★ Massy’ Opinion
・世界いたるところでテロによると見られる銃撃事件が起きている。奇妙と言うか?当たり前なのか?景気も連動しているし、ワーゲンに代表されるような自動車のリコールも膨大な対象車両の数だ。僕が参加させて頂いている京大のセミナーで発行されているニュースレターの中に’14・11月に習近平首相が発表した「一帯一路」についての解説が詳しく出ていた。それを読みながら考えて見た。
☆ EU(EuropeanUnion)
歴史は古く設立の時期は‘45に遡る。ユーローの統一通貨は’75からであるから、実現するまでに30年を要している。ヨーロッパ大陸の中で殆どの国が加入している。自動車はイギリスを除いて、全部の国が右側通行の左ハンドルである。
☆TPP(Trans Pacific Partnership)
アメリカの提唱で太平洋を囲む国々の相互貿易を活発にする為に、関税の調整を計る。最近調停の方向が確認された。ヤット妥結に至ったが此れの結果は時間の掛かる話だ。最後の方で、オバマ大統領の来日で安部さんと「鮨や会談」の中で自動車問題が少し話し合われたことが、新聞に出ていた。Tpp問題は根底には自動車の問題が根深いと思う。
☆「一帯一路」(=OneBelt,One Road)
‘14・11月習近平がアジア太平洋経済協力首脳会議で発表したが、シルクロードの再建とヨーロッパまで陸路と海路による流通網を造る計画の事。京大ニュースレターNo,596に解りやすく解説されている。僕自身「何か聴いたようだな」と言う程度の認識だったが京大のニュースレターを読んでハッキリと解ったが、陸路と海路により中国、アフリカ大陸を囲み経済圏を造る計画。Wikipediaにはハッキリ出ている。さて此れが出来た時、通行区分はどうなるのだろう?現行の中国の通行区分を延長すれば一帯は右側通行、左ハンドルになるだろう。既に東南アジアには「東西経済回廊」「南北経済回廊」と言う高速道路が出来ているし中国が「一帯一路」を考えるのも当たり前だろう。
☆さて、将来、「世界は、この大きな3つの経済圏に分かれていくのだろう。この「一帯一路」を考えると実際問題中国の現状でやり切れるのか?どうか疑問である。南沙諸島の問題も島造りによる航路拡大の一環と考えれば納得が行く。現実には中国内部の格差問題、ロシアとの問題等大きな問題はある。しかし、将来を見込んだ計画は議論の在り方の叩き台にはなる筈だ。
☆そこで、日本の問題だが、内部では「地域創生」高齢化が当面の大きな問題だ。Tpp問題で,アメリカに寄り過ぎて居ないだろうか?世界の中で「技術指導国」として自立するならばもっと日本海側の活用を考える必要がある、そして、北朝鮮は別として中国、ロシア、韓国相手に物流の合理化を計るため10万トンクラスの船が2,3隻入るような港湾を作ったら如何だろうか?中国は広州も上海も大きな港がある。そして、自然に交流が生まれれば国レベルの感情も良くなるだろう。中古車の一大輸出拠点になるかも知れない。
中東方面への中古車輸出は「一帯一路」を使えば自走によりコストは削減できる。「(仮称)日本海経済協力機構」でも造り日本の優れた技術指導能力も一層使えるようになるだろう。
早く「工業生産国」から「知識指導供給国家」に変わらねば成らない。
今、日産の国内シェアーは酷いものだ。海外を含めた販売台数はルノーとの連合で何とか対面を保っているが、正に日本の姿を示している。今から日産が国内回帰しても工場が無くて車は造れない。日産ブランドの海外投資が育って来て、業績を上げていて、ルノーはその恩恵に預かっているのだ。
☆日本の世界での立ち位置と将来像の提起
・唯一の被爆国として、防衛力は持つけれど、国連、米国との安保条約内でしか海外では参戦しない。
・民主主義による国家運営。
・天皇制の維持。
☆工業生産国からの脱皮― 「知識指導供給国家」へ
・財政確立 関東、関西、甲信越、北陸、東北、山陰、山陽、四国、九州、北海道の大きな州へ、 公務員削減と自治県体制の確立。
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