あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

狼と香辛料はけっこう面白かった

2008-09-13 21:42:07 | Diary_7
いまさらながら「狼と香辛料」を観る。全13話をいっきに視聴。
なかなかどうして面白かったよ。評判の良さも納得だわ。商売というテーマを切り口にした企画の勝利だね。
儲け話ってのは単純にワクワクできるよ。まあ所詮はライトノベル原作なので、多少強引な展開もあったりするんだけど、
それゆえのイージーさっていうか、肩肘張らない感じが良かったりする。

作中のヒロインにして人気も高い「ホロ」についてなんだけど、俺的にはあんまりヒットしなかったな。
ホロはどういうわけか「わっち」とか「ありんす」とかいった廓ことばらしきしゃべり方をするんだけど、なんか場面と合わないんだよなぁ…。
おそらくは単純な「萌え要素」としての言葉遣いで特に深い意味はないんだろうけど、商売の世界で廓ことばってのはちょっと変だよ…。
それ以前の問題として、そもそもホロのキャラ設定が俺の好きなタイプじゃないんだけどね。

個人的にはもうちょっと脇キャラに狡猾さが欲しかったかなぁなんて思いましたわ。
物語後半で、萌え要員としてノーラ・アレントなる羊飼いの女の子が登場するんだけど、彼女にはもうちょっと頑張って欲しかった。
ノーラは素直な子として描かれるんだけど、もうちょっと女の武器っていうか
「実は素直さは演技」みたいな設定があったら面白かったのにとか思っちゃった。

まぁしかし、全体的に観ればなかなか寡作だと思うよ。
観ても損はない感じでした。

追記:
この作品は音楽が良かった気がするわ。
劇中のBGMもなんかそれっぽかったしね。
個人的にはEDがお気に入り。牧歌的で良い感じ。