海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「ナイジェリアでキリスト教徒が虐殺された」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2010年03月09日 | アフリカの政治・経済・社会
ナイロビ/アブジャ/ニューヨーク発:ナイジェリアにおけるキリスト教徒とイスラム教徒との間の新たな衝突が国際的な憂慮を引き起こした。プラトー州の騒擾において、役所の公表によると、昨日、日曜日に、500人以上が命を落とした。バン・キムン国連事務総長は、両方に対して暴力行為をしないように呼びかけた。「この國の政治的宗教的指導者達は、集まって、暴力の原因に対する永続的な解決案を作るべきだ」と月曜日に彼は提案した。
法王庁は、流血の対決に驚いたと言った。ナイジェリアにおける「残酷な暴力行為」に関して、「痛みと憂慮」を抱いていると広報官は述べた。イタリアの通信社「アンサ」は、「だが、問題は、宗教上の暴動ではなくて、社会的な暴動である」という法王庁の広報官フェデリコ・ロンバルディ神父の言葉を引用した。
ドイツ連邦外相グイド・ヴェスターヴェレは、すべての関係者に「非常な思慮深さ」を発揮するように呼びかけた。「私はナイジェリアの責任者が平静さと秩序とを取り戻すために、あらゆる手段を取ることを要求する。」
月曜日に明らかにされたところでは、騒動で、最初に想定された以上に多くの人間が殺された。その際、3時間に、500人以上のキリスト教徒が、刀や斧で殺されついでに焼かれたと官憲は伝えている。
「人々は、斧・短刀・刀で武装して、襲いかかった。被害者の多くは、子供、老人、妊婦であった」と政府の報道官は述べた。200人以上の被害者がジョスの病院で手当を受けた。
プラトー州知事の報道官は、フラニのムスリム系遊牧民がキリスト教の攻撃に責任があると述べた。官憲は、95人を逮捕した。攻撃に参加した人の数は、300名から500名に及んでいる。(以下省略)
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