海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「身分証明書に指紋を登録」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2008年07月23日 | 政治と文化
連邦内閣が水曜日に閣議決定しようとしている新しい電子身分証明書は、2010年11月1から公布される予定である。指紋の読み込みは、パスポートの場合と違って、義務ではないということを社会民主党は貫いた。希望によっては、二つの指紋押捺が記憶され、それを警察と国境警備隊とは、参照できる。
「われわれは頭のいい解決策を見つけた。だが、当然、われわれはまだ確信できる仕事をしなければならない」とヴォルフガング・ショイブレ内務相は言った。中心になる登録所はないが、幾つかの登録所は、国家の「いわゆる収集欲によって不安定になっているそうだ。「市民のためのサービスが問題で、国家の全能幻想は問題ではない」とショイブレは述べた。彼は時間の経過とともに合理的な考察を希望していると述べ、国民が指紋採取するように忠告した。これによって、素早く同定することや証明書をパスポートの代わりに使用することが可能になる。
小切手帳サイズの新しい証明書は、生体認証付きのパスポートより安価であるそうだ。作成料金は59ユーロ(1万1千円)かかる。補足の料金を払えば、ドイツ語のカード上のチップに「電子署名」を書き込むことができる。それ以外に、無料のインターネット確認用のデータを書き込む余地がある。それによって、オンライン取引の際、パスワードが不必要になる。
この点に保険会社・銀行・通販会社・鉄道会社・交通団体などが関心を持っている。利用者は、もちろん、家庭のパソコンでは、暗証番号と読み取り機械を使用する。オンライン・バンキング、あるいはインターネットによる注文の際は、利用者は、身分証明書を読み込み暗証番号についてのデータを提出しなければならない。
さらに、新しい証明書は、16才以上のドイツ国民には作成が義務づけられる。身分証明書は、古い身分証明書と同様、10年間の有効期限をもっている。紛失したり盗難に遭ったりした場合は、電話によるホット・ラインで直ちに有効性を取り消さなければならない。住所変更は、電子的には書き込むことができない。役所は、新しい住所をこれまでと同様貼り付けなければならない。
[訳者の感想]ドイツ人は昔からパスポート以外に身分証明書を持っていたようですが、今度は電子化が進むようです。住所変更だけは貼り付けというのは妙ですね。犯人を特定するのは早くなるでしょうね。
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