ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

ゴッドハンド

2006-02-02 08:35:20 | 日常
朝刊を見たら、ご無沙汰の「杉花粉状況地図」が始まっていた。
そうか、二月になったのか。
今年は散布が少ないといわれているが、皆無と言うわけではないからな。
溜息しか出ない。

先週からバランスの悪い左足がしびれてきたので、ヘルニアなんかになってしまう前に
とりあえず行ってきた、例の鍼灸院に。
前に行った時に散々書いたから覚えている方も多いと思うが、ここはゴッドハンドを持つ
カリスマ院長と、格闘技系の屈強な男達が立て膝ついてエスコートしてくれる魅惑の治療院だ(笑)。
しかしカリスマ院長がすごい男で、治療以外のサービスにも異常に目配りが効くので
他の助手達はいつでも戦々恐々で、タイマーなど鳴ったらば止めるために狭い部屋を
全力で駆け抜け風が起こるというピリピリムードだったのだ。
他の患者さんは人生経験豊富なご老人ばかりなのでそんなムードをヘとも思わない
ようなのだが、私はいたたまれなくなり前回は早期リタイヤした。
しかし行き続けていた家の母の情報によると、結局助手は全員やめてしまい、
今は残った女の助手と見習いの子だけでやっているという。
んーなら大丈夫だべと訪れてみれば、院長は相変わらず腹の底から
「おはようございますっ!」と元気に挨拶。相変わらずのやり手ぶりだ。
この人のすごいところはやり手でありながら、胡散臭いところが無いところなのだ。
老人の繰言に困る医者も多いだろうが、ここの院長はきちんと応対し続けるのだが、
老人の方でオーラに圧倒されるらしく良い具合に切れるのだ。
そして老人に対する過剰なまでのサービス精神。
「面倒くさいなー」「忙しいんだから」などという態度を一度も見たことが無い。
心底老人に尽くしている感じだ。
それでいてお会計の値段を聞いて驚いた。
「今日は月初めでお灸が無料です。だから160円です」って…。老人価格だとしても破格だ。
そして私の番、すげーよ、ゴッドハンド!
なんかねー、肉厚な手の平から暖かい何かが出ている感じなのだ。
気持ち良いなんてもんじゃない、終わって身体が確実に軽くなった。
私は受けた事が無いが院長の針もまたすごいらしい。受けてみたいものだ。
私の痛みもヘルニアどころかまだまだ初期の坐骨神経痛らしく、
そんなにかからないようだった。ヨカッタヨカッタ。
まだ院長の針のお世話になるには早いらしい。