いわゆる大物のほとんどに出会えたので、最近はハタ科のハナダイの美しさに魅せられている。セレベス海、フィリピン、沖縄のきれいな珊瑚の海でカラフルなハナダイたちが僕の目を楽しませてくれた。
一方、伊豆半島には我が国の固有種といわれるハナダイの仲間「サクラダイ」がいる。サクラダイといっても春に獲れる真鯛のことではない。水深30mほどの深場に生息し、体長は15cmぐらいで、鮮やかな赤色の体表に桜の花びらが風に舞い散っている如き斑紋があり、とても風情がある。和風で、いかにも日本本土に産するハナダイといった感じが、僕はとても気に入っている。
東海、関東地方を直撃した台風9号のせいで、まだ9月半ば、例年だと水温は22~24度だというのに、19度を切り、ポイントによってはそれ以下で、5ミリ厚のウエットスーツにフード付きベストを着ていても寒くてたまらない時もあった。寒冷期用のドライスーツを来ているダイバーが何人もいたのには驚かされた。
でも、サクラダイに出会うと寒さは吹っ飛び、夢中でシャッターを押していた。ストロボの閃光に一瞬映える深紅に白い桜吹雪の模様。夢幻の世界に酔いしれるばかりであった。
一方、伊豆半島には我が国の固有種といわれるハナダイの仲間「サクラダイ」がいる。サクラダイといっても春に獲れる真鯛のことではない。水深30mほどの深場に生息し、体長は15cmぐらいで、鮮やかな赤色の体表に桜の花びらが風に舞い散っている如き斑紋があり、とても風情がある。和風で、いかにも日本本土に産するハナダイといった感じが、僕はとても気に入っている。
東海、関東地方を直撃した台風9号のせいで、まだ9月半ば、例年だと水温は22~24度だというのに、19度を切り、ポイントによってはそれ以下で、5ミリ厚のウエットスーツにフード付きベストを着ていても寒くてたまらない時もあった。寒冷期用のドライスーツを来ているダイバーが何人もいたのには驚かされた。
でも、サクラダイに出会うと寒さは吹っ飛び、夢中でシャッターを押していた。ストロボの閃光に一瞬映える深紅に白い桜吹雪の模様。夢幻の世界に酔いしれるばかりであった。