やや黄色みがかった乳白色に、わずかに青みを帯びた♂の裏面。不思議な色合いである。このような色彩をした蝶を他に知らない。シジミチョウとしては大型(前翅長20~21mm)なので、色彩と相まって、飛翔中、あるいは葉上、花上に静止中、を問わず容易に見分けがつく。
フィリピン中部・西ビサヤ地区のネグロス、パナイ、マスバテの3島からのみ知られる。僕がドイツの共同研究者、Schroeder博士、Treadaway氏と共に記載した新属・新種のシジミチョウで、属名に、母と共に僕の蝶研究の良き理解者であった父、松太郎の名を付けた。
学名は Matsutaroa iljai H. Hayashi, Schroeder & Treadaway
和名は、この不思議な色合いをオパールになぞらえて マツタロウ オパールフタオシジミ と名付けた。
僕は父の名を付けたこのシジミチョウの生態写真を撮ろうとネグロス島のカンラオン山(2465m)に通った。シジミチョウの王者たる貫禄にふさわしく、なかなか姿を見せない。毎年、時季を変えてカンラオン山に登り、3年目にしてようやく出会えた。高まる胸の鼓動を押さえて、シャッターを切った。
7日間の山行で、出現したわずか2匹(蝶仲間では2頭!という)の貴重な生態写真となった。
フィリピン中部・西ビサヤ地区のネグロス、パナイ、マスバテの3島からのみ知られる。僕がドイツの共同研究者、Schroeder博士、Treadaway氏と共に記載した新属・新種のシジミチョウで、属名に、母と共に僕の蝶研究の良き理解者であった父、松太郎の名を付けた。
学名は Matsutaroa iljai H. Hayashi, Schroeder & Treadaway
和名は、この不思議な色合いをオパールになぞらえて マツタロウ オパールフタオシジミ と名付けた。
僕は父の名を付けたこのシジミチョウの生態写真を撮ろうとネグロス島のカンラオン山(2465m)に通った。シジミチョウの王者たる貫禄にふさわしく、なかなか姿を見せない。毎年、時季を変えてカンラオン山に登り、3年目にしてようやく出会えた。高まる胸の鼓動を押さえて、シャッターを切った。
7日間の山行で、出現したわずか2匹(蝶仲間では2頭!という)の貴重な生態写真となった。