東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

谷川岳 西黒尾根登山

2009-12-31 08:56:27 | 山のぼり
12月29日~30日にかけて谷川岳の西黒尾根を登ってきました。
西黒尾根は、谷川を代表するクラシックルート。
友人たちと4人で今年最後の山登りです。



28日の夜、電車で水上まで行って、タクシーで谷川岳ロープウェイ乗り場へ。
なんと、ここでは登山者のためにロビーが解放されていて眠る事が出来るのです。

で、快適な睡眠をとった翌朝、いよいよ登山開始。
今年の谷川は例年より雪が少ないとのことでしたが、僕たちには十分な積雪。登山口で準備体操をしていたら5人のベテラン風の別パーティーが追い抜いていきました。結局、この日の西黒尾根は僕たちとこのパーティーだけが入山した模様。他の登山者はロープウェイを使って天神尾根から入山したのでしょう。

僕たちはひたすら樹林帯を登ります。ただ、先行パーティーがいるのでラッセルの必要もなくおしゃべりをしながら快適に高度を稼ぎます。

予報では晴れのはずでしたが、天気は高曇り。翌日から天候悪化の予報なのでちょっと心配です。
その後、樹林帯を抜け、ラクダのコブに着いたところで、先行パーティーが引き返してきます。聞いてみると、ガスってきたし、この先はラッセル跡もないので登頂はあきらめるとの事。
うーむ。西黒尾根はそれほど登山者もいないのでラッセル跡がないと厳しいとは思っていましたが、このパーティーがいなくなると不安です。それでも、もう少し進んでみました。ラクダのコブの先は少しロープを使う場所もあったりして慎重に進みます。

でも、このまま進んでも、登頂した後、この日のうちに下山するのは微妙。テントも持っていましたが、翌日の天候悪化を考えると、このまま下山するのが賢明なようです。
残念ですが、ラクダのコルの少し先で下山開始。

でも時間があったので、樹林帯まで下ったところで、ちょっと雪上訓練をしたり、雪洞を掘ったりしました。
雪洞掘りは楽しかった! 買ったばかりのスコップ、ブラックダイアモンドの「ディプロイ 7」が大活躍。使いやすくていいスコップです。
1時間掘るとけっこうちゃんとした雪洞が完成。なかでお茶を飲んで、記念撮影の後、無事下山。

水上で温泉に入り帰京。
登頂は出来ませんでしたが、満足度の高い山登りでした。
でも、いつかまた再チャレンジして登頂したいものです。

ワインバー「アヒルストア」

2009-12-25 08:01:40 | グルメ
クリスマスの昨日は、代々木公園のワインバー「アヒルストア」へ。



前から気になっていたのですが、カウンターと立ち飲みスペースだけの小さなお店なので、いつもいっぱいで入れずにいました。今回も僕たちは何とか入れましたが、次のお客さんは断られていました。

ワインは、ビオばかりを集めていて、かなり個性の強いラインアップ。白のボトルを選びましたが、ものすごく織りの入った、でも力強い一本。
LA LUNOTTE (LES ROSSIGNOUX 2006)

食事も、おつまみ系が中心ですが、けっこう美味しく、あとパンも充実していました。
でも、このお店の一番のポイントはスタッフ。兄妹二人でやっているらしいのですが、感じの良い二人でくつろげました。客層も良かったし、繁盛の理由が良く分かりました。

という訳で、これからも時々訪れたいお店を発見できたクリスマスの夜。
それにしても、他のお店はガラガラ。「クリスマスコース」とかを設定しているフレンチとかが外から覗くとお客が二組、という感じで本当に消費が冷え込んでいますね。うーむ・・・。

小沢昭一さん+篠田正浩さんのトークショー

2009-12-23 08:54:56 | イベント
昨日は江戸東京博物館のホールで、小沢昭一さん+篠田正浩さんのトークショー。
映画監督・篠田正浩さんが「河原者ノススメ―死穢と修羅の記憶」という本を出版したのを記念して、「私は河原乞食・考」の小沢さんと対談することになったということ。

で、博学のふたりによる台本無しの対談。面白くないわけがない。
主に、本のテーマでもある「芸能と差別」について語ったんだけれど、小沢さんが篠田監督の映画に出演した時のエピソードや大学時代の先生の思い出なども話題になった。
芸能に関する固有名詞がぽんぽん出てくるインテリの監督に対し、(お客さんの反応も気にして)なるべく具体的なエピソードを語ろうとする小沢さんの話芸といった、ふたりのキャラクターの違いも出て、本当に興奮した対談。

本にもちょっと出てきたんだけれど、今回の対談で気になったことをいくつかメモ。
・監督が若い時、「横浜の河原で、三味線を持った老女が死んでいた」という新聞記事を読んで、そこに日本の芸能の系譜が途絶える瞬間を感じた、との事。

・篠田監督がドナルド・キーンに「日本の文化は、侘び寂びと言われるモノトーンの文化だと思われているけれど、では歌舞伎の派手な文化はどこから来たのですか?」と聞かれ、そうした派手な文化を担ってきたのが、河原モノと呼ばれる人たちだったと気がついた、とのこと。

・「錦着て畳の上の乞食かな」四世団十郎の句。

・そうした差別された人たちが担ってきた文化は、ハッピーだけれど悲劇で、グロテスクだけれど美しい。その底流には「死」があって、それは芸能が鎮魂であり祓いであったということ。それを引き受けてきたのが役者だった。

などなど。
いやー素晴らしい夜でした。
ただ、気になったのが、こんなにすごいおふたりの対談なのに、ホールはガラガラだったこと。せっかくの機会なのにもったいないよ。

第二久の湯@西大島

2009-12-22 08:11:04 | 銭湯
銭湯は第二久の湯。
新宿線の西大島駅徒歩3分の好立地。



フロント式で待ち合わせスペースなども完備の改装済み銭湯。
で、そんなリニューアル銭湯ながら、ここの一番の売りはペンキ絵。
以前は早川絵師の作品だったようですが、最近、中島絵師の作品に描き替えた模様。
これが珍しい題材。というか山をバックにした渓谷風景なのですが、そこに吊り橋が描かれ、橋を渡る二人の登山者まで描き込まれています。
おもしろい!

ペンキ絵を描くスペースがそんなに大きくないので、こうした遊びが出来る時間的余裕が生まれたのかもしれません。
奥行きのある渓谷風景といい、画面の端に描かれた道とトンネルといい、いろんな想像が出来る中島絵師の傑作だと思います。

という訳で、ペンキ絵好きなら一度は行きたい銭湯です。
あ、この絵は「男湯」。女湯は富士山の絵でした。

我が家で忘年会+来年の目標

2009-12-21 07:49:01 | Weblog
昨日は我が家で忘年会。
お客さんは、エベレストに何度も登った人や北極に行った人などすごい顔ぶれ。
皆の話も面白く、楽しい夜でした。

で、気がついたのが、こうしたすごい人って、とても謙虚で自慢話をしないんだな、という事。
今回来てくれた人たちは、何冊も本が書けるほどの経験を積み重ねていると思うけど、そんな話はあんまりしないで、別にたいした経験も無い僕に話を振ったりしてとても気配り上手な人たちばかり。

この前お会いしたカメラマンさんで、三島由紀夫など昭和を代表する人たちをたくさん撮ってきた方にお話を伺ったとき、僕が「彼らの共通点って何ですか?」と聞いたところ、同じように「謙虚で自慢話をしないこと」と答えてくれました。

「謙虚で自慢話をしないこと」。
どうもすぐに自分の事を話してしまう僕には苦手なことです。
とりあえず来年の目標としましょうか(守れそうにないけれど・・・)。

湯フェスVOL.5「銭湯ペンキ絵×フラダンスLIVE!」

2009-12-19 22:47:39 | イベント
2010年1月16日、17日に学芸大学前にリニューアルオープンする銭湯で、ペンキ絵師、丸山さんと中島さんによるライブペインティングイベントが開催されます。
主催は、前回の銭湯ナイトにもご出演いただいた、建築家の今井健太郎さん。会場の千代の湯さんのリニューアルも手がけています。
ものすごく貴重な機会だと思います。
お見逃しなく!! 
ちなみに僕もお客さんとして遊びに行くつもりです。

(以下、主催者からのメールを転送)



25年ぶりにリニューアルオープンする千代の湯(目黒区)の記念イベントとして湯フェスを開催します。
第5回目となる今回、初日の16日は銭湯「富士山ペンキ絵」のライブペインティングをフラダンスとのコラボレーションをおりまぜながらご覧いただきます。
出演は、現役の絵師として『全国で数人』となってしまったホンモノのペンキ絵師、丸山清人氏と中島盛夫氏2名が共演。
同時に2つの富士山を描くという、非常に貴重な内容となります。
実況解説には町田忍氏が登場。銭湯の知識においてこの方の右に出る人はいません。
ペンキ絵に関する楽しくてアツ~い、そして濃ゆ~い解説が聞けそうです。
フラダンスは、千代の湯とかかわりの深いフラスタジオ/KAPUALIKOが出演。
「銭湯=富士山=火山=フラ」ということで、地域に根ざす癒しのコミュニティがイベントに花を添えます。
その他、銭湯空間を利用した「カフェ」「足湯」「銭湯グッズ販売」などの特別メニューを開催予定。
どうぞお楽しみに!!(注:16日は無料。入浴イベントではありません)

そして17日は、本オープンを控えてのプレオープン入浴イベントとなります。
通常の営業とは少し異なるプレゼントや店内の仕掛けなどを御用意して皆様をお迎えいたします。(17日は有料。¥450-の入浴料金をいただきます)
 
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★ 日時・会場 ★
2010年1月16日 土曜日 14:00~20:00 入場料: 無 料
1月17日 日曜日 15:30~20:30 入場料:¥450-
@ 千代の湯(学芸大学前) 東京都目黒区鷹番2-20-3

●16日(土)●・・・・銭湯ペンキ絵×フラダンスLIVE!
☆ OPEN 14:00 ~
☆ 銭湯ペンキ絵ライブペインティング 14:30~
☆フラダンスLIVE ~出演時間未定~
☆ 銭湯空間を利用したカフェ&混浴足湯 14:00 ~ 20:00(足湯御利用の方はタオルを御持参ください)
☆その他「銭湯グッズ販売」などの特別メニューを開催予定。

●17日(日)●・・・・プレオープン入浴イベント
☆ OPEN 15:30 ~ 20:30
自慢の炭酸温泉&軟水風呂をいち早く体験。通常営業に加え「銭湯グッズ販売」などの特別メニューを開催予定。
☆特別サービス☆ 先着200名様に銭湯グッズをプレゼント。

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★ 出 演(16日) ★
丸山清人(ペンキ絵師)
中島盛夫(ペンキ絵師)
町田忍(庶民文化研究家)実況解説
フラスタジオ カプアリコ(フラダンス)

→湯フェスVOL.5 オフィシャルサイト
http://www.ne.jp/asahi/space/88/yufes05.htm

浜添湯@兵庫・新長田

2009-12-16 00:01:57 | 銭湯
で、今日はまず、朝湯から。

大阪のディープサウス、新今宮に宿を取ったのですが、ポイントは朝湯をやっている銭湯が多いこと。まあ、宿もなかなか興味深かったのですが、朝6時からやっている和光浴場に行きました。

ここは設備充実の大型銭湯。券売機で入浴券を買うのですが、石鹸付き、歯ブラシ付き、タオル付きなど、様々な券が売られていて驚きました。
7時半頃に行ったのですが、お客さんもかなり多かったです。
浴槽も、電気風呂にジェット風呂、死海の塩湯や炭酸泉の露天風呂など様々。すごいっす。

で、夜は、神戸での商談を終えて、新長田駅から歩いて15分ほどの浜添湯に。



ここも松本康治さんの銭湯ガイドブック「関西のレトロ銭湯」に載っていたところです。
番台式。この番台がかなり高くてビックリ。関西でよく見かける神棚も派手な提灯で飾られています。
浴室は、前日の寿温泉と同じく石畳に御影石の浴槽と関西らしい風情。

という訳で、派手ではないけれど、こじんまりした良い銭湯でした。

寿温泉@大阪・弁天町

2009-12-15 23:42:09 | 銭湯
昨日今日と関西に出張に行ってきました。
出張はいつも慌しくて、けっこう大変なのですが、そうは言っても銭湯に入れるのが大きな楽しみ。
という訳で、月曜日は大阪の寿温泉に。



今回は、銭湯ナイトにもご出演いただいた松本康治さんの銭湯ガイドブック「関西のレトロ銭湯」を参考にしました。寿温泉は、この本の中で「特選レトロ銭湯」に選ばれていたので入りに行きました。

環状線の弁天町駅から歩いて7、8分。住宅街の中にあるレトロ銭湯。昭和35年の建物だそうです。
「寿温泉」のロゴが良い感じ。暖簾が関東より長いのが関西風。
番台式。脱衣所は格天井や黒い柱時計など風格ある佇まいです。
浴室は、関西らしく、石畳式になっていて中央に張り出した浴槽は黒御影石。とても立派でお湯に濡れて輝いています。美しい。
他にもかわいらしいタイルなど、細かいところも魅力的で、素晴らしい名銭湯でした。

お湯の後は、隣の大正駅に移動して「クラスノ」のという名酒場に。
80歳位のご主人も板場に立たれていて、美味しい出し巻き卵を作ってくれました。
たくさん食べてビールを二本飲んで2200円。関西は銭湯だけじゃなくて飲み屋のレベルも高いですね。

週末は木こり仲間との忘年会

2009-12-13 21:00:21 | Weblog
という訳で、この週末は木こり仲間との忘年会。
フィールドにしている森で夜を徹して大騒ぎしてきました。



僕が木こり仲間と出合って、5、6年。
毎年、忘年会をしていますが、だんだん趣向も練られてきて、今年も忘れられない素晴らしい会となりました。

今年のテーマは「コスプレ」。
アフリカの民族衣装からバカボンのパパの格好まで、それぞれが工夫した服で登場。ふだんと雰囲気が変わって良かったです。
ちなみに僕は学生時代に中国で買ったチャイナ服。派手過ぎてこれまで着る機会もありませんでしたが、ようやく役に立ちました。捨てなくて良かった。

誰かが、「今日は魔法のような夜だ」と言っていましたが、なんだか皆がうなずいてしまうほどの幸せな時間。こんな時間を積み重ねていける事に感謝したいです。

木こり仲間の忘年会

2009-12-12 15:51:30 | Weblog
今夜は木こり仲間の忘年会。
今から山に出発です。

恒例のプレゼント交換、今回はポスター型のミニペンキ絵にしました。
誰がもらうか分からないのですが、気に入ってくれるかどうか・・・。



という訳で、今日は思う存分飲みまくるぞー!