東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

マイブームは48

2010-10-30 18:58:47 | AKB48
ここ数日は本も読まず、You Tubeで「AKB48」の映像をずっと見ています。

1週間前まで、存在は知っていたものの、メンバーの顔や名前は全く知らなかったのですが、「最近なんだか良く出てくるアイドルたちはどんな歌を歌っているのかな」と検索してみたら、PVがすごくよくて、すっかりはまってしまいました。

PVを見る以前は、「顔の区別がつかないよ」とか「大人たちにいいように利用されてかわいそう」とか思っていたのですが、PVの中で一生懸命に歌って踊る彼女たちの真剣さになんだか感動してしまいました。
じっさいすごく丁寧に作られていて驚きます。

たとえば、「大声ダイヤモンド」という曲のPVは、とある女子高の文化祭の出し物で、女子高生たちが「AKB48」の真似をして歌う、という設定。
そこにちょっとした諍いや涙がトッピングされていて、ドラマを盛り上げています。
http://www.youtube.com/watch?v=F32epua9VQs&feature=channel

こちらは「涙サプライズ」
http://www.youtube.com/watch?v=pKQlKygAMrg&feature=channel
クラスメイトの誕生日のお祝いをサプライズで演出するという単純なストーリーですが、スピード感があって面白い。

「言い訳Maybe」も、いかにも「青春」っていう感じ。秋元康はこういう設定が上手いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=qJ-Drv9tVjI&feature=related

ちょっと前に話題になった「AKB総選挙」で、なぜあれほどファンたちが大騒ぎするのかも分かりました。
AKBは人気投票による序列が厳然とあって、その序列ごとに役の割り振り、映される時間などが決まっているので、ファンとしては自分が気に入っているメンバーの序列が少しでも上がるよう盛り上がるのでしょう。
なんだかファン心理を利用する、商売上手なシステムのようですが、AKBにとっても緊張感と向上心を持たせるなかなか上手いやり方なのだと気がつきました。

それにしてもYou Tubeには膨大な映像がアップされているのできりがありません。
今日ずっと見ていたのは「マジすか学園」というメンバー総出演のドラマ。
アイドルとヤンキーのコラボは新鮮で面白かったです。
その歌がこんなPVになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=_fcAEkH09_M&feature=channel

なんだか、今日の内容は「きもっ」って、引かれてしまいそうですが、本当に面白いと思うし、しばらくすればこの熱も冷めると思うので記録として残しておきます。

「残された山靴」

2010-10-28 01:35:58 | 
本は「残された山靴」。



著者はスポーツライターの佐瀬稔。
植村直己、小西政継、加藤保男、森田勝、長谷川恒男など8人のクライマーたちの姿を描いたノンフィクション。
8人に共通するのは皆、山で遭難死してしまったこと。

もともと著者は、思い入れたっぷりに人物を描くことが多い気がする。
同じ著者の「喪われた岩壁 第二次RCCの青春群像」を読んだとき、山の楽しさよりは、山を通じた自己表現が、彼ら登山家のモチベーションの源だと決めてかかっているようなところがあって、少し違和感を感じていた。

この本も少しそんなところがあるが、それでも登場する登山家たちはやはり魅力的。
本の中で超人ラインホルト・メスナーが「登山はスポーツというより芸術に近い。自分を表現する、自分の意識下をより深く見つめる、という意味で、偉大な登山家というものはたくさん登頂したことではなく、人間としていかに自分を表現したかにかかっている」と語っているが、登場する8人の登山家は、それぞれが、その登山において自分を雄弁に語っている。

パキスタンのウルタル2峰。
そこで雪崩にあった長谷川恒男は、難しくはあるが直線的で「美しい」ルートをあえて選び、遭難してしまった。
豊富な経験と高度な技術、そしてアルプス3大北壁の冬季単独登攀という輝かしい経歴を持つ彼も、命を燃やす対象を山に選んだ芸術家なのかもしれない。

僕のへなちょこ登山とはまったく次元の違う世界。
著者の描く8人それぞれの「最後の一枚」はとても印象的だった。
おすすめ!

EF28mm F2.8

2010-10-21 23:50:19 | Weblog
ほぼ毎日、カメラを持って歩いて外出していますが、このところレンズの調子が悪く悩んでいました。
ズームレンズなのですが、ズームがうまく動かず時々シャッターが落ちない時があるのです。

そこでレンズを修理に出すことにしたのですが、ついでにのぞいたカメラ屋で新しいレンズを買ってしまいました。

EF28mm F2.8というCANONの単焦点レンズです。
単焦点を使うのはは初めて。
衝動買いなので、あまりチェックもしなかったのですが、家に帰ってネットで調べてみると「まあ無難なレンズ」的な評価でちょっとがっかり。

でも、すごく軽くて持ち運びは楽そうです。
という訳で、しばらくこれで遊んでみようと思います。
早くどこかに旅行に行っていろいろ撮ってみたいな~。

下の写真は買ってすぐに撮った最初の一枚。

「捕食者なき世界」

2010-10-20 00:41:40 | 
すみません、さいきん更新をサボっていました。
この間も、京都に行ったりたくさん本を読んだりしていたのですが、いまさらアップするのも何なので一番面白かった本の紹介だけします。

「捕食者なき世界」ウィリアム・ソウルゼンバーグ著



生物多様性は、なぜ崩壊しているのか?
ちょうど名古屋でCOP10が始まっていますが、この本は、科学ジャーナリストがとても分かりやすく、最近の生態学で分かってきた成果をまとめてくれています。
福岡伸一さんの本を読むような感じで、僕の様な生物音痴にも「なるほど」と驚きを与えてくれました。

まず紹介されるのがアメリカ北部の岩だらけの海岸で行われた実験。
同じような規模のふたつの海岸を舞台に、ある科学者が1年間に渡り行った実験です。
それは、ひとつの海岸では、毎回、その海岸に住むヒトデを岩からはがし捨て続け、もうひとつの海岸には全く手をつけないというもの。
結果、それまで多様な生物が競い合いながらも豊かに暮らしていた海岸が、ヒトデという「捕食者」を駆除することによって、生き物のバランスが大きく崩れ、最終的にイガイという二枚貝ばかりが生息するある意味、不毛な海岸に変わってしまったというもの。

この実験は、とても限られた狭い範囲で行われたものですが、この結果は他の様々な環境でも同じように見ることが出来ます。
キーストーン種と呼ばれる要となる重要な種が失われることで、それまでの環境がガラッと変わってしまうということです。
キーストーン種は他に、ラッコ、狼、ピューマなどさまざまです。

例えばすごく単純に図式化すると、狼がいなくなると、鹿が増え、森の若木を食べつくします。
その結果、森の環境が荒廃し、そこに暮らしていた多くの生き物たちが減ってしまったり絶滅してしまいます。
鹿の被害はここ数年、日本でも大きな問題になっていますね。

こうした荒廃を防ぐため、アメリカ最大の国立公園であるイエローストーン国立公園では、一度は絶滅させた狼を、再び森に返す活動を始めたそうです。

しかし長い人類の歴史を振り返ってみると、それはこうした捕食者たちとの戦いの歴史でもありました。
そもそも捕食者に食べられる側であった人類が、その後、家畜を飼うようになり狼などの捕食者と対峙します。
次第に捕食者たちは追い詰められ、その生息範囲を減らしていきます。
特にここ100年間で決定的に大型の捕食者たちは駆除され、結果的に自然の多様性が失われてしまったというのがこの本のポイントです。

いやー、本当に面白い本でした。
本の構成も良いし、翻訳も読みやすかったです。
オススメです!

素晴らしき結婚式

2010-10-12 23:43:53 | Weblog
この連休は、友人の結婚式の司会をするため鳴子温泉に行ってきました。

これまでいろいろな式に出席したり司会をしたりしてきました。
でも、これほど参加者みんなが心から「オメデトウ」という気持ちをあらわにした式はなかったように思います。
僕自身、本当に感激してしまいました。

花嫁は、ずいぶん年下の友人ですが、出席者全員が心から彼女の事を愛しているという稀有な人です。
花婿も彼女にふさわしい芯のしっかりした良い男でした。

ゲストみんなで新郎新婦を先頭に東京音頭を踊ったり、見事な高砂の謡があったり、式の栞や引き出物に工夫があったりといった演出はそれなりに効果的だったと思いますが、何よりもゲストたちがこの式に参列できて嬉しい、という気持ちが前面に出ていたのが素晴らしかったです。

家族も地域の人も学生時代の恩師や友人も職場の同僚も、みんなが本当に楽しそうにしていました。
これはひとえに、新郎新婦の心根の良さ。
なんだかこの結婚式を通じて、いろいろな事を学ばせてもらった気がします。

天気も雨の予報だったのに見事に晴れて、最後は虹まで見えました。
いやー、本当にすごい結婚式でした。



式のあとの鳴子ツアーや他のゲストたちとの夜を徹しての大宴会も楽しかったし、舞台となった鳴子温泉が本当に好きになりました。
これからしょっちゅう通いそうな気がします。

結婚式打ち合わせ

2010-10-06 07:25:35 | Weblog
昨日は、10月10日に迫った友人の結婚式打ち合わせ。
阿佐ヶ谷にある中央線的酒場「あるぽらん'89」で。

式では司会をやるのですが、今回は盛りだくさんの構成なので、とにかく時間通りに進行できるかが最大のポイント。
打ち合わせの最中も、「このパートは2分削れそう」とか、分単位の時間調整をしていて、まるで事業仕分けのような気持ちになってしまいました。

新婦に内緒で計画していたサプライズ演出も、結局、時間がどうしても作れず、新婦に告白して、彼女にも協力してもらい別のプランを考えることにしたりと、いろいろ大変です。

とは言え、多分すごく個性的な楽しい式になるはず。
アドリブの時間があんまりないことは残念だけど、その分、それぞれのパートは濃くなっているので楽しみです。

式の司会は、これまで何度もやっていますが、やっぱり事前にあれこれ考えるこうした時間が一番楽しいもの。
新郎新婦の人柄も、会場も時間もみんな違うので、いつも新鮮な気持ちになれます。
という訳で、結婚式の司会のご用命承りますので、ご予定のある方はお気軽にお問い合わせ下さい(笑)。

富士山キノコ狩り

2010-10-04 07:45:00 | 山のぼり
毎年秋、学生時代の仲間達とキノコ狩りに行くことを続けています。
もう15年位ずっと続けている行事です。

で、今年も富士山に行ってきました。
富士山は、キノコの宝庫。
それに加え、最近は赤ちゃんや子どもの参加が多いので、親しくさせてもらっているペンションを借り切って、台所を自由に使わせてもらえる利点もあります。

という訳で、今年も大豊作。
イグチ、タマゴダケ、ハツタケ、、どのキノコも美味しく料理して、ぜんぶ平らげました。、
面白かった!



キノコ狩りの翌日は、胎内神社→精進湖→大石寺→飛図温泉→富士宮焼きそばと富士山を一周しました。

ここ数年、富士山に行くことが多く、なんだか判ったような気になっていましたが、一周してみて、富士山がどれだけ大きいかを実感できました。
本当に魅力的なエリアです。
次回は富士山の別のエリアを探検したら楽しそう。
という訳で、秋の恵みを感じられた週末でした。

銭湯振興舎/千代田区銭湯プロジェクト

2010-10-01 22:54:46 | 銭湯振興舎
このブログでも、何度かお伝えしている「銭湯振興舎」は、銭湯活性化のためのプロジェクトチーム。
この春から、試行錯誤しながら活動を続けていましたが、ようやくここでご報告できるような成果を形にすることが出来ました。

私たちが取り組んできたのは「千代田区銭湯プロジェクト」。
現在、千代田区には4軒の銭湯があります。
いずれも長い間、地域の人に愛され、また最近はランナー達の拠点としても注目されています。
「銭湯ランナー」の中には、ここ千代田区の銭湯に入ることが、初めての「銭湯体験」というケースも多いと聞きます。

そうした銭湯ビギナーに、もっと銭湯に入る喜びを感じてもらいたい。
ならば銭湯の華「ペンキ絵」を区内の銭湯に設置して、銭湯ビギナー、そしてもちろん毎日銭湯に通う地元千代田区在住の常連さんにも楽しんでもらいたいと考えました。
あわよくば、銭湯ビギナーのランナー達が、彼らの地元の銭湯を利用するようになれば、という狙いもあります。

実は、区内の銭湯には現在、「ペンキ絵」はありません。
しかし今回、区内の銭湯2軒の協力を得て、「ペンキ絵復活プロジェクト」を企画しました。

具体的には区内の銭湯「稲荷湯」「於玉湯」のロビーや脱衣所にペンキ絵を新たに設置。
ペンキ絵の周りに置かれる看板広告で設置費用をまかなうという試みです。

今日は、その第一歩として、内神田の稲荷湯さんに完成したペンキ絵の設置に伺いました。
写真が、今回設置するペンキ絵と看板広告です。



振興舎メンバーでペンキ絵師見習いの田中みずきさんがほとんどを描き、一部を師匠のペンキ絵師、中島盛夫さんが手直ししてくれたそうです。
看板広告もぜんぶペンキ絵で描いたオリジナル。
一部、看板の制作が間に合わず、空いてしまっているところがありますが、それも順次埋まっていく予定です。

このプロジェクトのために毎週、打ち合わせを重ね、何とかここまでたどり着いたので、すごく嬉しいです。

次回は、もうひとつの銭湯、岩本町の於玉湯さんに同じように設置します。
こちらも個性的な広告主さんが応募してくれました。

という訳で、今後も積極的に銭湯振興のための活動を行って行きたいと思います。


*登山用具メーカー「エバニュー」様の看板


*稲荷湯さんのそばの居酒屋「玄気」様の看板

銭湯振興舎のHPはこちら
http://sentoushinkousya.web.fc2.com/home_001.htm

なお、「稲荷湯」さんの広告枠があとひとつだけ残っています。
早い者勝ちですので、ご興味のある方は銭湯振興舎までお問い合わせ下さい。
どうぞよろしくお願いいたします!