東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」

2011-01-30 08:52:20 | AKB48
昨日は映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」。



AKB48の2010年を1年間密着取材して撮ったドキュメンタリー映画。
収録したビデオは1000本以上との事。
映画は1年間をほぼ時系列で追っていて、チームの入れ替えや総選挙など節目節目の大きなイベントでのAKBメンバーたちの揺れる思い、不安や夢など、様々なシーンやインタビューが捉えられている。

観ていてまず思ったのが、「彼女たちは何てしっかりしているんだろう」ということ。
どのメンバーも自分のキャラクター、所属するチーム、AKB全体、そして運命共同体でライバルでもある他のメンバーについて、しっかり把握していて的確に話していた。
まあインタビュー慣れしているのもあるんだろうけれど、同世代の芸能人と比べても一頭地抜けていると感じた。
映画の中でも、「AKBのブームは、いつ終わるか分かりません。2011年かも・・・。」と話しているメンバーがいたけれど、案外、このブームは長く続くかもしれないし、たとえ終わったとしても、メンバーの何人かはこの業界でサバイバルできていそうな気がした。

あと、彼女たちのホームグラウンドである「AKBシアター」でのチーム公演を中心に構成していて、ステージで見せる彼女たちのパフォーマンスが(って直接は見たことはないけど・・・)どれだけのトレーニングの賜物なのか、どれだけ真剣にステージに向き合っているのか、ということが分かった。

ただ、この映画については、ブームを長く続かせるには工夫が足りないと感じた。
インタビューが収録されているメンバーは16人。
去年の秋に研究生から昇格した横山由依を除いては、みんな選抜常連メンバー。
メディアでの露出も多いので、この映画で語られていることは、どこかで聞いたような話だったし、神話の再生産という感じでサプライズは無かった。
まあ、メンバーと一緒に故郷に行ったりして頑張ってはいたんだけれど。

せっかくのじゃんけん選抜も映画では触れられていなかったし、下位メンバーや研究生で頑張っている人をここでピックアップしても良かったのかなと思った。
AKBの魅力は、個々の(選抜)メンバーの魅力だけじゃなくて、「AKB48」という不思議な活動体の中で行われている日々の努力やそれに伴う変化が面白いんだと思うから。

とは言え、ファンにはかなり楽しめる映画でした。
ちなみに客の入りは、土曜日の夜の新宿の映画館で半分くらい。
興行的にはどうなのかな。

予告編はこちら

「だめ!」

2011-01-26 07:36:10 | 
最近、家の蔵書を整理している。
っていうか、いっつも捨てる本を探している状態。
そうじゃないと狭い家が本で溢れちゃうので。

で、今回も捨てる本を選んでいたんだけど、書棚の奥から出てきた本はなかなか面白そう。
で、捨てる前にもう一度読み直すことにしてみた。

最初の一冊が、「だめ!」(河出書房新社)
1999年に出た本で、当時、少しだけ話題になっていた「だめ連」という集団(?)の当事者たちが自分たちの活動について語った本。

だめ連についてはこちら(ウィキ)

まあ、働きたくなかったり、人間関係に悩んでいた人たちが、「だめ」を共通認識としてゆるく繋がって、様々な活動をしたりメディアに登場していた運動体。
単に「だめ」を否定的にとらえるのではなく、自分たちが「だめ」とされる世の中は果たして正しいのか、「だめじゃない」と認識されている人たちは何なのか、と言ったことをラジカルに定義しなおそうとしていたみたい。

今ならネットでなんとなく繋がっているんだろうけど、当時はそんなのそれほど普及していないので、交流はもっぱら「直接会う」こと。
さらに公園や河原でイベントしたり、共同保育をしたり、居候したり、なかなか活発。

僕は学生時代、友達と3人で共同生活をしていて、いっつも誰かがそこに居候しに来る様な生活をしていて、すごく面白かった。
で、またそうした暮らしをもっと規模を大きくして(20人とかで)再開したいと思っていたときにこの本を読んだことを思い出した。
結局実現できなかったけど・・・。

今は「だめ連」も活動停止してしまったみたいだけれど、ダメの定義とか、つながりの実践とか、今でも刺激的な一冊だった。



2歳半になる男の子の生活

2011-01-23 11:45:33 | Weblog
昨日は、連れ合いの妹さんに赤ちゃんが生まれたので会いに行ってきた。
1月3日に生まれて、出産直後に会いに行ったので20日振りに会ったけど、もうすっかり人間らしく成長していた。
赤ちゃんにとって20日というのは凄く長い時間なんだろうね。

で、妹さんにはもうひとり2歳半になる男の子がいて、なかなかかわいくて賢い子ども。
この子と遊んでいたんだけど、彼を観察していたらなかなか面白かった。

これまでの彼はお母さん子で、いつも母親の周りをうろうろしていたんだけど、赤ちゃんが生まれて、母親の関心がそちらに向かった今、頼れるのは「父親」という訳で、すごいお父さん子になっていた。
僕たちと遊んでいる間も、ときどきお父さんを目で追い、お父さんが赤ちゃんをあやしていたりすると、すぐにお父さんの元に駆け寄り甘えたしぐさを見せる。
赤ちゃんを抱っこする現場を見つけたら猛烈抗議して駄々をこねたりする。

性格って子どもの時に形成されたものがずっと続くって言うけれど、こんな小さな子どもでもけっこう複雑な感情を持っていて、それに翻弄されている姿を見せていて、なんだかちょっと感動した。

彼にとっては、これからも試練の日々が続くと思うけど、それが成長の糧になると思うので逞しく生きて欲しいと思ったよ。
がんばれ!



AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100 2011 二日目

2011-01-21 23:45:46 | AKB48
今日は最近すっかりはまっている「AKB48」のライブに!!

「AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100」とは、毎年恒例のイベントで、渋谷AXを舞台に、AKBの膨大な楽曲のうち、ファン投票で選ばれたベスト100を4日間かけて順番に披露するという壮大なイベント。
投票総数は27万票とのこと。
ライブと同時に全国73の映画館で、中継を上映するんだけど、AXのチケットは当然取れなかったので、僕が観たのはこちら。
新宿のバルト9で3スクリーンを使って今日は、75位から51位までを上映。
超満員。というか、このチケットを取れたのもラッキーだった。

最初、AKBビギナーの僕は知らない曲ばかりだろうし、どれだけ楽しめるか不安だったけれど、実際には素晴らしいライブだった。
スクリーンから伝わってくる多幸感は本当に本当に凄かった。
これまで、いろいろなライブやお芝居や映画を観てきたけれど、これほど幸せがストレートに伝わってくる舞台はなかった気がする。

楽曲はバラエティーに富んでいて飽きることが無かったし、衣装やダンスも魅力的。
MCも自分たちで考えたらしいグタグタな感じのものもあったけど、それも味があって意外に楽しめた。
何よりステージ上のメンバーが、とにかく楽しそうなのが素晴らしい。

いやー、本当に良かったっす。
未見の人や敬遠している人は、ひとまず騙されたとおもって下記の映像を見てほしい。
今日のライブで気に入った曲をアップしてみました。

「支え」
63位。歌詞は自分たちの事が書かれているので、チームKのメンバー達が歌いながら泣きそうになっていた。その後、MCに立った他のチームの北原里英も少し泣いていた。

「夕陽を見ているか」

62位。2007年の曲。当時は2万枚も売れなかったとのこと。でもメローないい曲だよね。
当時の状況を分析したファンのブログ「南極怪獣通信」

「天国野郎」
58位。今はSDN48の浦野一美がすごく楽しそうにコミカルな楽曲を演じていた。中塚智実という人もはじめて知ったけどなかなか良かった。AKBは層が厚いね。

「転がる石になれ」
53位。チームKの代表曲。53位という順位は意外だったけど、かっこいい曲。

あと、気になったこと。
・映画館の観客の30%位は古参のファンたちだったと思う。MIXと呼ばれる掛け声や曲中のメンバーへの歓声が揃っていてすごかったし盛り上がった。どれだけ通えばあれだけ揃うのかね。それに比べ僕も含めた新規ファンはどう反応してよいか分からない状態で少し肩身が狭かった。古参ファンはAKBの風景としてとても重要。
・そんなファンたちの歓声が多かったのは、大島優子、柏木由紀、渡辺麻友、佐藤亜美菜。あと、新加入の横山由依も人気を集めていた。逆に前田敦子は反応が薄かった。
・MCが上手かったのはやっぱり峯岸みなみ。ノースリーブスの3人で務めたMCも自分たちの曲を紹介するという目的を果たしながら面白く演じていた。他に指原莉乃も良かった。
・ダンスの切れが良かったのは、大島優子、SKE48。それ以外もみんな頑張っていた。
・その大島優子を中心とした新ユニット「Not yet」がサプライズで発表され、新曲も初めて披露されたけど会場の反応はいまひとつだった。
・お客さんは子どもから50代まで幅広かった。女性比率も20%位。でも、中心は10代後半から20代後半の男性。
・帰りの電車で、たまたま隣だった20代前半の女性二人が、同じように映画を観てたみたいでずっと明日以降のランキングの予想をしていた。その分析は、ファンの動向と傾向を踏まえた鋭いもの。そうした予想を立てるのも面白いんだと思う。

という訳で、明日、明後日のライブも気になるけどチケットは売り切れ。
どの曲が1位なんだろう。気になるなー。
今度は映画館じゃなくてライブで見たいよ。

池袋演芸場2011年1月二之席

2011-01-16 22:49:50 | ライブ、芝居、演芸など
今日は池袋の寄席に。

池袋演芸場2011年1月二之席。
お正月興行なので出演はゴージャス。
中でもお目当ては小三治と三三。

満員で立ち見もたくさんいた客入りもあったのか、なんだか柳家の家風なのか、みんなすごく上手くて面白かった。
前座の柳家さん市からしてなかなか達者な芸。

中でも印象に残ったのは、花緑とカンジヤママイム。
花緑は漫談しかしなかったけど(落語界の海老蔵は誰?という話)、すごく自信がついてきた感じでびっくりした。
4年振り位だけれど上手くなったと思った。

カンジヤママイムはパントマイムの人。
「マイム体操」が面白い。

扇橋も相変わらずの恍惚の人振りでさすが面白い。
「トリはお待ち兼ねの小三治ですよ」位しか言わないんだけど、それでも面白いのはさすが。
三三は、そつなく「しの字嫌い」の演目。上手いね。
小三治は、浅草演芸ホールの正月興行がどれだけ満員か、という長いマクラのあと、浅草の見世物の話に移り、「一眼国」のネタ。
さすがに上手いけれど、まずまず。

という訳で、お正月興行は面白かった!
超満員のお客さんの入りにもびっくり。

【昼の部】12時開場 12時30分開演
12:30 落 語    柳 家 ろべえ
   落 語    柳 家 禽太夫
   落 語    柳 亭 燕 路
13:00 漫 才    ホンキートンク
   落 語    柳 家 小里ん
   落 語    柳 家 小さん
   落 語    入船亭 扇 橋
   奇 術    アサダ 二 世
14:00 落 語    柳 家 三 三
   落 語    柳 家 花 緑
   マイム    カンジヤママイム
   落 語    柳 亭 小燕枝
   落 語    桂   文 楽
15:00   ―お仲入り―
   落 語    柳 家 さん八
   落 語    柳 家 さん生
   落 語    三升家 小 勝
   漫 才    にゃん子・金魚
16:00 落 語    柳 家 小三治

都築響一さんのトークライブ

2011-01-11 07:33:48 | イベント
昨日は湯島の「MUSIC BAR 道」で都築響一さんのトークライブ。

テーマは「インディーズ演歌」!
ほんとうに良くこういう濃いネタを見つけてくるものだと感心するけれど、今回も凄かった。
メジャーレーベルに属さず、テレビなどのマスコミに媚びず(というか相手にされず)、地方のカラオケスナックなどを地道に営業し続け、独自の演歌道を貫く気骨の演歌歌手たちを何人も紹介してくれた。
もちろん音源+動画付きで。

あるバスガイド出身の演歌歌手さんは、毎日、伊豆の観光地に到着する観光バスを待ちうけ、バスに突然乗り込んで自慢の歌声を披露して、直接バスのお客さんに買ってもらう営業を何年も続けているし、別の歌手は井の頭公園でビールケースの上に乗って歌っているうちに、今では熱心なファンが付いているとのこと。

で、その中で特に気になったのが秋山涼子さん。
18歳で進学をあきらめ演歌歌手になる道を選んだ人。
でも江戸川区の弱小プロに所属、というか社長と二人三脚の営業ではなかなか芽が出ず、ずっとドサ廻りの生活を20年続けている方。
凄いハードなスケジュールをずーと送っていて各地にファンがいて、でもなかなかメジャーになれない・・・。
彼女のブログを読むと東京では全く分からないもうひとつの日本が見えてくるよう。
秋山涼子さん公式HP

後半は香ばしい感じの濃い演歌歌手を何人か紹介。
かなり突き抜けた方ばかりで会場のお客さんからは失笑されていたけど、僕は凄いパワーを感じた。
都築響一も彼らをただ「こんな変な歌手を見つけてきたよ」という風には紹介せず、彼らの素晴らしいオリジナリティーを(もちろん変なんだけど)きちんと紹介していた。
この辺りの匙加減が都築響一の凄いところだと思う。

という訳で、またまた日本の多様性を学ぶことのできた貴重な一夜だった。
演歌は凄いね。

ちなみに写真は、後半紹介の足立区在住「みどりみき」さん。
隣のおじさんも良い表情。


今年最初の山仕事

2011-01-09 07:17:22 | Weblog
昨日は今年最初の山仕事。

例年通り、山の神様に一年の安全を祈願してから作業を始めました。
もう何度も参加している儀式ですが、気が引き締まります。


作業は新しい林区の境界線の確認と蔓切り。
境界線を確認するのは思った以上に難しい作業。
ただでさえ歩きにくい山の斜面を、小さな境界線の礎石を探しながら辿ります。
この礎石の外側は他人の森。
間違って間伐などしてしまったら大変なので境界線の内側にロープを張りました。

蔓切りは、木に巻き付いた蔓を切っていく単純な作業ですが、苦しんでいる木を救出する分かりやすい効果が見えるのでやりがいがあります。
雲ひとつ無い青空の下、黙々と作業しているのは気持ちよかった。

作業の後はいつものように飲み会。
今回は5時間以上の長丁場。
何故かみんないろんな事をカミングアウトし始めて面白かった。
僕は最近のマイブーム、「AKB48」の魅力を必死に語ったものの、ドン引きされてしまいました。
うーむ・・・。

「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」

2011-01-06 22:17:02 | 
本は「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」 河合香織・著。



数年前、ワインにはまっていた時期がある。
その中でもすごく印象に残っていたのが「ボー・ペイサージュ」という日本のワイナリー。
岡本さんという人がたった一人でブドウ作りからワイン作りまでこだわりぬいて取り組んでいる。

すごく気に入っていたのでリリースパーティーに参加したり、妹の結婚式で彼のワインを使わせてもらったり、山梨にある彼のワイン畑に訪ねて行って話しを聞いた事もあった。
その時の日記

岡本さんの話は、すごく説得力があってものすごく刺激を受けた。
一番記憶に残ったのは、「消費者も生産者なんだ」という言葉。
消費者がどんな消費行動を選択するかによって生産者に大きな影響を与える。
当たり前の事かもしれないけれど、「おいしい」「おいしくない」という基準だけで切り捨てていくのはその先の生産者のことを思うとできない事。
逆に生産者も消費者の顔が見えていればいい加減なことは出来ないはず。
せっかく物流や決済が便利になったんだから、もっと消費者と生産者が近い場所にいられたら良いと夢を語ってくれた。

という訳で、その岡本さんはじめ、日本のワイン造りを主導した醸造家・麻井宇介(うすけ)に影響を受けた若き日本ワインの革命児3人を描いたノンフィクション。
著者は「セックスボランティア」を書いた女性。
この本で小学館ノンフィクション大賞を受賞している。

まず、想像していた以上の、狂気さえ感じさせるストイックなワインに対する姿勢に驚いた。
詳しくはぜひ読んで欲しいのだけれど、今の時代にこれほどまでにひとつのことに熱くなっている人がいるだろうか。
これまで「常識」とされていたワイン造りの全てを疑い、自分たちの感性を信じて突き進む姿が描かれている。

しょうじき、著者のノンフィクションとしての書き方には違和感があってあまり好きではないが、それを補ってあまりある取材対象者の突き抜けた凄みが伝わってくる一冊。
ワイン好きの人だけでなく、「消費者」である全ての人に読んで欲しい。
オススメ!


阿弥陀岳 北稜

2011-01-04 08:25:06 | 山のぼり
今年のお正月は冬山登山。
八ヶ岳にある阿弥陀岳北稜というバリエーションルートにチャレンジしてきました。


天気にも恵まれ素晴らしい登山が出来ました。
1月1日、始発で東京を出て、茅野からバスで美濃戸口まで。
ここから登山開始。
さすが人気の八ヶ岳、雪山装備に身を固めた登山者がけっこういます。

最初はひたすら林道歩きですが、雪が積もっているので周りの景色が全て美しく見え気分も最高です。
途中、ニホンカモシカに出会ったりもしました。


14:30、目的の赤岳鉱泉に到着。
八ヶ岳登山のベースキャンプなので色とりどりのテントが張られ賑わっています。
僕たちもテントを設営して、明日に備えてザイルワークの練習。
今回はバリエーションルートということで、クライミング用の装備もたくさん持ってきています。

夜はテントで夕食。
すごく美味しい豚汁などメンバーの用意してくれた食事に大満足でした。

翌日は3:00起床、4:30出発。
さすがに早いのかテン場もあまり動きがありません。
真っ暗な中、ヘッドライトの光を頼りに進みます。

行者小屋を過ぎてしばらく進むと、いよいよ阿弥陀岳北稜が見えてきます。
ただ、ここから取り付きまで、先行パーティーのトレースが残っているかと思っていたのですが誰も入っていないのか、何の手がかりもありません。
仕方が無く、中岳沢を登って北稜の取り付きを目指します。
もっとも、雪山の醍醐味は何の足跡も無いまっさらな雪原を進むことなので気分は高まります。

いろいろ試行錯誤しながら北稜に向かいます。
近づくと稜線には烈風が吹いているようで雪炎がすごい勢いで舞い上がっています。
9:00、最後のきついラッセルを終えいよいよ稜線に到着。

ここからが本番です。
急な斜面の灌木帯を慎重に進み、いよいよ岩稜に。
取り付きで準備をしていると後続パーティーが続々到着してきます。

岩稜にはルートが3つ。
ここで僕たちは一番手前のルートを選択。
でも、このルートは一番難しかったらしく選択ミスでした。
アイゼンで岩を登った経験が一度しかなく、コツがつかめません。
結局、トップは登れたものの僕も含め後続がこのルートを登れず、最初の岩場は巻く事になってしまいました。
途中からトップに合流し最後の2ピッチは登れましたが、やはり肝心の最初の岩を登れなかったのは心残り。



でも、阿弥陀山頂からの眺めは素晴らしかったです。


という訳で、今年最初の登山は晴天にも恵まれ、まずまずの登山となりました。

あ、下山後に入った上諏訪の温泉「片倉館」も素晴らしかった!
昭和3年に建てられたゴージャスな建物で山の疲れも吹き飛びました。