17年ぶりに発行された京極夏彦先生の「百鬼夜行」シリーズ。
そりゃ大好きなシリーズですから。
しかしその17年前に出されたものが集大成だと思っていたので、新刊は素直に嬉しい。
しかしその17年前の本が楽しくない話しだったのでなんとなく読むのが怖くもあり、
今回は図書館の順番待ちで借りたため今頃読むことになった。
我が地区の図書館は二週間しか借りることが出来ない。
週末の電車だけでは絶対読み切れないと思われる829ページ上下二段組の
ボリュームを前に大いに怯んだ。
そしてとっつきにくい最初…。
しかし読み始めると面白さに一気に引き込まれ、読むのを止められず一気読み。
そう、文自体が京極先生独特のちょっとシニカルでクスッと笑える文体なのですよ。
やっぱりこの本は買おうっと。
そしてシリーズの最初から再び読み直そうと思ったのでした。
読みたいと思った方もどうかシリーズの最初から読まれた方が読みやすいと思われます。