本は「ゲゲゲの女房」武良布枝(実業之日本社)。
ご存知、水木しげるの奥さんの書いた夫婦の記録。
「変人」水木しげるの奥さんとはどんな人なんだろうと興味を持って読んでみたが、意外や意外、夫唱婦随を地でいく昔ながらの奥さん。
自分を「平凡な人間」と認識し、水木さんからは「ただ生まれたからしょうがなく生きているようなタイプ」と言われているけれど、旦那の仕事だけはひたすら信じて付いていく。その気持ちはまっすぐで強い。
貸本まんがの不遇な時代、原稿料を水木さんの代わりに出版社に貰いに行ったものの、原稿料を半額に値切られてしまう。そこで、水木さんがいかに苦労をしているかを知る。でも、その帰り、生活費も切迫している中、当時高価だったコーヒーを水木さんのために買って帰るエピソードが泣かせる。
という訳で、知られざる水木しげるの生活を知ることができて面白かった。
あと、水木さんが元気だという話の最後に、「水木さんはいつまでも死なないような気がする」と言っていたのが笑えた。自分の女房にこう言わせる水木さんはやっぱり只者じゃないね。
ご存知、水木しげるの奥さんの書いた夫婦の記録。
「変人」水木しげるの奥さんとはどんな人なんだろうと興味を持って読んでみたが、意外や意外、夫唱婦随を地でいく昔ながらの奥さん。
自分を「平凡な人間」と認識し、水木さんからは「ただ生まれたからしょうがなく生きているようなタイプ」と言われているけれど、旦那の仕事だけはひたすら信じて付いていく。その気持ちはまっすぐで強い。
貸本まんがの不遇な時代、原稿料を水木さんの代わりに出版社に貰いに行ったものの、原稿料を半額に値切られてしまう。そこで、水木さんがいかに苦労をしているかを知る。でも、その帰り、生活費も切迫している中、当時高価だったコーヒーを水木さんのために買って帰るエピソードが泣かせる。
という訳で、知られざる水木しげるの生活を知ることができて面白かった。
あと、水木さんが元気だという話の最後に、「水木さんはいつまでも死なないような気がする」と言っていたのが笑えた。自分の女房にこう言わせる水木さんはやっぱり只者じゃないね。