メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Symphony XのThe Divine Wings Of Tragedy

2006-03-03 21:45:01 | メロディック・ハード
1996年発売のSymphony Xの3枚目。
個人的には、5枚目のⅤが一番好きだが、この『The Divine Wings Of Tragedy』も同じくらい素晴らしい。

メロディラインがわかりやすく美しいのだ。
この手のテクニカルなシンフォメタルだと、Dream Theaterに代表されるように、メロディが複雑で繰り返し聴かないと全体像が見えずらいが、『The Divine Wings Of Tragedy』は比較的わかりやすく、テクニカルなメロディック・HR/HMの入門編に打ってつけだ。

前半はスピーディな曲が並び、段々と叙情的な曲が飛び出してくる。
ザクザクと切り刻むリフに乗って、ラッセル・アレンのロニー・J・ディオが40%入っているパワフルな歌声が炸裂する。
合間にマイケル・ロメオのテクニカルでありながら美しいギターソロが入る。

私は4曲目のプログレッシヴな“The Accolade”が好きだ。
ヴァイオリンの哀愁ある音色からアコギのアルペジオ、ギターソロへの流れにうっとりする。
クサメロとは良く言ったもので、クサいほど気高く壮大で美しい。
いくらクサかろうと、好きなものは好きなのだ!!
現に6作目の“Odyssey”になると、クサさがなくなって個性も消え、つまらない。

ラストの“Candlelight Fantasia”も叙情的で気高く美しく、Symphony Xを代表する曲だと思う。
哀愁と荘厳さ。スピーディーでなくていい。
ドラマティックさがたまらない!!