海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「不満な下層」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2007年01月28日 | 貧困問題と食糧問題
この研究は、「家族を強くする」フォーラムの委託で、アレンスバッハ世論調査研究所が行った。この研究は、単純な社会階層における家族内の共同生活を調査した。その際、16才から59才までの1,790人の回答が、評価された。いわゆる階層所属をアレンスバッハ研究所は、学校教育、収入、職業および面接者の評価についての回答者の陳述に基づいて決定した。
回答者の63%は、自分の人生で多くのことが違っていたら良かったと述べた。「私たちには、しばしば、金銭上の問題があった」と52%の人が述べた。30%の人間が失業しているある階層では、職業は、それより上の階層の人よりもはっきりと少ない意味しか持たない。回答者の約半数は、職業は彼らには多くの意味があると述べた。上流階層では、回答者の64%がそう述べている。
下層階層の経済的負担は、共同生活にも影響している。下層階層では、金銭を巡る争いが21%と2倍も多い。より収入の多い階層では、金銭を巡る争いを挙げた人は、12%に留まる。回答者の45%は、教育で体罰を受けたと述べた。
[訳者の感想]ドイツは日本に比べると社会階層の区別がはっきりしていると思いますが、
職業についての満足度も所属階層によって大きく異なるようです。それにしても、学校で体罰を受けたと言う人の数がかなり多いのに驚きました。この「教育」(Erziehung)というのは、家庭での「躾」も入っているのでしょうか。
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