪で駄菓子屋をやっているという娘・菊に500円と詫びの言葉を英次郎に託して死に、やはり深い傷を負った市(水島道太郎)は途中で逃げた熊谷(天津敏)に命を助けられます。タイトル。
「金沢 5年後」の字幕。地元のやくざに草鞋を脱ぎ、ここの郭に来たという菊を捜しにやってきた英次郎でしたが、菊は1年前に東京の洲崎に行った後でした。
「東京」の字幕。英次郎が船乗り場ですれ違いざまぶつかった芸者の小秀(藤純子)は簪を落として割ってしまい、簪が割れると不幸が起きるという話を英次郎にしますが、弁償しようと言う英次郎に対し小秀は笑って立ち去ります。昔からの馴染みである木場政親分(内田朝雄)の元に草鞋を脱いだ英次郎は、小倉で名を上げた熊谷が金満組のニ代目に収まったと聞き、不信感を抱きます。そこに現れた岩佐は、木場の旦那衆を自分の賭場へ案内して若者同士がケンカした件について落とし前をつけろと木場政に因縁をつけ、木場に自分の賭場を開かせろと迫りますが、木場政は昔ながらの自分のシマだと言って断ります。
英次郎は洲崎に行きますが、菊は1年前に木場の旦那の後妻として身請けされたと聞きます。飲み屋で会った市は、熊谷に命を助けられた義理で、小倉での活躍を熊谷に譲り、今では血を吐きながら酒浸りの生活を送っていました。英次郎に会ったことを市が熊谷に教えると、熊谷はさっそく英次郎を呼び、小倉の件の口止めをしようとしますが、英次郎はそれはもう昔の話だと言って取り合いません。深酒をした市を家に運ぼうとした英次郎は、市の妹が小秀と知り、小秀は市が英次郎のことを褒めていたことや、自分の身の上話を英次郎にします。小秀に対して市のことをかばう英次郎。
しばらくして、熊谷が親分衆の集まりである菊駒(北竜二)一門と盃を交わすことになり、熊谷は盃の取り持ちを木場政に頼み、了承されますが、熊谷は裏で岩佐と組んで、木場政をつぶす算段をしているのでした。熊谷の過去を知っている英次郎は熊谷に盃の返上をするよう迫りますが、熊谷は聞く耳を持ちません。英次郎に東京を離れるように言う市。やがて小秀が菊の嫁ぎ先を見つけ、英次郎は菊に会いに行きますが、菊は父の勝手をなじり、仁輔から英次郎が預かった金を受け取ろうとしません。英次郎はとりあえず仁輔の供養に使わせてもらうと言って菊のもとを去ります。
簪を買って小秀に贈り喜ばれた英次郎でしたが、帰ってきた市は英次郎にすぐに出ていくように言います。英次郎に惚れるなと言う市に、もう惚れてしまったと言い、いつまでも市の世話をするのはもう嫌だと言う小秀。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
「明治後期 九州―小倉」の字幕。殴り込みの道行きで、命を大事にするようにと若者の新吉(待田京介)を帰させた英次郎(鶴田浩二)らは、一宿一飯の恩義で相手の親分に傷を負わせますが、致命傷を負った仁輔は大阪で駄菓子屋をやっているという娘・菊に500円と詫びの言葉を英次郎に託して死に、やはり深い傷を負った市(水島道太郎)は途中で逃げた熊谷(天津敏)に命を助けられます。タイトル。
「金沢 5年後」の字幕。地元のやくざに草鞋を脱ぎ、ここの郭に来たという菊を捜しにやってきた英次郎でしたが、菊は1年前に東京の洲崎に行った後でした。
「東京」の字幕。英次郎が船乗り場ですれ違いざまぶつかった芸者の小秀(藤純子)は簪を落として割ってしまい、簪が割れると不幸が起きるという話を英次郎にしますが、弁償しようと言う英次郎に対し小秀は笑って立ち去ります。昔からの馴染みである木場政親分(内田朝雄)の元に草鞋を脱いだ英次郎は、小倉で名を上げた熊谷が金満組のニ代目に収まったと聞き、不信感を抱きます。そこに現れた岩佐は、木場の旦那衆を自分の賭場へ案内して若者同士がケンカした件について落とし前をつけろと木場政に因縁をつけ、木場に自分の賭場を開かせろと迫りますが、木場政は昔ながらの自分のシマだと言って断ります。
英次郎は洲崎に行きますが、菊は1年前に木場の旦那の後妻として身請けされたと聞きます。飲み屋で会った市は、熊谷に命を助けられた義理で、小倉での活躍を熊谷に譲り、今では血を吐きながら酒浸りの生活を送っていました。英次郎に会ったことを市が熊谷に教えると、熊谷はさっそく英次郎を呼び、小倉の件の口止めをしようとしますが、英次郎はそれはもう昔の話だと言って取り合いません。深酒をした市を家に運ぼうとした英次郎は、市の妹が小秀と知り、小秀は市が英次郎のことを褒めていたことや、自分の身の上話を英次郎にします。小秀に対して市のことをかばう英次郎。
しばらくして、熊谷が親分衆の集まりである菊駒(北竜二)一門と盃を交わすことになり、熊谷は盃の取り持ちを木場政に頼み、了承されますが、熊谷は裏で岩佐と組んで、木場政をつぶす算段をしているのでした。熊谷の過去を知っている英次郎は熊谷に盃の返上をするよう迫りますが、熊谷は聞く耳を持ちません。英次郎に東京を離れるように言う市。やがて小秀が菊の嫁ぎ先を見つけ、英次郎は菊に会いに行きますが、菊は父の勝手をなじり、仁輔から英次郎が預かった金を受け取ろうとしません。英次郎はとりあえず仁輔の供養に使わせてもらうと言って菊のもとを去ります。
簪を買って小秀に贈り喜ばれた英次郎でしたが、帰ってきた市は英次郎にすぐに出ていくように言います。英次郎に惚れるなと言う市に、もう惚れてしまったと言い、いつまでも市の世話をするのはもう嫌だと言う小秀。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)