ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

DEDICATION

2020-09-04 00:02:33 | 過去
イアン・ミッチェルが亡くなったというニュースを聞いて驚いている。
はー、あんなに若く美しかった彼もそんなお年頃になっていたということか。
時の移ろいは早い。

私が中学生になった時にベイ・シティ・ローラーズというスコットランドのバンドが
突如日本で大ブームになったのだ。
ファンの子はローラーギアと呼ばれる袖付きつなぎにタータンチェックが入った服を着て
街を闊歩していたものだ。
イアンは人気絶頂の時に抜けたアランの代わりに入って来た、なぜかアイルランド人。
とにかく可愛く美少年だったが、わりとあっと言う間に脱退し
ロゼッタストーンというバンドを作った。そっちに流れたファンも多かったな。

私はすぐQUEENに流れてしまったけど、ローラーズの軽いポップも好きだった。
特にその頃出た「青春に捧げるメロディー」という白いLPレコードは、
隣のクラスの女の子に借りてダビングしたことをよく覚えている。
タイトルロールの「Dedication」(邦題が「青春に捧げるメロディー」)は
LPではイアンが歌っていて、シングルではメインボーカルのレスリーが歌っていたが
この歌に関してはイアン版の方が好きだ。
そっけない、ぶっきらぼうな感じが大仰な曲にフィットしている。

ベイ・シティ・ローラーズBay City Rollers/青春に捧げるメロディーDEDICATION(vo. イアン・ミッチェル) (1976年)

こうやってよく知るスターがお亡くなりになって愕然とするというのも
年を取ったらあるあるなんだろうね。
寂しいね。