救急一直線 特別ブログ Happy保存の法則 ー United in the World for Us ー

HP「救急一直線〜Happy保存の法則〜」は,2002年に開始され,現在はブログとして継続されています。

お知らせ 世界敗血症デー 2024 KYOTO

2024年07月01日 23時15分30秒 | お知らせ 講演会・セミナー

お知らせ 世界敗血症デー  

World Sepsis Day  2024  KYOTO  

9月8日(日)15時〜 京都駅4F広場 御参加ください

 

Global Sepsis Alliance 理事

WSD Kyoto 2024 プロデューサー

松田直之

専門領域:救急診療,集中治療,麻酔科学,感染症学,薬理学

 

会場:京都駅 室町小路広場(京都駅 4F 階段広場) 2024年9月8日(日)開催 

はじめに

 敗血症,これは感染症における「臓器障害の進展」という致命的かつ重篤な表現型です。敗血症は,微生物の繁殖過程での感染症として,心機能,血管機能,腎機能,脳などのすべての臓器の機能が低下していく病的状態(病態)です。あきらめますか? 現在,多くの医師が,敗血症の治療に当たるようになりました。私たちは,「敗血症」という言葉を用いて,本邦では「5疾病6事業」をより良く成功させようとしています。一方で,私の所属するGlobal Sepsis Alliance(GSA)は,世界の感染症および敗血症の専門家により2010年に結成され,発展途上国を含めて,世界各国で「敗血症」という病名と病態の認知を高め,感染症による「防ぐことのできる死亡」,すなわち感染症による「急変から生命を守ること」を目標としています。GSAは2012年より,9月13日を世界敗血症デー(World Sepsis Day:WSD)と定め,私も敗血症の救命活動を国内外で展開して参りました。本年も,2024年9月13日に,世界敗血症デー(WSD)を開催します。世界敗血症デーに向けて,各国の活動が広く期待されています。

敗血症を取り巻く現在の医療背景

 2024年4月より,「5疾病6事業」が厚生労働省の第8次医療計画として開始されました。これまでの2024年3月までも,第7次医療計画として,適切に管理するべき「5疾病」,つまり 1)がん,2)脳卒中,3)急性心筋梗塞,4)糖尿病,5)精神疾患,この診断と治療を充実させていくことが目標とされていました。一方,医療事業としては,私の専門領域である「救急医療」は極めて重要な役割を担っています。1)救急医療,2)災害医療,3)へき地診療(tele-medicineの応用の可能性),4)周産期医療,5)小児医療(小児救急医療を含む)が,2024年3月までの第7次医療計画における5事業でした。これらに加えて,2024年4月より,6)新興感染症等の感染拡大時における医療が,6事業目の事業として加わりました。2030年に向けた,より充実した人材育成,仕組み形成,そして管理指針が「救急医療」に期待されます。

 救急外来には,多くの感染症患者さんが救急車で搬入されてきます。この特徴は,1)緊急性回避,2)分散搬送です。緊急性回避は,死に直結する緊急事態ではない状態にして改善させてしまうことです。分散搬送は,緊急性のある複数の患者さんを救命救急センターに分散して搬送し,1ヶ所に抱え込ませないようにする仕組みです。このような救急搬送の中には,がんの急性増悪として感染症が関与している場合もあります。また,がん組織からの出血性ショックやがんの脳転移もあります。一方で,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の際のように,基礎疾患(1st stage)としての糖尿病は,感染症に罹患した後に敗血症として重篤化しやすく,微小敗血症(セミ・サイトカインストーム)などとしてさらに臓器障害を進行させてしまうことに注意が必要です。どうして,病気って悪くなるんですか?? 5疾病として挙げられた1)がん,2)脳卒中,3)急性心筋梗塞,4)糖尿病,5)精神疾患,そして4つの事業である災害医療,へき地医療,周産期医療,小児医療の全てにおいて,「救急医療」と「感染管理事業」は根底から深く関与します。そして2030年に向けて,本邦における救命救急センターにおける「骨折診療」は,高齢者のより良い日常を考える「第7の重要な事業ポイント」となることでしょう

 「Acute on Chronic」と私たちは呼んでいます。急に悪くなる「急変」,「慢性的疾患(生命の緊急性のない状態)の急性増悪」にも丁寧に対応するのが「救急医療」であり,この学問が「救急医学」です。ここに,感染症,出血,脳卒中,心不全,そして消化管機能不全などが複合的要因として関与してきます。何かある時に,これまでの慢性的状態がセカンドアタックを受け,これまでの病気が増悪という形で,「新たな病気の表現型」が作られていきます。

 

世界敗血症デー 2024 KYOTOについて

 Global Sepsis Alliance(GSA)は,世界敗血症デー 9/13,日本での活動として「世界敗血症デー2024 KYOTO」を企画しました。京都駅は,1日に約 35万人の通行があります。この京都駅を用いた「世界敗血症デー2024 KYOTO」を,2024年9月8日(日)に,京都駅室町小路広場で開催します。2024年においても,個々の皆さま,そしてさまざまな企業の皆さまと連携し,GSAは世界保健機関World Health Organisation:WHO)とも連携し,救急医療の発展に尽力してまいります。「世界敗血症デー2024 KYOTO」,皆さまのご支援とご参集を,心よりお待ち申し上げます。

世界敗血症デー募金の御願い

******************************************************************

募金 1口 3,000円:お一人10口までの御依頼

******************************************************************

三菱UFJ銀行  鶴舞支店(普)0352710

口座名 World Sepsis Day 京都 2024 幹事 松田直之

※ 世界敗血症デーの運営およびGlobal Sepsis Allianceの活動

******************************************************************

募金 どうぞ よろしくお願い申し上げます

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内 容

1.世界敗血症デー2024 KYOTO

 2024年9月8日(日) 15:00-20:00  

 

 1)セプシス講演 ライブ in KYOTO

   レクチャーライブ 10 YouYube配信 Naoyuki Matsuda MD, PhD

   講 演:松田直之

   ゲスト:尾身 茂 先生,神原颯大 先生

 

 2)オペラ 北里柴三郎 物語「ドンネルの夢」 抜粋版 18:30-19:30(予定)

 

World Sepsis Day in Kyoto Sep. 8, 2024 The Story of Shibasaburo Kitasato Opera “ Donner no Yume "

 

2.CBCラジオ きくラジオ 12:30~12:59

 

 熱中症スペシャル 2024年7月8日(月)〜7月12日(金) 

 きくラジオ パーソナリティ:松田直之/渡辺美香

 概要

 1)熱中症(7/08):気をつける時期と症状

 2)重症度(7/09):労作性熱中症と非労作性熱中症

 3)予 防(7/10):水分と塩分の補給

 4)複合性(7/11):熱中症と感染症の生体コラボレーション

 5)総復習(7/12):熱中症「1897年 森 鴎外と小池正直の時代からのタイムスリップ」

 

 感染症スペシャル「北里柴三郎と感染症」2024年7月15日(月)〜7月19日(金) 

 きくラジオ パーソナリティ:松田直之/渡辺美香

 概要

 1)コッホの4原則(7/15):北里柴三郎先生とコッホ先生の功績

 2)嫌気性培養(7/16):破傷風と救急医療

 3)ペストに関するエピソード(7/17):ノミとダニへの注意事項

 4)人食いバクテリア(7/18):劇症型溶血性連鎖球菌:診断と治療

 5)夏風邪の原因を知ろう(7/19):コロナはまだ消えていません

 

敗血症スペシャル「世界敗血症デー WSD 2024」2024年09月09日(月)〜09月13日(金)

きくラジオ パーソナリティ:松田直之/渡辺美香 (予定)

 概要(予定)

 1)Stop Sepsis(9/09):敗血症を知りましょう

 2)感染症対策(9/10):厚生労働省第8次医療計画・WHO/GSAとの連携

 3)セカンドアタック理論(9/11):敗血症の早期発見

 4)敗血症治療(9/12):敗血症に対する救急医療の役割

 5)世界敗血症デー9/13(9/13):総復習「敗血症」: Stop Sepsis, Save Lives

 

3.その他:企画中

 

 参考書籍 

 書籍紹介

専門テキスト

敗血症-感染症と臓器障害への対応 

中山書店 救急・集中治療アドバンス
専門編集:松田直之(Global Sepsis Alliance
 
 
 
専門テキスト
 重症感染症のすべて 
総合医学社 救急・集中治療
特別編集:松田直之(Global Sepsis Alliance
 

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セミナーのお知らせ 多発外傷カンファレンス with デューク大学

2024年06月08日 06時06分55秒 | お知らせ 講演会・セミナー

セミナーのお知らせ 

多発外傷管理セミナー with デューク大学

2024年7月8日 16:10〜 名古屋大学医学部 

名古屋大学医学系研究科

救急・集中治療医学分野 教授 松田直之

 

名古屋市の救急車による患者さんの搬送数は,年間12万名で推移しています。この中に,「1分を争う・命に直結する・緊急性の高い患者さん」が,約15%の割合で含まれてきます。内訳として,脳卒中,急性心筋梗塞,それらに加えて,交通外傷,転落外傷,広範囲熱傷,そして敗血症性ショックが含まれてきます。そして,生活に支障が出る「四肢外傷」の適切な管理も重要となります。このセミナーは,デューク大学外傷センター( Level 1 Trauma Center by the American College of Surgeons)のゴードン先生との共同セミナーとして,名古屋大学医学部で,名古屋大学医学部,ノースカロライナ大学チャペルヒル校,デューク大学,カリフォルニア大学デービス校,北京大学などの医学生さん,そして診療従事者に向けて開催します。 

In the Nagoya area, 120,000 ambulances are used annually, with approximately 15% of these patients being extremely seriously ill. There are approximately 50 cases of multiple trauma with a predicted survival rate of less than 25% each year in Nagoya city.

In today's seminar, we will discuss how to further increase emergency medical activity in the Nagoya area under the direction and corporation of Nagoya University.

This is an extremely important academic field in emergency medicine and critical care medicine. 

Designed for healthcare professionals and medical students, this seminar will provide a valuable opportunity to learn about advanced trauma care, management, and techniques in collaboration with Dr. Gordon from Duke University.

This seminar consists of three parts:

 • In-depth Analysis of Japan's Trauma Care System

 • Advanced Techniques in Limb Trauma Care

 • A Comprehensive Look at Duke University’s Trauma Care and Education

This seminar will provide valuable insights and networking opportunities, fostering a better understanding of international standards in trauma care. 


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謹賀新年 2024年

2024年01月01日 00時00分00秒 | お知らせ 講演会・セミナー
松田直之
Naoyuki Matsuda MD, PhD
 
名古屋大学医学系研究科
救急・集中治療医学分野 教授
Global Sepsis Alliance    理事
日本心臓血管麻酔学会  理事
日本集中治療医学会   理事
 
 
 
新年あけましておめでとうございます。
本年,辰年,どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
本年も救急医療,そして集中治療の発展を支えさせて頂き,
皆さまの健康を祈念する1年とさせていただきます。
 
私の専門としている救急医学および集中治療医学の領域におきましては,
より一層に,日本国内,そして世界における発展として
急性期医療の礎,そして発展をつくることが期待されます。
私も,診療・教育・研究・国際連携として,本年も尽力させて頂きます。
 
広くクリエイティブに,叶える努力としてポジティブに,
行政連携を含めて,未来や危機管理に強い日本の1年を形成して参ります。
 
本年も,御指導,どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
*****************************************
セミナー・講演会のお知らせ
*****************************************
▢ 1月28日(日)13:00〜 感染管理セミナー(日本集中治療医学会)(WEB開催)
テーマ:人工呼吸器関連肺炎(ventilator-associated pneumonia:VAP)の対策
 
▢ 3月16日(土)第440回 ICD講習会「集中治療領域における黄色ブドウ球菌の検査・予防・治療」
講演:⻩⾊ブドウ球菌菌⾎症の治療〜アップデート〜
 

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【WEBセミナー】Global Sepsis Allianceからのお知らせ

2023年11月24日 07時56分41秒 | お知らせ 講演会・セミナー

Lessons From the COVID-19 Pandemic

Global Sepsis Alliance

Naoyuki Matsuda MD, PhD

 

ベルリン時間 2023年11月27日 16時〜19時30分

(日本時間11月28日(火)0時~3時30分)

Global Sepsis Alliance(GSA)によるウエブ講演会が行われます。

医療従事者に限らず,皆さんがご視聴できます(無料)(登録)。

新興感染症に対する世界的対策の講演会となります。

深夜帯となりますが,ご視聴を検討されて下さい。

 (クリック:参加登録)



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お知らせ 世界敗血症 DAY 2022 多臓器機能不全の病態像

2022年09月08日 06時30分13秒 | お知らせ 講演会・セミナー

敗血症(Sespsis)とは何でしょうか??

世界敗血症DAY2022のお知らせ

World Sepsis Day 2022

 

Global Sepsis Alliance/ Japanese Sepsis Alliance 

名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野

松田直之

Naoyuki Matsuda MD, PhD

 YouTube配信

敗血症は,感染症罹患後に進行する「全身性炎症」と「多臓器障害」の病態です。

さまざまな病気に感染症が併発します。

臓器障害が進行しないように,「敗血症(Sepsis)」という用語を共有する9月です。

この敗血症の「早期発見」と「早期治療」を警鐘しています。

敗血症に対する認知の向上,本年も,どうぞよろしくお願いします。

Global Sepsis Allianceによる世界イベント,YouTubeでもご覧いただけます。ご視聴ください。

 ※ 本年も,「クリーンハンドBOBO」キャンペーンを開催します。

 ※ 世界敗血症デーWSDでは,クリーンハンドキャンペーンを進化させ,本ブログを含めて「Clean Hands BOBOキャンペーン」としています。

 ※ Global Sepsis Alliance(GSA)は,敗血症に対応する2030年までの6つの到達目標を掲げています。

2022年 世界敗血症デー 敗血症関連活動の紹介

 
9月03日(土)13:00〜 日本集中治療医学会敗血症セミナー(WEB)
 
9月12日(月)〜16日(金)12:30 〜CBC radio「きくラジオ」世界敗血症デー「敗血症を知ろう!!」
 
9月16日(金)世界イベントWEB開催「MAKING SEPSIS A NATIONAL AND GLOBAL HEALTH PRIORITY 10 YEARS

 

敗血症(Sepsis)について知りましょう(YouTube)

   1.  市民講座 敗血症ってなんですか?? 松田直之

   2.  市民講座 敗血症では意識が悪くなります 松田直之

   3.  市民講座 敗血症で呼吸は早くなります 松田直之

   4.  市民講座 敗血症で血圧が低下します 松田直之

   5.  市民講座 敗血症で脈が早くなる?? 松田直之

   6.  民講座 敗血症で出血が起きます 松田直之

   7.  市民講座 敗血症で腎臓の機能が低下します 松田直之

   8.  市民講座 敗血症管理における救急外来でのモニタリング 松田直之

   9. 市民講座 世界における敗血症の救命活動〜Global Sepsis Alliance〜 松田直之

 10. 市民講座 敗血症における集中治療室の役割 松田直之

(※ 第30回日本医学会総会 2019年4月1日〜4月9日 敗血症 講演より一部転載)


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お知らせ 日本集中治療医学会 第6回東海北陸支部 学術集会 全国そして世界への集中治療の発信

2022年06月01日 08時00分28秒 | お知らせ 講演会・セミナー

 クリック

お知らせ 日本集中治療医学会 第6回東海・北陸支部学術集会

 

テーマ : 集中治療の連携と前進

会 長 : 松田直之(名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野)

開催期間: (現地開催)2022年6月11日(土)  および(オン・ディマンド)2022年6月11日(土)〜7月10日(日

開催場所: 名古屋大学医学部(〒466-8550 名古屋市昭和区鶴舞町65)

詳細:

日程:2022年6月11日(土)

会場:名古屋大学医学部 & WEB オン・ディマンド

会長:松田 直之(名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野)

テーマ:集中治療の連携と前進

ホームページ: https://www.jsicm.org/meeting/tokai-hokuriku/2022/index.html

* 参加申込受付期間: 2022年5月11日(水)~7月10日(日)24:00

* 申込はこちら➡ https://www.jsicm.org/meeting/tokai-hokuriku/2022/application_info.htm

内容:

特別講演(5内容)、教育講演(34内容)、すべて収録動画のオン・ディマンド配信となります。支部学術集会の企画として、集中治療の学術と管理として多くの情報が盛り込まれました。ホームページをご確認ください。

シンポジウムは現地開催ののち収録動画をオン・ディマンド配信とします。

一般演題は、演者に収録動画を提出して頂き、座長2名の取りまとめとして、指定コメンテータや一般質問をチャット形式の掲示板でのオン・ディマンド配信となります。今後の一般演題を重視するため、また地域からの一般演題発表の重要性として、ご参考とされてください。

東海・北陸地区はもとより、全国より、皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

 

そして、翌6月12日(日)〜7月10日には完全WEB方式(リアルタイムライブ配信+オン・ディマンド配信)として

集中治療セミナー「敗血症性多臓器不全の病態と集中治療」を併催します。

各エキスパートによる、集中治療における急性期全身管理ビジョンの共有となります。

併せてご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

 

連絡先・問い合わせ先:

 

運営事務局:〒104-0052 東京都中央区月島1-8-1-915

株式会社クレッシー

TEL:03-6231-0307/FAX:03-5546-0486

E-mail:registration2022@jsicmth.jp


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お知らせ 集中治療セミナー 主催:日本集中治療医学会 第6回東海北陸支部学術集会 

2022年02月16日 07時07分00秒 | お知らせ 講演会・セミナー

集中治療セミナー「敗血症性多臓器不全の病態と集中治療」のご案内

受講申込受付期間:2022年5月11日(水)~7月10日(日)

会期

2022年6月12日(日)〜7月10日(日)

開催方式

ウェブ配信(リアルタイムライブ配信 + オンデマンド配信(6月15日(水)~7月10日(日)24:00)

受講費

会員:5,000円/非会員:6,000円
※ ハンドアウト(PDF)を含む

主な対象

日本集中治療医学会会員(正会員/准会員)、医療従事者、医療関係者、研究者

開催目的

集中治療において、臓器障害を進行させず、臓器不全として臓器の器質化を防ぐ全身管理が期待されます。そのような中で、重症管理以前の段階で既に臓器障害を持ち、臓器障害が進展してしまう場合もあります。本セミナーは、日本集中治療医学会第6回東海・北陸支部学施術集会(2022年6月11日(土)/名古屋大学医学部)に併催するセミナーとして、敗血症管理を題材として、集中治療のノウハウを整理することを目的とします。集中治療における前向き臨床研究が積極的に行われることにより、集中治療の診療の質が整えられてきています。その蓄積をもとに、さらにこれから期待される集中治療に関与する病態生理、そして集中治療管理をリフレッシュするものとします。具体的には、模擬症例などの提示も行い、1)敗血症を題材とした集中治療における全身管理:鎮静・鎮痛・せん妄の管理の意義およびPICS(集中治療後症候群)の管理、2)敗血症を題材とした呼吸管理、3)敗血症を題材とした循環管理、4)敗血症を題材とした腎機能管理、5)敗血症を題材とした播種性血管内凝固の管理―これら5つの内容を整理することで、集中治療に関する理解をリフレッシュします。

プログラム

「敗血症性多臓器不全の病態と集中治療」

総合司会:松田 直之(日本集中治療医学会第6回東海・北陸支部学術集会会長)

9:50~9:55
開会の挨拶
松田 直之(日本集中治療医学会第6回東海・北陸支部学術集会会長)
9:55~10:55
「鎮痛・鎮静・せん妄の管理」
松田 直之(名古屋大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学分野)
11:00~12:00
「敗血症に伴う急性呼吸不全への対応」
中根 正樹(山形大学医学部救急医学講座)
13:00~14:00
「ショックの病態から考える集中治療の循環管理」
垣花 泰之(鹿児島大学救急・集中治療医学)
14:05~15:05
「敗血症から考えるAKIの集中治療」
土井 研人(東京大学大学院医学系研究科救急科学分野)
15:10~16:10
「播種性血管内凝固の管理」
山川 一馬(大阪医科薬科大学救急医学教室)
16:10~16:15
閉会の挨拶
松田 直之(日本集中治療医学会第6回東海・北陸支部学術集会会長)
16:15~16:30
アンケート回答(必須)

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お知らせ 日本集中治療医学会 YouTubeライブ 2月13日(日)

2022年02月12日 07時59分15秒 | お知らせ 講演会・セミナー
集中治療の御紹介
 
 日本集中治療医学会は,集中治療を支える組織として1974年に設立され,2023年に50周年を迎えます。日本集中治療医学会は,2021年度に,毎年2月9日を「集中治療の日」として運営することを決定しました。2022年は2月13日(日)に,YouTubeライブ「集中治療の日」を開催します。集中治療のこれまで,そしてこれからの集中治療のビジョンを皆さまと共有できるようにいたします。2時間を予定していますが,少しでもお時間を頂戴し,楽しみにご参加下さい。深くお願い申し上げます。
 
内 容
開催名:「集中治療の日」市民公開講座 YouTubeライブ
主 催:一般社団法人 日本集中治療医学会
目 的:集中治療についての明確な知識と理解を共有すること
対 象:一般の皆さま,行政の皆さま,マスコミの皆さま,医療従事者の皆さま
手続き: 申込不要,無料
日 時:2022年2月13日 (日) 13:00~15:00(予定)
形 式:YouTubeライブ
 
 
 
司 会:松田 直之(日本集中治療医学会 広報担当理事)
 
プログラム:
1. 開会挨拶と集中治療の紹介
日本集中治療医学会 理事長 西田 修
(藤田医科大学 医学部 麻酔・侵襲制御医学講座)
2. 日本集中治療医学会の歴史
松田 直之(名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野)
3. COVID-19と集中治療
志馬 伸朗(広島大学大学院医系科学研究科 救急集中治療医学)
4. パンデミックで明らかになった日本の集中医療提供体制の課題と提言
土井 研人(東京大学大学院医学系研究科生体管理医学講座 救急・集中治療医学)
5. 集中治療と多職種連携:新しい看護師認証制度と臨床工学技士制度の紹介
黒田 泰弘(香川大学医学部 救急災害医学)
6. 集中治療とPICS(集中治療後症候群)
井上 茂亮(神戸大学大学院医学系研究科 災害・救急医学)
7. 集中治療における早期リハビリテーションの重要性
高橋 哲也(順天堂大学保健医療学部 理学療法学科)
8. 集中治療の発展に向けて
升田 好樹(札幌医科大学医学部 集中治療)
 
************************************************
To everyone in the world
Intensive Care Day JAPAN 2022
************************************************
The Japanese Society of Intensive Care Medicine has set February 9th as "Intensive Care Day" every year, and has decided to advertise the importance of intensive care from Japan to the world.
 
This year, on February 13th (Sun), the Japanese Society of Intensive Care Medicine will perform a YouTube live event for the world and Japan. First of all, please enjoy the history of intensive care in Japan this time. 
 
We ask for the participation of everyone in this YouTube lives by Japanese ICU professors from the world and Japan.
 
JSICM Executive Director Naoyuki Matsuda M.D., Ph.D.
 
 
※ 当日は,約500名の皆さまにご参加いただきましてありがとうございました。

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お知らせ 世界敗血症DAY 2021

2021年09月13日 07時24分51秒 | お知らせ 講演会・セミナー

世界敗血症DAY2021のお知らせ

World Sepsis Day 2021

名古屋大学大学院医学系研究科 

救急・集中治療医学分野

教授 松田直之

Naoyuki Matsuda MD, PhD

  

世界敗血症DAY,世界では2013年9月より,毎年9月13日に,世界敗血症DAYが行われるようになりました。

COVID-19によるコロナ禍,「敗血症」という病態を皆さんが知り,共有する機会としています。

本年も,どうぞよろしくお願いします。

本年,私から提案するのは「クリーンハンドBOBO」キャンペーンです。

※ 手袋を大切にしましょう,手袋への「愛」と「優しさ」を,大切としましょう。

Clean Hand BOBOは,「接触感染予防策」を徹底するキャンペーンのために考案した手袋人形です。古くは,「手袋ボボ」は,救急外来のドアストッパーとして,2018年に作成しました。ボボとは,「大切な子供」です。手のひらで個人認証される2021年において,クリーンハンドキャンペーンとして,手袋ボボ「クリーンハンドBOBO」を用いて,手に接着させて「Clean Hand宣言」をして頂いています。きれいな手,Clean Handsは,医療と診療における基本です。本年2021年の世界敗血症デーWSDでは,クリーンハンドキャンペーンを進化させ,本ブログを含めて「Clean Hands BOBOキャンペーン」としています。

※ BOBO is the name. Put your area behind, such as BOBO Takayama and BOBO Japan, etc.

 

内 容

1.CBCラジオ「きくラジオ」(RADIKO) 特集:世界敗血症DAY 松田直之/渡辺美香さん

2021年9月13日(月)~17日(金)12時45分頃~

 

2.Japan Sepsis Alliance 世界敗血症DAYセミナー COVID-19

2021年9月4日(土)13:00~16:20(ZOOMウエビナー)

 

3.敗血症フォーラム in 東海 2021(主催:ファイザー製薬(株))

2021年9月9日(木)18:30~20:30(ウエビナー)

18:30~19:30

世界敗血症DAY:敗血症診療の展望

名古屋⼤学⼤学院医学系研究科

救急・集中治療医学分野 松田 直之

19:30~20:30

「呼吸器感染症と敗血症との密接な連関」

琉球⼤学⼤学院 感染症・呼吸器・消化器内科学(第一内科)

教授 藤田 次郎 先生

    (マークをスキャン/視聴希望と入力」)

4.世界敗血症DAY特別企画(主催:旭化成ファーマ(株))

2021年9月13日(月)18:30~19:00(ウエビナー)・19:30〜20:00(ウエビナー)

   (マークをスキャン)

5.ラジオNIKKEI 2021年9月13日 世界敗血症DAY 23:30~23:45

感染症TODAY 感染症診療における免疫グロブリン療法 名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野 松田直之

 

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世界敗血症DAY  Sep.13

WSD 新型コロナウイルス関連の討議について

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 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症COVID-19において,これから2021年12月までの年内に必要なものは以下です。以下の内容などが,この9月にも討議されます。

2021年9月から備える本年度冬季へのCOVID-19対応について

1.重症化を減じる診療の工夫

 本件は当初より,COVID-19の軽症化のために,抗SARS-CoV-2薬の承認や開発が重要と評価されました。RNAポリメラーゼ阻害薬ファビピラビルの承認により,早い段階から自宅療養中のPCR陽性の患者さんに抗ウイルス薬の処方が可能となること,また,S217622(塩野義(株)),AT-527(中外製薬(株)),MK-4482(モルヌピラビル)(MSD(株),米国メルク(株))などの抗ウイルス薬の臨床治験が進むことが期待されます。

2.自宅経過観察・自宅療養に対する投薬(投薬カクテル療法)の容認/承認

 軽症に対するファビピラビル+コルヒチン+アセトアミノフェン+(イベルメクチン)+(カモスタット)+(吸入ステロイド),中等症Ⅰ(SpO2 96%〜93%まで)に対するファビピラビル+コルヒチン+アセトアミノフェン+(イベルメクチン)+(カモスタット)+(吸入ステロイド)+(ヘパリン筋注)などのカクテル投薬を患者さんの状態に合わせて医師が行うことが期待されます。呼吸症状が強く出たと評価している中等症Ⅱ(SpO2 93%以下)では,現在,入院治療となります。この中等症Ⅱ(SpO2 93%以下)とならないように,軽症と中等症Ⅰに,投薬カクテルを承認できるとよいです。重症化させない早期診断と早期治療が,敗血症診療では基本となります。COVID-19は,従来の細菌性敗血症と異なり,ウイルス性敗血症の一つとして,新しい診療策,処方カクテルの提案が早期治療として必要です。一方で,日本集中治療医学会は,重症化状態の診療指針のエビデンスを整理し,特に有害事象をなくす尽力が必要です。適時,日本集中治療医学会が「リビングガイドライン(COVID-19薬物療法に関するRapid/Living recommendations)」を国内/国外に向けて公表していく活動を,支援することになります。

参照:日本におけるファビピラビルの臨床研究(アビガンⓇ内服による10日目以降の改善効果)

Shinkai M, et al. Efficacy and Safety of Favipiravir in Moderate COVID-19 Pneumonia Patients without Oxygen Therapy: A Randomized, Phase III Clinical Trial. Infect Dis Ther. 2021 Aug 27:1–21. PMID: 34453234; PMCID: PMC8396144.

     Shinkai M, et al.  (上記論文より引用)

3.臨時診療施設の充実

 ホテルなどの臨時診療施設に医師と看護師を待機させ,臨時診療所として対応できるシステム(仕組み)を充実させる必要があります。臨時診療施設の稼働が必要です。前向きにマンパワーについても,解決していくことが必要です。

4.重症病床確保

 中等症Ⅱ(SpO2 93%以下)および重症(人工呼吸管理が必要と評価される状態)に対する病床確保,特に重症病床を増やすことと専門医を適正配置する工夫が不可欠です。特設されている酸素テントは中等症Ⅱの低酸素血症を改善させますが,COVID-19の治療ではないため,COVID-19を重症化させ,集中治療室を逼迫させる可能性に注意が必要です。

5.ワクチンの限界と対策について

 SARS-CoV-2ワクチンは,これまで確実にCOVID-19罹患率と重症化率を低下させています。しかし,デルタ株やイプシロン株にとどまらず,今後のSARS-CoV-2のRNA変異により,感染性が高まってくる可能性,そしてこれまでのワクチン摂取の効果が減じる可能性を十分に予測しておくことが必要です。この9月にも,ワクチンの限界についての討議が行われることでしょう。現在の2回摂取に続いて,3回目のブースター摂取を行う意義と方策が討議されます。

6.ワクチン接種会場の管理と整備

 ワクチン接種の会場の仕組みについては,より一層の改善が必要です。例えば,1)会場をコロナ感染クラスターとしない工夫,2)ワクチンを打つべきではない患者さんや状態の適切なスクリーニング,3)ワクチン後の副反応の正しい報道と理解,ここは予め,そして会場内で適正化していく義務が残存します。

7.救急医療体制を守る方策について:管制支障の軽減策

 コロナ禍における非コロナ患者さんの救急車たらい回し(管制支障)を避ける討議が継続されます。脳卒中,心筋梗塞,市中肺炎などの非コロナ患者さんは,発熱があれば,あるいは発熱がなくとも「コロナ(疑)」,「コロナ擬似症」などとして救急外来への搬送を拒否される可能性があります。コロナ禍の救急搬送に対する諸問題を十分に討議し,予測下に前倒しとして解決していくことになります。

8.学級を守る

 幼稚園,保育園,小学校,中学校,高校,これら未成年たちの生活環境を,抑制するのではなく正常に守る「発案」と「取り組み」が大切です。学級でのクラスター形成を守るためには,将来に副作用をのこなさないためにワクチンではなく,やはり投薬システムの考案が極めて大切と考えています。

9.コロナ罹患後の皆さんの診療体制

 既に新型コロナウイルスに罹患し,退院された方などが,これから別な病気や手術,また再び変異型SARS-CoV-2に罹患し,COVID-19となる可能性などがあります。このようなコロナ既感染者に対する「これからの医療体制」について「救急医療体制」を含めて討議し,ガイドラインや規約を作っておく時期となります。

10.行政と社会と国立大学の協力体制

 「結果をしっかりと良い方向に出す」,この政策と社会の共同体制が必要です。皆で,具体策を共有しましょう。

初稿:2021/08/28,追記:2021/08/30,2021/09/04,2021/09/13,2021/12/11(BOBOのポスター化についての追記)


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お知らせ 世界敗血症デー World Sepsis Day 9/13/2019

2019年08月27日 12時16分25秒 | お知らせ 講演会・セミナー

    セプシス フォーラム in 東海  2019     
 
日時:9 6日(金)19時~21
場所:ホテル メルパルク NAGOYA

敗血症の認知や治療成績は,この10年間において,とても良くなってきました。

これには,多くの研究会での情報交換,そしてガイドラインの普及,集中治療医学の発展などが関係していると考えています。
敗血症の治療を皆さんが真剣に考えるようになってきたことは,多くの病気の周辺管理がより良くなることに結びついていることでしょう。
このような敗血症に特化したフォーラムを,これまで13年に渡り企画して参りました。

本フォーラムは,Global Sepsis Allianceおよび世界敗血症デーと連動するものです。
皆さま,ご参加頂き,敗血症管理の情報共有の場として下さい。
当日 メルパルクNAGOYA にいらして頂くので大丈夫です。

当日は,遠慮なくご質問ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
開会の辞
三重大学医学部附属病院 救命救急センター
教授 今井 寛 
 
講演1 『世界敗血症DAY ~ 全身管理の動向 2019 ~』
 
座長 浜松医科大学医学部附属病院 集中治療部
部長・特任准教授 土井 松幸 
 
演者 名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野
教授 松田 直之 
 
講演2 『敗血症ガイドラインを展望する:ショック・DICへの最新アプローチ』

座長 三重大学医学部附属病院 救命救急センター
教授 今井 寛 

演者 大阪大学医学部附属病院 高度救命センター
准教授 小倉 裕司 
 
閉会の辞
名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野
教授 松田 直之 

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告知 TSCCM タイ集中治療医学会

2019年06月12日 19時48分02秒 | お知らせ 講演会・セミナー

第10回タイ集中治療医学会は,2019年8月15日から17日まで,タイのアユタヤで開催されました。

 


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セミナーのお知らせ 2019 東海 ショックフォーラム 2019/5/18(土)

2019年05月17日 18時28分26秒 | お知らせ 講演会・セミナー

  お知らせ 東海ショックフォーラム2019  

日時:2019年5月18日(土)16:00-18:00

場所:名古屋マリオットアソシアホテル16階アイリス

 

基盤講演 ショックに対する文献レビュー2019

名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野 松田直之

  ショックは,循環を原因とする組織酸素代謝失調の病態です。ショックの診断と治療における最新エビデンスを,以下の4つを基盤としてまとめます。内容:① カテコラミン補充療法の新概念(カテコラミンバランス:内因性カテコラミンレベル,鎮痛・鎮静レベル,カテコラミン3分画外来投与のバランスとテーパリング),② 敗血症性ショックの病態と治療,③血小板:ショックにおける血小板の機能と役割,PLR(血小板/リンパ球数比)の動向について,④ショックにおける血漿分画製剤の追加エビデンスなど。ショックにおけるカテコラミンは,血管と心臓の病態評価から使われることが期待されます。また,ショックにおける血小板の機能と役割について,最近の知見をまとめます。文献レビューとして文献を検索しやすいように,紹介論文にPMIDを付加し,ショック管理に役立てて頂く内容とします。皆さま,全身管理のフォーラムとして,遠慮なくご参加下さい。

重症な患者さんの管理におけるPLR(血小板/リンパ球数比)についても,最近の動向を紹介します。 


【最近のアクセス状況 2019年5月】

海外からのアクセス数が急激に増加しており,日々約3,000名の皆さんにアクセスして頂いています。

急性期管理医学において重要な事項を含め,セミナーなどのお知らせもしています。

アクセス どうもありがとうございます。 松田直之

 


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告知 日本医学会総会 健康未来EXPO 2019

2019年03月31日 17時54分18秒 | お知らせ 講演会・セミナー

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2019/04/01(月)〜07(日) 敗血症フェス in NAGOYA
お知らせ 日本医学会総会 健康未来EXPO 2019
               ポートメッセなごや 10:00~18:00 
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HP  https://kenko-miraiexpo.jp/activity/hirogaru/
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 敗血症(セプシス)は現在,世界保健機構(World Health Organization:WHO)における最優先課題として,世界を挙げて認識を深めようとしている病態です。がん,化学療法後,手術後,また交通外傷後,脳出血後,脳梗塞後,心筋梗塞後,糖尿病,これらを私は,私たちの体(生体)における1st Attack(炎症性第1刺激)と呼んでいます。この1st アタック状態で,免疫機能が低下します。ここに感染症がやってきて,臓器不全を急激に進行させる病態,これが敗血症です。
 もちろん,エボラ出血熱などのように私たちがこれまでかかったことのない,つまりこれまでに免疫のないウイルスなどにかかってしまうと,臓器不全が急速に進行します。ここには,出血を止める「血液凝固機能」への影響もあります。例えば,血が止まらない?? しかし,敗血症を進行させないためには,敗血症を進行させないための戦略・方策があります。このような話の45平米のブースを,開催させて頂きます。
 今回,世界敗血症連盟(Global Sepsis Alliance:GSA)および世界保健機構(WHO)と連携し,世界イベントとして連動する内容として,世界規模の敗血症セッション「 敗血症フェス in NAGOYA 2019」を展開します。日本医学会総会,日本集中治療医学会,日本救急医学会とも連携したものとなります。会場には,敗血症を説明する「基本ポスター」を展示します。また,日本を代表する集中治療領域・救急医学領域の先生にお集まり頂き,多くの講演を行い,わかりやすい討議を行い,YouTubeなどにUPして,世界に発信します。
 まずは,「健康未来EXPO 2019」の1つの目玉「広がる街」の大内容として,30万人の皆さんに「ポートメッセなごや」にお集まり頂き,そしてYouTubeを介してさらに世界100万人以上の皆さんに「敗血症」を学んで頂きたいと考えています。
 私たち救急・集中治療領域の専門家においては,敗血症の管理というのは基本中の基本です。その上で,基本をよりシンプルなわかりやすい基本にしていくことに,学術の発展があります。そして,敗血症に準じた全身管理の充実により,がんや脳卒中を含む重症と考えられる全身管理の基本を,できるだけシンプルに理解できると良いでしょう。
 健康未来EXPO 2019,たくさんの医学展示が行われます。是非,皆さん,お知り合いの皆さまにお知らせくださいませ。明快なステージを展開させたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

4月1日 13:00 災害関連のお話を提供します。質の高い,質を高めるための急性期医療,市民の皆さんと災害・救急・集中治療の真を討議します。

 https://kenko-miraiexpo.jp/event/seminar/

 ミニステージ『わかりやすい敗血症講座』 松田直之

Easy-to-Understand Sepsis Lecture Course

2019年4月1日

11:30ー11:45 敗血症’セプシス’ってなんですか?
11:45ー12:00 意識が悪くなる〜敗血症と意識〜
14:00ー14:15 呼吸が速くなる〜敗血症と呼吸〜
14:15ー14:30 血圧が低下する〜敗血症と血管拡張〜
15:00ー15:15 脈が速くなる〜敗血症と心臓〜 
15:30ー15:45 血小板が低下する〜敗血症と血小板〜 
16:00ー16:15 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜 
16:30ー16:45 世界における敗血症の救命活動〜Global Sepsis Alliance〜

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お知らせ 健康未来EXPO 日本医学会総会 敗血症フェス2019 in NAGOYA

2019年03月19日 00時21分54秒 | お知らせ 講演会・セミナー

 日本医学会総会2019 
 市民展示 ひろがる街 敗血症を知ろう 〜敗血症フェス2019 in NAGOYA〜  
 30万人合同企画 
  お知らせ ミニステージ わかりやすい敗血症講座  

場所:ポートメッセ名古屋

 

Easy-to-Understand Sepsis Lecture Course
演者および司会進行 松田直之

 大歓迎  小学生・中学生・医学部受験志願者
※ 敗血症に関するポスター:充実したポスターを,既に作成済です。
※ 世界敗血症連盟(Global Sepsis Alliance:GSA),世界集中治療医学会欧州集中治療医学会等と連携します。
※ GSAについては,私の記載した併設した記事をお読み下さい。

 4月1日(月)敗血症ミニレクチャー 

講演 松田直之 Naoyuki Matsuda MD, PhD

午前
11:30ー11:45 敗血症ってなんですか?
11:45ー12:00 意識が悪くなる〜敗血症と意識〜
午後
14:00ー14:15 呼吸が速くなる〜敗血症と呼吸〜
14:15ー14:30 血圧が低下する〜敗血症と血管拡張〜
15:00ー15:15 脈が速くなる〜敗血症と心臓〜 
15:30ー15:45 血小板が低下する〜敗血症と血小板〜 
16:00ー16:15 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜   
16:30ー16:45 世界における敗血症の救命活動〜Global Sepsis Alliance〜

 4月2日(火)敗血症ミニレクチャー 

講演 松田直之 Naoyuki Matsuda MD, PhD

午前
11:30ー11:45 敗血症ってなんですか?
11:45ー12:00 意識が悪くなる〜敗血症と意識〜
午後
15:00ー15:15 呼吸が速くなる〜敗血症と呼吸〜 
15:30ー15:45 血圧低下と脈拍数〜敗血症と心臓〜
16:00ー16:15 血小板が低下する〜敗血症と血小板〜 
16:30ー16:45 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜  
17:00ー17:15 モニターの重要さ〜敗血症のモニタリング〜
17:30ー17:45  世界における敗血症の救命活動〜Global Sepsis Alliance〜

 4月3日(水) 敗血症レクチャー動画撮影 YouTube UP企画 

講演 松田直之 Naoyuki Matsuda MD, PhD

11:00ー11:15 敗血症ってなんですか?
11:15ー11:30 意識が悪くなる〜敗血症と意識〜
11:30ー11:45 呼吸が速くなる〜敗血症と呼吸〜
11:45ー12:00 血圧が低下する〜敗血症と心臓〜
12:00ー12:15 脈が速くなる〜敗血症と頻脈〜 
12:15ー12:30 血小板が低下する〜敗血症と血小板〜
12:30ー12:45 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜 
12:45ー13:00 モニターの重要さ〜敗血症のモニタリング〜
13:00ー13:15  世界における敗血症の救命活動〜Global Sepsis Alliance〜
※ 午後は,さまざまな先生の講演を企画しています。

 4月4日(木)敗血症ミニレクチャー 

講演 松田直之 Naoyuki Matsuda MD, PhD

午前
11:00ー11:15 敗血症'セプシス’ってなんですか?
11:30ー11:45 意識が悪くなる〜敗血症と意識〜
午後
12:00ー12:15 呼吸が速くなる〜敗血症と呼吸〜
12:30ー12:45 血圧が低下する〜敗血症と血圧低下〜
13:00ー13:15 脈が速くなる〜敗血症と頻脈〜 
13:30ー13:45 血小板数が低下する〜敗血症と血小板〜
14:00ー14:15 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜 
14:30ー14:45 モニターの重要さ〜敗血症のモニタリング〜

 4月5日(金)敗血症ミニレクチャー 

講演 松田直之 Naoyuki Matsuda MD, PhD

午後
13:00ー13:15 敗血症ってなんですか?
13:30ー13:45 意識が悪くなる〜敗血症と意識〜
14:00ー14:15 呼吸が速くなる〜敗血症と呼吸〜
14:30ー14:45 血圧が低下する〜敗血症と血圧低下〜
15:00ー15:15 脈が速くなる〜敗血症と頻脈〜 
15:30ー15:45 血小板数が低下する〜敗血症と血小板〜
16:00ー16:15 腎臓が悪くなる〜敗血症と腎臓〜 
16:30ー16:45 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜 
17:00ー17:15 モニターの重要さ〜敗血症のモニタリング〜
17:30ー17:45  世界における敗血症の救命活動〜Global Sepsis Alliance〜

 4月6日(土) 敗血症レクチャー動画撮影 YouTube UP企画 

敗血症レクチャー

講演 松田直之 Naoyuki Matsuda MD, PhD

11:00ー11:15 敗血症ってなんですか?
11:15ー11:30 脈が速くなる〜敗血症と心臓〜
11:30ー11:45 腎臓のダメージ〜血液浄化法を知ろう〜
11:45ー12:00 血小板数が低下する〜敗血症と血小板〜 
12:00ー12:15 モニターの重要さ〜敗血症のモニタリング〜 

 4月6日(土)ステージ 敗血症を知ろう 

 Let's know sepsis and septic shock ! 
 総合司会 名古屋大学 救急・集中治療医学 医師 松田直之

 テーマ いろいろな先生のお話を聞こう!!
 Various Talk about Sepsis and Septic Shock !! 

13:30ー13:50 敗血症に対する世界の診療〜敗血症診療の充実に向けて〜 
       演者 慶応大学 救急医学 医師 藤島清太郎 先生
13:50ー14:30  質疑応答 展示パネル解説
14:30ー14:50 敗血症の救急外来ってどんな感じ?〜救急医の視線〜
      演者 岸和田徳洲会病院 救命救急センター 医師 薬師寺泰匡 先生
14:50ー15:30  質疑応答 展示パネル解説

15:30ー15:50 ご老人の敗血症の早期発見と早期治療〜高齢者敗血症のポイント〜 
        演者 名古屋市立大学 先進急性期医療学 医師 松嶋麻子 先生 
16:50ー16:30  質疑応答 展示パネル解説

16:30−16:50 春休み対策:WHO 敗血症という病気を知ろう:医学部受験生大集合!!
     演者 名古屋大学 救急・集中治療医学 医師 松田直之   


    告知 大ステージ 敗血症フェス シンポジウムのお知らせ 

日時 4月7日(日)13:00ー15:00 
場所 ポートメッセなごや 300名収容 大ステージ
告知 大ステージ 敗血症フェス シンポジウムのお知らせ 

  収録 YouTube UP  

大シンポジウム Global Sepsis Alliance for Public

4時間キャンドルキャンペーン

※ 皆さま 是非,お越しください。
 
総合司会 
名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野 
医師 松田直之

1st チャレンジ 敗血症の早期発見と早期治療
13:00ー13:20 敗血症診療ってとても大切

筑波大学 救急・集中治療医学  医師 井上貴昭 先生 

質疑応答 13:20ー13:30
 
2nd チャレンジ 敗血症の早期発見と早期治療

13:30ー13:50 子供の救命救急医療

国立成育医療研究センター 集中治療科 医師 中川 聡 先生

質疑応答 13:50ー14:00

3rd チャレンジ 敗血症の早期発見と早期治療

14:00ー14:20 高齢者社会に向けて
 
名古屋市立大学 先進急性期医療学 医師 松嶋麻子 先生

 質疑応答 14:20ー14:30

4th チャレンジ 敗血症の早期発見と早期治療

14:30ー14:50 集中治療の専門性と多職種連携

東海大学医学部附属八王子病院 集中ケア認定看護師 剱持雄二 先生

14:55 記念撮影 世界発信に向けて
参加者一同(聴衆の皆さんを含む)

※ クリックしていただくと,HP テーマパークへリンクできます。


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【お知らせ】日本医学会総会2019中部 敗血症 市民フェス開催 Global Sepsis Alliance 敗血症ブース

2019年02月28日 02時38分59秒 | お知らせ 講演会・セミナー

日本医学会総会 2019
市民ブース 敗血症フェス in Nagoya 開催に向けて

Nagoya Sepsis Citizen Festival in 2019
感染症による臓器障害への影響と後遺症形成に対する阻止を学ぶ

敗血症に関する理解を深める平易な解説

日時:2019年3月30日(土)〜4月7日(日)連続9日間 10:00-17:00 
場所:ポートメッセなごや
対象:市民全般(小学生,中学生,高校生(医学部進学希望者含む),大学生,社会人等),および医療従事者など
統括責任:松田直之 名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野

敗血症とは感染症が進行する過程で生じる臓器不全の病態

※ 第30回日本医学会総会中部2019の市民展示の1枠を,皆さんと共に担います。
※ 世界敗血症連盟(GSA:Global Sepsis Alliance)と連動した世界イベントとして企画されます。
※ 多くの講演とイベントを,日本集中治療医学会,日本救急医学会,また名古屋大学の皆さんの結集と提供します。
※ 2019年4月1日(月)より,合計64の「ミニ講演ライブ」を予定します。
※ 2019年4月7日(日)に,大会場でシンポジウムを行います。
※ 講演などは撮影され,YouTubeなどへのUPを計画しています。
※ 世界に向けて,敗血症と敗血症の管理を発信します。

皆さま,ご家族やお友達をお誘い合わせの上,お越しくださいませ。

 現在の企画 

 1.シンポジウム 「敗血症を知ろう」 YouTube UP予定 敗血症救命 世界とつながろう 
日時:2019年4月7日(日)13:00-15:00(2時間)予定
場所:ポートメッセなごや
座席数:300名
対象:一般市民
内容:20分講演,7演者による敗血症診療の経験からのお話

  2.ショートレクチャー YouTube UP予定 敗血症救命 世界とつながろう 

4月1日(月)10〜15分のショートレクチャー 24 講演
4月3日(水)10〜15分のショートレクチャー 24 講演
4月6日(土)10〜15分のショートレクチャー 8演者(日本集中治療医学会等より)
4月7日(日)10〜15分のショートレクチャー 8演者(日本集中治療医学会等より)

※ 45平米の広めのスペースとなります。ワイアレスマイク等で,私たちの説明が音響として聞けるように予定されます。

 3.敗血症を知るための展示コーナー45平米 

 

会場案内


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