東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

2011年最後のブログ

2011-12-31 23:47:31 | Weblog
あとしばらくで今年も終わり。
本当にあっという間の一年間でした。

思えば、昨年2010年は先輩や後輩が亡くなり、11月には父親が亡くなるなど「死」に彩られた暗い年でした。

今年は、明るい年にしたいと思ったし、もっと「絆」を大切にしようと思い、いろいろイベントを開催しようと決めていました。
3月14日、日本酒のイベントを開催する予定で準備を進めていたのですが、あの震災で中止となってしまい、その後も、なんだかイベントという気もせず、何もアクションを起こせないまま一年が過ぎてしまいました。
その後も登山中に見知らぬ登山者の遭難に出会うという事件に巻き込まれました。
また、自分自身も生まれて初めて入院するなど身体の変調をすごく感じました。
検査入院で結局、何もなかったのですが、それでも生まれて初めて自分自身の「死」を意識しました。

なんだか人生の転換点となるような大きな年だった気がします。
今年も「死」をすごく感じたし、去年よりさらに身近に感じました。
これが年を取るという事なのでしょう。

今年はAKB、SKE、ももクロといったアイドルにはまりましたが、これも何だかそうした意識の反動のような気がします。

2012年は一体どういう年になるのでしょうか。
世の中的には明るい兆しは見えないのかもしれません。
でも、個人的には改めて「絆」を結ぶ事を意識して過ごすことができればと思うのです。
そろそろちゃんと動き出さなければ。

頑張ります!
皆様も良いお年を!

「幕末太陽傳」

2011-12-29 10:07:05 | 映画
昨日は3時間ほど時間が空いたので、その間に映画鑑賞。
デジタルリマスター版が上映されている「幕末太陽傳」。

ご存知、フランキー堺主演の1957年の大傑作。
監督は川島雄三。
キャストは、石原裕次郎に小沢昭一、岡田真澄に南田洋子と何でもあれのラインナップ。



これで観るのは3回目くらいだけど、毎回、心底楽しめる映画。
何よりすごいのが、そのスピード感。
『居残り佐平次』や『品川心中』『三枚起請』『お見立て』といった落語からネタを借りながら破綻する事なく、だれる事もなく、突っ走るように物語が進んでいく。
この「間」は本当にすごい。

それを実現するのがフランキー堺。
羽織を放り投げてそのままぱっと着るシーンがよく話題になるけど、動きが何より軽快。
彼の周りだけ重力が軽いような小気味良いアクションを見ることが出来る。
タタターンと階段を駆け上がるその一連の動きを見ているだけで、なんだか楽しくなってくる。

で、彼に負けていないのが同じ麻布中学の同級生、我らが小沢昭一。
アバキンことアバタの金造という貸し本屋役での出演だけど、なんだかちょこまかとした動きがおかしい。

さらに石原裕次郎も、高杉晋作役が見事にはまっている。
「あはははー」という高笑いだけで、スターの貫禄を見せ付ける。

それ以外も、女郎屋の主人夫婦の金子信雄、山岡久乃も良いし、最後、フランキー堺に墓場を案内させる田舎者役の市村俊幸も上手い。やり手婆役の菅井きんが今と変わらないのにもびっくり。
エンドロールに名前の出る役者以外でも、スクリーンの端っこに写っているだけの無名の役者たちも実にきちんとした動きをしている。
この辺りの演出は、助監督の今村昌平が細かく指導していたと小沢昭一が話していたけど、ほんとこういう細かいところの積み重ねがこの映画の厚みを増しているんだと思う。

という訳で、久し振りに日本映画の楽しさを思い出したよ。
もっと映画も観なくちゃね。

花の湯@釜石

2011-12-26 20:10:26 | 銭湯
ボランティアの帰り、釜石の銭湯に入ってきました。
花の湯。
市内からバスで10分ちょっと。
小佐野駅からも徒歩圏内の国道沿いの小さな銭湯です。



今も薪で沸かしているそうで、柔らかなお湯が疲れた身体に気持ちよかったです。
お客さんもそれなりにいそうでしたが、上品な女将さんに話を聞くと、ずいぶんお客が減ってしまい、実は3月でお店を閉めようとしていたそうです。
張り紙まで出していたものの、3.11が起きて市からも要請があり急遽、お店を続けることにしたとか。
地震で築50年の建物も大きく揺れ、生きた心地がしなかったと、話してくれました。

地震後、一週間ほど経ってお店を再開すると、行列ができるほどのお客が集まったそうです。
街の重要なインフラである銭湯の面目躍如と言ったところでしょうか。

でも最初は市の補助もあり無料で入浴できるようにしていたものの、入浴料390円を通常通り取るようになると、あれほどいたお客さんがぱったり来なくなったそうです。
うーむ・・・。

とは言え、小さいけれど清潔で雰囲気の良い銭湯。
常連の方たちの語らいの場でもあるようで、なかなか印象的な釜石の銭湯でした。

宮城県釜石市にボランティアに行ってきました

2011-12-26 19:20:10 | Weblog
クリスマスは宮城県釜石市にボランティアに行ってきました。

被災地へのボランティアはずっと行きたかったので、どこに行こうかと考えた時、8年ほど前、訪れた釜石を思い出しました。
その時は釜石橋上市場が壊されることになって、その前に見にこうということで訪れたのですが、すごく地元の方に親切にしてもらったことが記憶に残っていました。

被災地に行ったのは初めて。
地震から9ヶ月経ってもう復旧もかなり進んでいるのかと思いきや、まだまだ傷跡は深く、困っている多くの被災者の方たちがいらっしゃいました。
また同時に、一生懸命に頑張るボランティアの人たちにも出会えました。

今回、個人ボランティアという形で釜石市のボランティアセンターに登録して二日間で二つの現場に行ってきました。
ひとつは仮設住宅に行って支援物資を配る「青空市」のお手伝い。
もうひとつは、津波の被害に遭った印刷会社に行っての瓦礫の撤去でした。

まず青空市ですが、全国から届いた衣類や生活物資を配る活動です。
釜石市には12月現在で約60の仮設住宅群があり3000人以上の方が暮らしています。
そのひとつに行ったのですが、何とこうした配布は数ヶ月ぶりとのこと。
その為か、11時の配布開始前から多くの方が並んで今か今かとまっています。
お年寄りも多かったのですが、家族や若い方の姿も目に付きました。

配布前から整然と列が出来て、混乱もなく無事、配ることが出来ました。
それにしても、支援物資はもっと潤沢に分配されていると思っていたので、数ヶ月ぶりの配給と聞いて驚きました。
配布前は沢山あった物資があっという間になくなって、足りない人もいたりして、みなさん本当に喜んでもらえ、こちらも嬉しかった反面、微妙な気持ちにもなりました。
地域によって、必要な物資の状況も違うと思うので、その辺りのマッチングと不足物資のアナウンスがもう少しスムーズに出来たらいいのにと思った次第です。

その日の午後と翌日の午前と午後は瓦礫の撤去を行いました。
現場は港のそばの小さな印刷会社。
1階と2階が津波でやられ建物は立っているものの、中は本当にめちゃくちゃ。
紙資材だけでなく活版印刷用の活字の金属片が大量に散在していました。
既に前日から作業は始まっていたそうですが、とてもそうとは思えないくらいの混乱振り。
それでもボランティアスタッフ20名が集結しての人海戦術で、少しずつ土嚢に詰めて外に運び出し、最終日には1階部分は完璧にきれいにすることが出来ました。
でも2階部分は全く手付かず。
本当に気が遠くなるような作業です。

という訳で、二日間に渡り作業に参加したのですが、やはり現場に行かないと分からない事が沢山ありました。
大阪から飛行機と新幹線を乗り継いできた若い姉妹、夜行バスで1日だけ参加した株のトレーダーの方、数ヶ月に渡り参加している初老のおじさん、、、それぞれが出来る範囲で何とかしたいと全国から集まっていました。

でも、意外にも地元の方がほとんどいません。
釜石市は広く、海岸沿いは被害が大きかったものの内陸部では倒壊した建物もそれ程多くないそうで、市内のパチンコ屋さんは大繁盛の様子。
ずっと頑張っている地元ボランティアの方も、こうした無関心を嘆いていました。
あと、県外のボランティアがずっとこの地で頑張りたくても宿泊場所がホテルしかないため費用が嵩んで長く滞在するのが難しいそうです。

とは言え、それでも少しずつ状況は良くなっているし、ボランティアも絶えることなく集まってきているそうです。
僕たちも、これ一度ではなく、また行ってみようと思いました。

『湯フェスvol.6 銭湯ペンキ絵&アフリカン★LIVE★』@ふくの湯

2011-12-18 07:53:10 | Weblog
昨日は久し振りの銭湯イベント。
文京区のふくの湯さんのリニューアルお披露目イベントとして『湯フェスvol.6 銭湯ペンキ絵&アフリカン★LIVE★』が開催されました。

僕はスタッフとしてちょっとだけお手伝い。
イベントの目玉は、ペンキ絵師の中島盛夫さんと丸山清人さんの二人によるペンキ絵制作です。

2年前、目黒区の千代の湯さんで行った「湯フェスvol.5」に続くライブペインティング。
今回も会場は満員。
地元の常連客からわざわざ遠方から駆けつけた方まで沢山の方に見ていただくことが出来ました。

ペンキ絵が描かれる現場を見るのは、ほとんどの方が初めて。
アンケートを読むと、絵師さんたちのスピーディーな作業に沢山の方が驚いていました。
確かに大胆な刷毛使いでぐいぐい構図を決めていく様子は何度見てもびっくり。
子ども達や外国の方も目を輝かせていました。

ペンキ絵を描き終えた後は、アフリカンミュージックのライブもあり、イベントは最後まで大盛り上がりでした。

ふくの湯は今日から営業再開。
年中無休だそうなので、ぴかぴかに改装された素晴らしい銭湯で、二人の絵師の作品をぜひご覧下さい。

ふくの湯HP(写真は改装前)


いつも穏やかな丸山さん。作風も人柄を反映して落ち着いた丁寧な作品です。


自分の作品を書き終えた中島さんが丸山さんのお手伝い。
二人が一緒に描く事は非常に珍しい事です。

船山温泉@山梨

2011-12-11 22:42:04 | 旅行
週末は温泉に行ってきました。
山梨県の船山温泉。

身延線の内船駅から車で10分ほどの山の中にある一軒家の温泉旅館です。
ネットでの評判が良かったので、あまり聞いた事のない温泉でしたが予約してみました。
いつもは週末は満室みたいでしたが、たまたまキャンセルが出たようで泊まることが出来ました。

それにしても場所も辺鄙で、泉質は普通。
料金も高くはないですが、特別安くもないのに満室な事が多いのは何故なんだろうと思いましたが、たぶん合理的な運営システムが理由だと思います。

癒しの空間がコンセプトだそうで、団体客と子どもはお断り。
スタッフも最低限のケアはしますが、かなり放っておいてくれます。
この点で静かでのんびり出来ます。

それでいて、浴室にはアメニティがたくさん置いてあるし、シャンプーとかも何種類も揃っています。
コーヒーとかハーブティーとかもお客が自由に選んで勝手に飲むシステム。
料金も年間を通して変わらないし(!)、チェックインも13時から(!!)と至れり尽くせり。

旅慣れていて、最低限のケアだけしてもらえればよいお客にとって、過剰なサービスは逆に煩わしいので、ここのシステムは歓迎できるし、宿側にとっても手間がかからず合理的。
なかなか良いシステムだと思いました。



ただ、かなり不満を感じたところがあって、それは夕食の時間が短すぎること。
先週、銀座の和食屋さんで会席料理を食べましたが、その時は約3時間。
会話やお酒を楽しみながらゆっくり寛いで食べることが出来ました。

いっぽう今回は2時間にも満たない時間で、同じ品数の料理が出てきます。
少しおしゃべりに夢中になっていると、もう次のお皿が出てきてしまい慌ててしまいます。
お客も多いので捌くのが大変なんだと思うのですが、それにしても「ゆっくり寛ぐ」というコンセプトとは真逆の対応。
料理はどれもかなり美味しかっただけに、なんだか残念でした。

でも、このほったらかし感はかなり良いと思ったので、このスタイルがもっと日本の旅館で広まれば良いのに。
日本のサービス業って、つい頑張っちゃう方向に行ってしまうのが普通だと思うのですが、引き算のサービスで個性を出すって、なかなかの勇気だと思うし、それでお客がこれだけ来るということは、他の旅館にも参考になると思いました。

銀座 水野

2011-12-10 07:28:48 | グルメ
久し振りにおいしいものを食べようということで、銀座の日本料理屋さんに。
「GINZA 水野」。

キャバレー「白いばら」の向かいにある雑居ビルの2階。
ふつうのビルなのでちょっと躊躇してしまいます。
でも、お店の中に入るとそれなりに高級感があって一安心。

料理人の作っている姿を見るのが好きなのでカウンターの席に。
お店は、ほぼ満席です。

お料理は先附けからはじまる会席料理。
どの料理も手が込んでいて美味しかった。
事前のネット調査では、「コストパフォーマンスが良い」と書かれていたのですが、本当にそう感じました。
品数が多かったので、かなりお腹一杯になって、最後の鯛の炊き込みご飯は食べきれず、お持ち帰りにしてもらったほど。

でも、何か強烈なインパクトがあったかといえばそうでもないかな。
どれも及第点だけど印象には残りにくいかも。
じっさい、もう何を食べたのか忘れてきちゃったし・・・。

料理屋って難しいですね。
こんなに頑張っているのにね。
でも、銀座という立地でこれだけのお料理がそんなに高くなく食べられるとは。
という訳で、「コストパフォーマンスが良い」銀座の日本料理屋さんでした。


湯フェスvol.6 『銭湯ペンキ絵&アフリカン★LIVE★』

2011-12-08 07:18:35 | 銭湯振興舎
12月17日(土曜)、文京区の銭湯「ふくの湯」でイベントがあります。

銭湯がアツイ! ふくの湯リニューアル記念イベント湯フェスvol.6
『銭湯ペンキ絵&アフリカン★LIVE★』

現在2人しかいなくなってしまったペンキ絵師さんが一緒にペンキ絵を描く様子を公開制作するという企画です。
ペンキ絵師さんの仕事はこれまで何度も見ていますが、その妙技には本当に感心させられます。
何もない巨大なキャンバス(銭湯の壁面)に富士山を中心としたユートピアを描く構成力、それに何よりそのスピードに圧倒させられます。

ふだん彼らの仕事が一般公開されることはないので、本当に貴重な機会です。
入場は無料ですのでぜひ足をお運び下さい。

あ、当日は僕もスタッフとして参加します。
あとアフリカンな音楽も聞けますよ!

詳しくはHPまで


We are UFI!!!!

2011-12-05 22:22:48 | ももいろクローバーZ
ここ数日、ももクロ関連の動画チェックに忙しい日々です。
1年前、AKBにはまり始めたときとまったく同じ状況なので、なんだかデジャブのようですが、やっぱりももクロの方がYouTubeにアップされている動画は相当少なく、なんだか見尽くしてきました。

で、面白い番組を見つけました。
「ウレロ☆未確認少女」。

金曜日の深夜、テレビ東京で放送中のシチュエーションコメディの番組。
劇団ひとり、バカリズム、東京03の実力派芸人さんが、かなりやりたい放題やっていてホント面白いです。
こんな上質なコメディがまだちゃんと作られているんですね。
視聴率がどれだけ取れているか分からないけど、こういう番組こそもっと増えて欲しいもの。

で、元ももクロの青担当、早見あかりさんも出演しているのですが、芸達者な共演者の中でかなり頑張っています。
こういう時にひとりでも下手な役者がいると目立ってしまうと思うのですが、全然そんなこともなく、ちゃんと遣り合えているというのはすごいこと。
役者としての才能をはっきり感じさせます。
今回そうとう勉強になっていると思うので更なる成長も期待できそうですね。



この番組のエンディングテーマ、実はももいろクローバーZが担当しています。
早見さん出演が縁なのかも知れませんが、ここは素直に隠れ「ももクロ」ファンがキャスティングに絡んだと思いたいもの。
結果としてこの番組に更なる味を加えていて不思議度アップに貢献していると思います。

例えばこの曲。
歌はもちろん、ももいろクローバーZ。
なんだか超楽しいんだけど!
特に「玉ちゃん」のパート!!
「We are UFI!!!!」のPV?

オープニングテーマの在日ファンクもかなりかっこいいです。
爆弾こわいPV/在日ファンク
今度ライブに行ってみたい。

番組はこんな感じ。
いつまでアップされているかは分からないけど・・・。

4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~ LIVE DVD

2011-12-03 17:37:37 | ももいろクローバーZ
今日は、ももいろクローバーZがZEPP TOKYOでライブ。
チケットが手に入らなかった僕は代わりに家で彼女達のDVDを観ました・・・。

今年の4月、中野サンプラザであったライブ。
「4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~ 」。
それはメンバーのひとり、早見あかりの最後のステージ。
この日を最後に6人でやってきたももクロを脱退してしまうのです。



「脱退しても、ももクロの一番のファンでいる」と話す早見あかりは、これまでクールなしっかり屋としてみんなをサポートしてきた存在。
でも、外からはうかがい知れない葛藤を経て、辞める決断に至ったと思うのですが、このライブに掛ける思いはメンバーみんなが一緒。
「伝説に残るような最強のライブにしよう」「たとえ泣いても全力で笑おう」・・・。

その言葉通り、メンバー達はみんな泣きながら歌い踊ります。
AKBと違い、すべて生歌なので、めちゃくちゃになったりもするのですが、それでも全ての力を出し切ってさらにその上を行こうとする彼女達の気迫が画面を通しても伝わってきます。

しょうじきに告白すると、5時間半も収録されているこのDVDを観ながら、何度も泣いてしまいました。
ずっと苦労を共にしてきて、ようやく大きなホールでライブができるまでに成長した喜びと、それにもかかわらず辞めてしまう葛藤と混乱。
にわかファンなので、実際に何があったかはまったく知らないのですが、6人6様の思いを胸にこの日を迎えたんだと思います。

で、この日の舞台の上には確実に何かが降りてきていました。
また、ももクロのライブは観客も一緒に作り出すもの。
最後の最後、早見あかりに捧げる「あかりんへ贈る歌」では、いつもは色とりどりに振られているサイリウムが彼女のイメージカラーである「青」に統一され、客席が一面真っ青に光り輝いていました。
美しすぎるよ・・・。
これは彼女のためにファンの有志たちが入場の時に配ったものだとの事。
2200本ですよ・・・。
メンバーとスタッフ、それにファンの力で、本当に狙い通り「伝説のライブ」になった瞬間だったと思います。
あー、観に行きたかったよ!

で、そんな感動のフィナーレのあと、急に「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」に改名します、との発表が。
ぽかんとするメンバーと観客。
あの感動が台無し・・・。
何というサプライズ。

でも、DVDでこのときの舞台裏を撮ったドキュメンタリーをみると、発表の瞬間から、メンバーの意識が、「早見あかり脱退」から「ももいろクローバーZって何?」に変化しているのが良く分かります。
確かに、ももクロは前に進み続けなきゃいけないチーム。
後ろを振り返ってばかりじゃいけないはず。
それを改名騒動で一気に意識改革させるとは、うーむホントに凄すぎる仕掛けです。
ももクロ改名の理由はここにあると思いますが、ももクロ発足時から二人三脚でやってきた黒幕の川上マネージャーはホントに人間心理を分かってるんだなと感心しました。

あと、観ていて思ったのが、ももクロはたった6人しかいないため、それぞれの個性がグループの個性とパフォーマンスに連動していて、歌い方やMCの出来不出来への影響が非常に大きいこと。
だからこそ、早見あかりという強い個性の喪失は「春の一大事」だったんだと思います。

それが、いつでも代替可能で、卒業の報告がブログだけということもあるAKBとの一番の違いかもしれません。
願わくば、ももクロはずっとこのままのメンバーで、もっともっと大きくなって欲しいものです。
紅白落選しちゃったけど・・・。
それにしても今日のライブ、行きたかった・・・。

最後に、早見あかりの脱退に関して書かれたブログで興味深いものがありました。
ももクロのことはまだまだ知らないことが多いので勉強になりました。
http://d.hatena.ne.jp/contents-consultant/20111103/1320334719