救急一直線 特別ブログ Happy保存の法則 ー United in the World for Us ー

HP「救急一直線〜Happy保存の法則〜」は,2002年に開始され,現在はブログとして継続されています。

日本救急医学会第19回中部地方会 総会・学術集会

2016年11月08日 22時19分15秒 | 救急医療

はじめに

 日本救急医学会中部地方会は、1984年10月に基盤団体が発足し、その後2005年に東海甲信地方会と北陸地方会の合併により、救急医療を支える地方会として発展してまいりました。この度、第19回日本救急医学会中部地方会学術集会の会長を務めさせて頂くこととなり、これまでの歴史を鑑み、一層の進展に尽力させていただきたいと考えております。救急医療の専門性を、医師、看護師、救急救命士、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士等で広く共有し、より質の高い救急医療への先進を目標とします。


 第19回日本救急医学会中部地方会学術集会は、テーマを「救急医療の伝承と躍進」とさせて頂きました。参加される皆さまが、多くの視点を獲得し、開かれた視野を共有し、拡大、発展、成長を目指すものとします。日常の発展を感知し、伝えたい躍動と再発見を維持することを提案します。「伝承」という名目で「パターン」あるいは「論」を投げかけ、救急領域に「躍進」のきっかけをもたらすことが期待されます。

 さて、救急領域はさまざまなパートにおいて、「躍進」の時期にあります。医師領域では、一般社団法人「日本専門医機能」の主導のもとに新しい専門医制度が検討され、現在、「社会が求める救急科専門医像」を確認する状況にあります。一方、救急救命士領域では、ショック、低血糖、心肺停止、高エネルギー外傷など、さまざまなプレホスピタル領域に進展があります。そして、看護領域では、特定看護、トリアージ、急性期初期評価などを含めて、救急専門看護領域が一層に進展しようとしています。その上で、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士の救急領域への連携と参加が、多職種連携として一層に期待されています。

 本学術集会では、救急医療を中部地方会として、伝承し、躍進することを目標とします。救急医療領域の診療・教育・学術のシステム化と発展に向けて、皆さまのご参加とご協力を頂戴したいと考えております。中部地方の救急医療の安定と丁重を祈念して、開催の挨拶とさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年9月13日 松田直之

 

教育講演について


モーニングセミナー 

1.急性期栄養ガイドライン2015 〜多職種連携に向けて〜

2.Teaching is learning:教えることは学ぶこと ~インプットとアウトプットの力学~

 

ランチョンセミナー

1.心肺蘇生ガイドライン2015 〜多職種連携に向けて〜

2.ARDSガイドライン2016 〜多職種連携に向けて〜

 

イブニングセミナー

ボイストレーナーから学ぶプレゼンテーションと発声法

※ イブニングセミナー「ボイストレーナーから学ぶプレゼンテーションと発声法」では,表情筋トレーニングを行いますので,手鏡をご持参下さい。

 

教育講演

1.外傷初期診療の工夫とポイント 

2.IVRのコツとポイント  

3.骨折および四肢切断の診療

4.学会特別企画:救急科専門医育成の新システム

5.脳卒中の診療と管理

6.消化器内視鏡の適応と実践 

7.循環器領域の救急診療のコツとポイント

8.Sepsis-3:敗血症性ショックの診断と治療

9. 救急診療における感染症対策

10. ERにおけるエコー活用術 

11. 精神科救急医療 

12. 救急医療の活性化と手術室連動システム

13. ERトリアージの理解を深める

14. 早期リハビリテーションの理解を深める

15. 看護特定行為の実践と課題

16. 救急看護部門のシミュレーション教育システム

17. 多職種連携 高齢者救急医療の現状と未来

 

CPRコンテスト in 中部

  

※ 心肺蘇生選手権 金・銀・銅 賞   採点基準はパンプレットを確認して下さい。

学生さん,医療従事者の皆さん,一般の皆さん,遠慮なく2名一組でご参加下さい。 

皆さまと連携して,充実した内容を提供できるように尽力させて頂きます。多くの皆さまに演題登録を頂きました。

当日は,モーニングセミナーもあります。当日は,多くの皆さまにお集まりいただきたいと考えております。


※ 医学生さん,看護学生さんも,どうぞ遠慮なく,ご参加下さい。

たくさんの教育講演,シンポジウム,一般演題を揃えております。

皆さん,どうぞよろしくお願い申し上げます。


※ 学術集会ポスター http://plaza.umin.ac.jp/jaam-chubu19/overview.html

 

追記 2016年9月27日,2016年10月18日,2016年10月20日,2016年11月08日(ポスター修正), 2016年11月28日 松田直之

後期 第17回日本救急医学会中部地方会 中部地域の救急医療に携わる皆さんの連携と連動として,「救急医療の伝承」そして「躍進する時代の救急医療」を,皆で考える1日となったように思います。教育講演,シンポジウムに加えまして,一般演題におきましても,素晴らしい報告をいただきました。中部地方,日本に,多くの救急科専門医が育つことを祈念しております。救急医療を教えることができるまでに先進するには,とても大変な力量や専門性が必要とされます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。 松田直之 2016年12月10日(土)

※ 本ブログは,救急一直線「グローバル化への道」より,2016年12月10日より「救急医療の社会との融和」として開始します。

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