栗の天日干し？

地区内の最高齢(91歳）のおばあさんの家に
おじゃますると、庭先に栗が天日干ししてあった。

どうしてか聞いてみると、
「1日干してからゆでた方がおいしい」と教えていただいた。

冷蔵庫で冷やした方が甘くなると聞いているが、
天日干しで甘さが増すのだろうか？

昔ながらのおばあさんの知恵であり、
帰ってネットで調べてみることにした。

栗の保存方法をみると、やはり冷蔵庫のチルド室に、
乾燥を防ぐためポリ袋に入れて保存すると甘くなるとある。

検索に「天日干し」を追加すると、
一日天日に干し水分を抜いてから冷蔵保存とある。

たしかに余分な水分を抜けば甘くなるだろう。
冷蔵庫で冷やすと甘くなるのはなぜだろうか？

栗は種であり冬になるとエネルギーとなる糖を大量に生み出す。
そのため糖を作り出すアミラーゼが大増殖する。

そこで冷やすことによって栗に冬と勘違いさせて
アミラーゼを増やそうということらしい。

あっそうなんだと納得する。
母も天日干しのことは知らなかった。

母はとにかく早く食べたいタイプであり、
そんなことに関心がなかったのかもしれない。