メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Pain Of SalvationのRemedy Lane

2006-03-20 20:56:47 | メロディック・ハード
スウェーデンのプログレ&テクニカルメタル・バンドの第4作目。
3rdの『The Perfect Element』で感じた、内に向かう攻撃性が健在で、その延長線上にあると言っていいだろう。

衝撃を受けた『The Perfect Element』は完璧な作品だったので、これを超えるのは正直むずかしいと思った。実際どのレビューを読んでも『The Perfect Element』が最高傑作となっている。
けれど、私はむしろこの『Remedy Lane』の方が聴きやすくていいと思う。

うねりのあるヘヴィーなリフ、コロコロ変わるリズム、表現力豊かなダニエル・ギルデンロウのボーカル、起伏の多いソングライティング、効果音のように使われる攻撃的なギター、どれをとっても高度で切れ味鋭い。

それでも、『The Perfect Element』よりは円み、円熟味があるように感じられるのだ。
いわば、『The Perfect Element』が危険なティーンエイジャーで、ちょっぴり大人になったのが『Remedy Lane』であるかのように。
それでもなお危険であるのは変わらないが。。

作品は、序章とChapter1、Chapter2、Chapter3に分かれている。
それぞれ、攻撃的、シンプルさ、哀愁がちょっとずつ振りかかっているかのようだ。
“A Trace Of Blood”“Walking Every God”が気に入った。
やっぱり私はヘヴィーでギターが目立つ曲が好きなんだった。
“Dryad Of The Woods”は美しくて癒される。