メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

A.C.TのImaginary Friends

2006-03-18 19:24:33 | メロディック・ハード
スウェーデンのメロディアス・パワー・ポップバンドの2作目。
曲風は甘く切ない。それでいてハードだ。

もともと彼らはプログレ指向だったが、デモテープに何の反応も得られなかったので、広くアピールするために徐々にポップになっていったという。
JellyfishやBig Moneyの影響を受けただけあって、高度なポップ性があり、次に何が飛び出すかわからない展開の楽しさと素晴らしさがある。

彼らの音楽性は2面ある。
ひとつはほとんどを埋め尽くす親しみ易さだ。リズムが軽快でメロディラインがわかりやすい。
ソングライティングを担当しているキーボードのジェリー・サーリンの高度なPOPセンスにうならされる。実は変リズムで曲の展開の切り替えが鮮やかだったりする。
それに、ヘルマン・サミングの高音で甘い声が加われば、メロメロにとろけてしまう。。

もうひとつの面は、ヘヴィーでスピーディーさだ。
ひとたびギターのオーラ・アンダーソンがリフを弾くと、そのまんまHR/HMで通用する。それもよく作りこまれているのだ。
ギターソロはメロディアスで、ほどよく泣いていてとても良い!

これらの、POPとヘヴィネスが高みで昇華され、極上のサウンドが感性する。
口当たりはいいが、飲んでびっくり、とびきり上等のシャンパンのようだ。

リハビリ通院1回目

2006-03-16 22:39:08 | バレー
今日は退院後初めての通院日。
退院時につけてもらったゴムのヒールが高くて不安定なので、カットしてもらった。
これが、大きなはさみとブリキを切るようなペンチ(はさみ?)による力技なのだ。

まず、マジックで、切りたい箇所に印をつける。
そして、ひたすらはさみでちょっとずつ切り込んで行く!!
たまに、ペンチでちょん切る。

方法はこれだけ、いたってシンプル、原始的だ。
「整形外科の先生って力が要るんですねぇ。」
感心して言うと、
「僕たちの言葉で“足持ち3年”っていうのがあるからね。」
意味は不明だが、切っている間、自分の見やすい高さまで看護婦さんに足を持ってもらっていたからなぁ~。
技術よりもパワー及び体力、知識は後回しってことだろう。
カバンを持つ代わり??

5分治療と言われる病院で、5分以上かけてカットしてもらった。
っていうか、これも治療なのか??

すっかり切り終わり、床につけてみた。
若干安定が良くなったようだ。
まだ、足の裏がつっぱって歩きづらいが、あとの患者がつかえているし、贅沢は言えない。

昨日から、よたったツーステップのように、悪い足を先に出し、それに添えるように良い方の足を進ませると歩けるようにはなっていた。
これで家の中の移動は断然ラクになっていた。
だから、カットの高さなんてどうでも良かったのだ。とにかく歩けていたから。

リハビリへ行ったら、アキレス腱装具をつけた後は、足首が下がった状態から持ち上げるのが大変で苦労すると言われた。
ここの病院は、がっちり縫ってあるので、余計大変なんだそう。。
うっわぁ~、心配。痛くなければいいな。


【余計な話】(忙しい人は飛ばしてください)

私の小鼻にはほくろがある。年齢と共に出っ張って大きくなっている。
せっかく毎週通院しているし、どっちみち外に出られないんだから、一緒に診察してもらって、取ってもらおうと思いついた!
我ながらナイスっ!!

皮膚科に行くと、手術の仕方について説明があった。
まず、くりぬいて取ってしまい、そのまま自然治癒に任せるやり方。
2週間かかるが、跡はあまり残らない。日焼けによって色が変わることがあるので注意。
取ったところが、少し凹んだり、少し出っ張ったり、きれいに平面だったりするが、どれになるかはわからない。

もうひとつの方法は、傷口を縫ってしまうこと。
これは5日で大丈夫。平面にはなるが、皮膚が引っ張られているので鼻が変形する恐れがある。線状に傷口が残る。

ふむふむ、時間に余裕があればくりぬく方法でいいかな。

頭の中で着々と思い描いていたのだが。。
「それで手術日はいつですか?」
「今なら。。。4月16日です」
―――。。。終わった。。
その頃にゃ、仕事に復帰して、バリバリ外出しているよ。

かくして、長いこと付き合ってきたほくろとこれからも付き合っていくことになったのだぁ。
しかも、「取った方がいいんじゃない」と言っていた家族は、私が“取る”と決めたら「そんなに気にしなくていいのに」ときた。

誰に影響されて取る気になったって言うんだよぉ!!

ヒトってそんなもん。

やっと退院!!

2006-03-14 18:55:09 | バレー
アキレス腱断裂の手術を終え、ギブス固定の1週間だったが、昨夜そのギブスを切断して、今日退院となった。
順調な回復だそうで、ほっとした。

ギブス切断があんなにこわいものだったなんて!
電ノコで切断だ。歯医者の10倍コワい。
整形外科の先生は、慣れた手つきで刃を下ろしていく。
包帯が硬質プラスティックで覆われたようなギブスをグイグイ切り裂いていく。
ギブスが貫通して、足に刃が確かに足の近くにあるのを確認する。
うっかり間違えたら、足をも裂いてしまうんじゃないか?

でも、不思議と貫通しても、感触はあるもののそれ以上のダメージや痛みがない。
どうなっているんだろう??

気持ち悪い時間を過ごし、ギブスは完全に二つに割れた。
足は患部をガーゼで覆い、その上からきっちりと脱脂綿を巻いてあったのだ。
厚さ1cm程度の脱脂綿による防備。。恐るべし!!

「お子さんだと泣き出したりするんですよ」
そりゃぁ~、オトナだから泣きはしないけど、キラいだな。

そして、足をきれいに拭いてもらい、経過を見てもらってから、再びギブスを装着した。
ん?ん? ギブス??

今度はヒール付きで、体重を1/2かけていいそうだ。
ど~でもいいけど、体重を1/2かけながら松葉杖って歩きづらいぞっ!!
ヒールつけたって、まだ両松葉じゃないか!
苦難は続く。。。

筋力アップだぁ

2006-03-10 18:03:42 | バレー
昨日から『Thera-Band』を使って筋トレしている。
これは30×120mmの薄いフィルム状のゴムだ。縦長に二つ折りになっている。色によって引っ張り強度が違う。
私のは青で、下から3番目の強度だ。
リハビリでは、これで両膝を縛り、膝を離すようにして足の筋力強化に努める。
が、使いようによって上腕も手首も下腹部も鍛えられるのがわかったから、病室でも筋トレと、早速購入した。
安くかさばらず、機能的で非常にいい。

最近筋力の衰えを痛感してた私に、ある意味転機になった。
つまり、手軽に気楽にながらで筋トレできるのだ!
バレー仲間にも勧めようと思ったのは言うまでもない。


アキレス腱装具

2006-03-09 17:57:23 | バレー
手術後2週間から、足首の固定と安定のため、画像のような《アキレス腱装具》を装着する。

これは、完全なるオーダーメードのため、今日メーカーが採寸しに来た。
ケガしてない方の足の、正面・側面・足の裏を、子供の頃五本指を紙になぞったみたいに、画用紙になぞって書いてくれた。
あと靴のサイズを書いて採寸完了。
1週間で出来上がる。

こんなのが79000円もする。7割は健康保険から返ってくるとはいえ、痛い出費だ。
2ヶ月しか使わないのになぁ~。(1日1300円じゃないか)


リハビリ開始

2006-03-08 20:21:04 | バレー
患部の痛みパニックとじっと寝るために起こった腰痛アタックを、どーにかこーにかクリアしリハビリが始まった。

手術翌日の昨日は、リハビリ室(ここが遠いんだなぁ、段差はないけど)へ行き、松葉杖を借りた。
身長から長さを調節する。
脇に挟んで支えると、リンパ管や神経を圧迫するので、脇から10cm下を、脇を絞ることで支える。脇の甘い私には至難のワザだ。
松葉杖歩行がうまいとおだてられ、すっかりいい気になっている。

今日は足先や膝下、股関節の簡単なリハビリが始まった。
太もも筋力強化のために、美容体操のように前位・側位・後位と足を上げ下げする。ギブスの“負荷”付きで左右20回×3セット。
さらに電気マッサージ、膝の筋力強化のためのボール挟み、ゴム伸ばし。かなり時間がかかる。
が、がんばった甲斐あって、足は軽くなり痛みも軽減した。
血行が良くなったおかげだろうか?

私には運動が性に合っていることを痛感した。
本来ならデスクワークでじっとしている時間にエクササイズができて得した気分だった。


アキレス腱手術

2006-03-07 14:17:28 | バレー
アキレス腱の手術に、麻酔を入れて3時間かかった。
半身麻酔のため、足の引っ張られ加減で縫合がわかる。
気持ちのいいものじゃないが、仕方ないとあきらめられる。


我慢の限度を越えそうだったのが、太ももに巻いたベルトだ。
これは、血圧計のベルトみたいに内部に空気が入る。止血用だろう。
初めの60分が過ぎる頃、痛みを感じた。元より感覚はないのだが、圧迫は感じるのだ。
痛みとずっと同じ体勢をとった後のような筋肉疲労を感じる。
同じ体勢を続けるのが困難に思えた。
痛みに堪えかねて、手術室の助手に訴えると、「もう少しですよ」と言う。
もう少しかぁ~。5~30分だな。最悪30分を覚悟しないと。。

室内にはずっと倖田来未が流れている。やっと30代と覚しき若い医師の趣味か?
手術のほとんどは終わり、ひたすらいい方の右足をマッサージしてくれている。世間話しながら。
いいけど、きちんと治してくれたんかい??

足の張りは一層ひどくなり、痛みが増してくる。
ハニー・フラッシュは4回目だ。ハニーよ、私を現状から救ってくれ~~。
そして、気も狂わんとした30分後、ようやく開放された。空気が抜け、みるみる楽になっていく。
“ああ、助かったぁ”この世の幸せを噛み締めた。
で、思った。最悪の方だったな。

とはいえ、医師も看護師も優しい、大変素晴らしい病院である。
みんなベルトの締め付けには苦しむものらしい。
あっさり言われたのは、所詮アキレス腱手術だからか。




Time RequiemのOptical Illusion

2006-03-05 09:30:57 | メロディック・ハード
Time Requiemの3作目。

ヴォーカリストがアポロ・パパサナシオから、イングウェイ・マルムスティーンとも組んだ、ヨラン・エドマンに変わった。
ギタリストはマグナス・ノードからマグナス・ニルソンだ。
全体的に、サウンドが軽めに感じられる。
マグナスはリフを強くは刻まない。
が、ソロは鋭くメロディアスに奏でる。リチャードと渡り合い、テクニックで決して引けを取らない。
ヨランは澄んだ声でハイトーンだ。爽やかで私にはアメリカン・ハード・プログレを思わせる。
初めのうちは、太くて重いアポロとのあまりにもある違いに馴染めなかったが、慣れればこれもいい。

大きな変化があるが、Time Requiemは根底にリチャード・アンダーソンがあるから、中身は何ら変わらない。
場面展開の多いソングライティング、静と動の対比はスケールが大きい。
2曲目の「The Talisman」のイントロに代表される、変リズムに乗る速弾きのキーボードとギターによる、緊迫感に満ちた怒涛の演奏がとにかくいい。

こうして聴いてみると、ファーストはメタル、セカンドはフュージョン、本作はポップをそれぞれ6%取り入れていると考えるとわかりやすい。
そしてすべてをリチャード色に塗り込めているから大したものだ。

リチャードカラーについては、賛否あろうが、私は絶賛する。
個人的には、ヨランの声はもう少し太くていい。
好きなタイプの声なのだが。。




Symphony XのThe Divine Wings Of Tragedy

2006-03-03 21:45:01 | メロディック・ハード
1996年発売のSymphony Xの3枚目。
個人的には、5枚目のⅤが一番好きだが、この『The Divine Wings Of Tragedy』も同じくらい素晴らしい。

メロディラインがわかりやすく美しいのだ。
この手のテクニカルなシンフォメタルだと、Dream Theaterに代表されるように、メロディが複雑で繰り返し聴かないと全体像が見えずらいが、『The Divine Wings Of Tragedy』は比較的わかりやすく、テクニカルなメロディック・HR/HMの入門編に打ってつけだ。

前半はスピーディな曲が並び、段々と叙情的な曲が飛び出してくる。
ザクザクと切り刻むリフに乗って、ラッセル・アレンのロニー・J・ディオが40%入っているパワフルな歌声が炸裂する。
合間にマイケル・ロメオのテクニカルでありながら美しいギターソロが入る。

私は4曲目のプログレッシヴな“The Accolade”が好きだ。
ヴァイオリンの哀愁ある音色からアコギのアルペジオ、ギターソロへの流れにうっとりする。
クサメロとは良く言ったもので、クサいほど気高く壮大で美しい。
いくらクサかろうと、好きなものは好きなのだ!!
現に6作目の“Odyssey”になると、クサさがなくなって個性も消え、つまらない。

ラストの“Candlelight Fantasia”も叙情的で気高く美しく、Symphony Xを代表する曲だと思う。
哀愁と荘厳さ。スピーディーでなくていい。
ドラマティックさがたまらない!!