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ニア  「その発想が異常だと思うよ」

キングオブコント2008

2008-10-05 22:29:34 | Diary_7
キングオブコント2008を観た。
狙いがあからさま過ぎてちょっと引いたわ。
番組が終わってからこういうことを書いても説得力がない上に、カッコ悪くもあるんだけど、
バッファロー吾郎が、バナナマンと決勝戦を戦った上で優勝するって筋書きは読めてましたわ。

所属事務所のバランスが意図的すぎて思惑が丸分かり。

チョコレートプラネット (吉本興業/東京)
ロバート (吉本興業/東京)
天竺鼠 (吉本興業/大阪)
2700 (吉本興業/大阪)
バッファロー吾郎 (吉本興業/大阪)
TKO (松竹芸能/大阪→東京)
ザ・ギース (アッシュ・アンド・ディ・コーポレーション/東京)
バナナマン (ホリプロ/東京) 

まず「天竺鼠」・「2700」・「チョコレートプラネット」の3組は吉本若手の拍付けとしてエントリー。全員が4~5年目でそろそろテレビで売り出して行きたい感じじゃん。付け加えて言うなら、同じ吉本でも大阪吉本から2組、東京吉本から1組と枠を分け合っている。「ザ・ギース」は非吉本の若手枠でエントリー。これは若手拍付け枠を全て吉本で固めてしまうと、あからさますぎるというバランス感覚から納得が行く。

次に「TKO」。これは東京進出を成功させるための拍付け。現在TKOは「5度目の東京進出」とか言われて、在京制作番組に多く出演しており、東京での地盤を固めようしている真っ最中だけど、今回のエントリーもその一環。なんとか東京でTKOを定着させたい事務所の意向が伝わってくる。

「ロバート」「バナナマン」は客寄せ(視聴率)要員。この2組は、いずれもコントの面白さに定評がある。彼らがキングオブコントのファイナリストに残っているということで、大会の権威に説得力が出てくる。視聴者に「やっぱこの大会は相当な実力者じゃなければ勝ちあがれないんだ」と思わせることができる。

で、最後に肝心の「バッファロー吾郎」。彼らも人気・実力を兼ね備えてはいるんだけど、いかんせん本拠地が東京ではない。大阪では確固たる地位を気づいているけど、東京ではまだまだって感じだ。そこで東京進出の足がかりが欲しくなる。無論その足がかりとは、この大会に他ならない。

キングオブコントに優勝することで、「バッファロー吾郎」の名前を一躍全国区に押し上げることが出来る。大会では「ロバート」や「バナナマン」と言ったトップスターを倒すわけだから文句の付けようもない。

そうやって考えていくと、決勝戦に残るのは必然的に「バッファロー吾郎」VS「ロバート」or「バナナマン」になるわけだが、ロバートは吉本興業の所属だ。さすがに吉本どうしでの決勝戦だとやらせクサくなってしまうから、消去法で非吉本のバナナマンがバッファロー吾郎と最終決戦を戦うことになると…。

キングオブコントはM-1などと違って、一般観客には採点させない方式を採用しているから、思い通りに順位付けが出来るしなぁ…。最初からバッファロー吾郎のための大会としか思えないわ。

今後、バッファロー吾郎は東京での仕事が増えて行くと思われるので、それをニヤニヤしながら見守るとしよう。

…なんかここまで書いて恥ずかしくなってきた。
たかがバラエティに、俺は何をムキになっているのだろう…。

追記:
個人的にバッファロー吾郎は好きな芸人です。
彼らのマニアックトークは面白いと思うよ。