山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

山の幸

2014-10-08 | 食物
この時期の山の幸と言えば、
やっぱり松茸である。

しかしわが家の周りの山に松茸はないし、
高くて買ってまで食べようとは思わない。

あるのは栗と銀杏くらいである。
栗の木は2本枯れて1本しかなく収穫はわずかであった。

ところが銀杏は今年も豊作であり母は忙しい。
脚が痛いのに一日おきに拾いに行っている。

もう十分な量を拾ってきたので止めればいいと思うのに、
どうも全部拾わないと気がすまないようである。

水に浸けでおいてから流水で果肉を取り除く。
しかしこの作業が結構大変である。

素手ではかぶれるのでビニール手袋は必需品である。
そしてそれを天日で干してできあがりである。

川で洗って坂道を持って帰り軒下に干している。
お客さんがハァハァしながら上がって来られる道である。

洗ったときは茶色い殻も乾いてくると白くなる。
干しているときの匂いは強烈である。

これは酪酸やヘプタン酸が主成分で、
動物に食べらないための防衛手段のようである。



母は農産物直売所に出さないかというけど、
いろいろお世話になっている人にあげたい。

そのとき「銀杏の簡単調理法」というメモを渡すことにした。
 ・銀杏の殻の合せ目に割れ目を入れる。
 ・封筒に10個程度入れ二つ折りにする。
 ・折口部分を下にして電子レンジで1分間加熱する。

きれいな緑色でとてもおいしい♪