ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

hell

2019-06-07 00:04:31 | 教室
私の生徒に小学二年の女の子がいる。
とにかく高い声でよくおしゃべりする。いわゆる「おしゃまさん」なのだ。
しかしこの前の教えの最中、低い音を「地獄みたいに弾いて」と言ったら
「地獄って何?」と問われてしまってビックリ。
地獄知らないの?じゃあと聞いてみたら天国も知らないという。
もしかして今の教育では宗教的配慮で教えないのかしら?
それとも怖いとトラウマになるかもしれないと避けてる?
私の世代では地獄絵図というおどろおどろしい絵を見せられて
「悪いことをするとここに落ちるから」と赤い色が生々しい血の池地獄だの
安達ケ原だのを指されて恐怖に慄きつつ育ったわけだが。
学校でもご家庭でも教えないことを私が教えるのもどうかとは思ったが
「それはどこにあるの?」と聞かれたので「死んだら行ける」とだけ教えた。
そして「どんなところなの?」と聞かれ、まさか「血だらけ」とも言えないので
「ひたすらいじめられるんだよ」と言ったら黙ってしまった。
やはりダメなのか?

今日のニュースでフランスではノルマンディー上陸作戦の日に、
それを高校生が隣国の高校生に説明し理解を深めるということをしたとやっていた。
高校生たちも戦争について深く勉強し、その土地の当事者の話しを聞くことで
恐ろしさを身で受け止めたようである。
避けてばかりだと全く想像すらできなくなると思うのだが。
すごい戦闘戦略ゲームをオンラインで小学生がやっているが、これってどうなんだろう?
リアルって違うものなのだが、わかるかなあ。