事業再編に関心が高い明治製菓の皆さん
明治HDは、明治乳業と明治製菓の経営統合によって、もくろんでいたシナジー効果(相乗効果)が達成できていない状況を踏まえ、この4月1日から、新たな事業再編を行い、利益を追求していくという。明治製菓の菓子部門を明治乳業に吸収して、「株式会社 明治」に商号を変えていく。もう一つの事業である薬品部門は、「Meiji Seikaファルマ」に改称していくものです。
2月10日に発表された4月からの役員体制を見ると、親会社「明治HD」代表取締役社長には佐藤尚忠氏が継続。代表取締役に現・副社長浅野茂太郎氏、副社長は退任。現在10名の役員を8名体制にする。昨年の株主総会で役員報酬は10名で10億円の回答。内、佐藤社長は1億2千400万円。益々報酬が増えていきます。新会社「(株)明治」社長には、現・明治乳業の浅野茂太郎氏が就任。役員は40名体制(明乳出身25名、明菓出身15名)。暫定的スタート故ゆくゆくは整理されていく。「Meiji Seika ファルマ」社長は、松尾正彦氏で運営されていきます。
特に、佐藤社長は、両子会社の取締役にも入って目を光らせる念の入りようです。
支援共闘会議と争議団は、明治製菓全国6事業所に働く皆さんへ、2回目の宣伝・要請を準備していることに先駆けて、3月1日、明菓・関東工場前で、埼労連・小石副議長、地元坂戸・鶴ヶ島地区労・橋本事務局次長、他の団体の支援を受け15名で、11時30分から13時まで宣伝・要請を行いました。
あいにく、東武東上線池袋から発車直前に、途中駅での人身事故によって1時間20分も足止めをされてしまい、地元の皆さんと宣伝に合流できませんでした。改めて、持参したチラシで、帰宅する婦人労働者の皆さんに声をかけると、多くの方が手にして、事業再編についての説明がありましたよと返事などありました。
要請書を持って、守衛を通して申し入れを行い、この時間帯において取り継ぎはできず、すべて守衛が対応させていただいています。責任もって責任者へお渡ししますという真摯な応対でした。
明治乳業の対応と比較して、なんとまあ~企業体質が違います。