テリー・ファンクが亡くなったと聞き驚いていたら、今度はブレイ・ワイアットの訃報である。
こちらはまだ30代だったはず。
若いし、活躍も直近だったためにさらに驚いた。
もう10年くらい前になってしまうのか、3人組でWWEを席巻したワイアット・ファミリー。
ワイアット・ファミリーとはブレイ扮するアロハ姿に帽子のカルトの親玉と、
それに心酔する無口で何を考えているかわからない無口な大男二人の構成。
携帯電話のライトだけが輝く真っ暗な中をランタンを持って
サイケな60年代風の曲に乗って登場するのだが、その曲がとにかくカッコ良かった。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いの3人組のシールドとリングの上と外で対峙した時のワクワク感は
近年のWWE史上最高だったと思う。
その後も子供番組風の恐怖番組司会キャラ無痛のフィーンドとか、際物キャラで売ったが
本人が心を病んだという噂もあり、今年の一月に復帰戦をしたばかり。
有名なプロレスラーの父を持ち、太っちょで薄毛ではあるが端正な顔立ち。
美しい妻と子供に恵まれていたのに、リングアナの女性と不倫をするなんてバカ。
お亡くなりになった原因はコロナによる持病の心臓の悪化だという。
まだアメリカでコロナは絶えていなかったのね…。
「ブレイ・ワイアット」と聞いただけで「ああ、ランディオートンに家を燃やされた」
「アンブローズに椅子を壊された」「フィーンドでセスと変な試合したっけ」
「シナと讃美歌子供」そして「レッスルマニアの花道にCGで巨大なゴ〇ブリ」。
頭の中に出て来る出て来る思い出の名場面迷場面の数々。
当時は「くだらないギミック」と切り捨てていたけどこれほど刻み込まれていたとは
やはり衝撃度は大きかったのだ。
心よりお悔やみ申し上げます。
WWE pays tribute to Bray Wyatt: SmackDown highlights, Aug. 25, 2023