東京ナイト

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TOWER RECORDS Presents POP'n アイドル@Zepp Tokyo

2012-02-28 23:02:57 | アイドル
今日はお台場でアイドルイベント。
最近アイドルに力を入れているTOWER RECORDSが主催するイベントで、SUPER☆GiRLS、スマイレージ、東京女子流に福岡からLinQも参戦という豪華な顔ぶれでした。

このところ何度かこういうイベントに参加していますが、知らないアイドルに出会うことができるのがいちばんの魅力。
今回も、SUPER☆GiRLSにスマイレージと、メジャー級アイドルのライブを初めて聞くことが出来ました。

という訳で、MCでゲストのバニラビーンズのライブの後、LinQ登場。
去年の12月のアイドル横丁で、レベルの高さを見せ付けましたが、今回もなかなかのステージングでした。
特にセンターポジションの高木悠未さん。
身長は低いのですが何故か貫禄があって目立っていました。
曲もオーソドックスですがノリがよくて楽しめました。

次に登場したのはSUPER☆GiRLS。
圧倒的なセールスを誇るAKBグループ、それを追う我らがももクロちゃん、でその次のポジションにいるアイドルグループのひとつなので曲は聞いたことはなかったのですが楽しみにしていました。
でも、うーん、何だかピンときません。
アイドルライブの最大の楽しさは、ステージからあふれ出す彼女達の多幸感を共有することだと思うのですが、なんだか今回のステージからはそんな幸福感を感じることができませんでした。
メンバーひとりひとりはレベルも高く、ダンススキルも高いのになんだかグループとしての一体感も感じられません。
何かトラブルがあったのかもしれませんね。ちょっと残念でした。

で、次に登場したのが東京女子流。
ももクロの次に注目しているグループですが、今回も非常にレベルの高いステージングで大満足。
楽曲の良さとメンバーの上品さが魅力です。
残念ながら今日も小西彩乃さんは怪我のため休演でしたが、残りの4人はいつも通りの力強くキレのあるダンスを見せてくれました。
で、MCになると急にのんびりしたムードになるのも魅力です。
客席も盛り上がっていたし、戦闘力は上がってきていると思います。
今年は飛躍の年になって欲しいし、なるような気もします。

で、今日のトリはスマイレージ。
ハロプロ所属の6人組ですが、いきなり5曲続けて歌うなど超気合が入っています。
MCでも「今日は他のアイドルさんを応援に来た人もスマイレージのファンにさせます!」と話すなど戦闘モードです。
会場もスマイレージのファンが一番多く大盛り上がりでした。
でも、それが逆に僕の様な初心者には障壁となってしまった気がします。
スマイレージのファンは昔からのハロプロのファンが多く、今日も古参の人が多い印象でした。
そのためか、コールもとても複雑。
しょうじきまるで付いていけません。
スマイレージ自体はリーダーの和田彩花さんを中心にレベルの高さを感じさせてくれましたが、これではなかなか新規ファンが入りにくいような印象を持ちました。
もっとも一度ファンになれば、奥は深そうなのではまってしまうのでしょう。

という訳でそれぞれのアイドルの戦略の違いとファン気質の違いを感じることの出来た一日でした。
やっぱりアイドルは、ファンと彼女達の相関関係なんですね。

「今 和次郎 採集講義展」@パナソニック潮留ミュージアム

2012-02-19 23:03:19 | 展覧会
ウメサオタダオ展の後は、新橋に移動して「今 和次郎 採集講義展」。



今和次郎は実は今までちゃんと読んだことがなかった。
でも、今回、あまりにも細かい彼の調査を見て、本当にびっくり。
梅棹忠夫とはスケールが違うけれど、実に面白かった。

銀座を歩く人の履物調査とか赤ちゃんのおしめの柄の調査とか、その時の時代の空気が感じられるような、今となっては貴重な調査も非常に興味深かったけど、それに加え、そうした調査を記録し編集する時のデザインセンスが素晴らしい。
今だったら単にエクセルでグラフにしちゃうような数字も、抜群のデザインセンスで編集して、それを眺めて見ているだけで楽しめるように工夫されている。

彼の代表作「考現学採集」。
装丁は一緒にやっていた吉田謙吉だけど、何てモダンなデザインなんだろう。
かっこよすぎる。



さらに、農家の調査や東北の人々の暮らしを向上させるような地道な活動もしていたことも今回初めて知って何だかだいぶ興味がわいてきた。
小さいけれどとても良い展示会だった。


ウメサオタダオ展@日本科学未来館

2012-02-19 22:28:41 | 展覧会
今日はお台場の科学未来館で「ウメサオタダオ展」。
民博で去年やっていた企画の巡回展。

梅棹忠夫は、ひとことで言い表すことのできない知の巨人。
どう表現するのかと思っていたが、草稿や著作、年表など地味な資料を中心としつつも、見せ方に工夫があって楽しめた。



梅棹忠夫は中学生の時に山を始め、その時から自然に目覚め、動物学者として歩み始める。
旧制中学の早熟した若者はやがて興味の対象を人や社会に向け、人類学者、民族学者として世界をフィールドに活躍し、やがて岡本太郎などと一緒に日本民族学博物館の創設に関わり初代館長を務める。
一方で、『知的生産の技術』というベストセラーもモノにするなど本当に多才な人。

でもやっぱり若い頃の登山や探検の記録が一番面白かったかな。
彼の本は何冊か読んでいるけど、高校生の時にはすでにイギリスの山岳書を読んで山の技術を磨いたり、20歳くらいで海外に探検に行ったりといった探検、山岳関連の本が面白い。
何というか本当にエリート。
若い頃の写真も展示してあったけど、素晴らしく知的でかっこよかった。

来週、関西に行くので久し振りに大好きな民族博物館に行ってみようかな。

『下谷万年町物語』@シアターコクーン

2012-02-10 23:13:43 | ライブ、芝居、演芸など
今日は渋谷でお芝居。
改装されたばかりのシアターコクーンで『下谷万年町物語』を観てきました。

このお芝居、演出が蜷川幸雄、脚本が唐十郎、で、主演に宮沢りえ、藤原竜也、西島隆弘というゴージャスな面々。



3部構成のお芝居の舞台は終戦後しばらくの下谷万年町。
派手なオカマや軽演劇の怪しい劇団員など有象無象がうごめくように暮らしている町。

で、唐芝居らしく、ほとばしるような言葉の放出が続きます。
しかし、テント芝居なら、その台詞がテント中を満たし、すぐに唐ワールドに連れて行ってくれるのですが、シアターコクーンの広い空間では、役者の発する言葉がすぐに宙に吸い込まれてしまい劇場を満たすことが出来ません。
そうした目で見てしまうと、役者達の動きも空々しく、派手なアクションも空回り気味。
しょうじき「ちょっと失敗したかな」と観に来たことを少し後悔してしまいました。

でも1部の最後、それまで出てこなかった宮沢りえが登場した途端、あんなに広く見えた舞台がピシッと締まります。
台詞を一言も発していないのに、ただそこにいるだけで急に舞台の空気が変わったのが分かりました。

2部になると、彼女は朗々と歌い、小気味良いタンゴを踊り、唐芝居の長台詞を延々と語り始めます。
今となっては懐かしい感じの唐芝居の台詞回しも全く不自然に感じませんでした。
むしろその長い台詞を聞き逃すまいと、こちらも身を硬くして見入ってしまいます。
すごいオーラです。
1月6日から始まった長期の公演で、主役達は声ががらがらになってしまっていましたが、それも気にならなくなるほど。

3時間近い舞台で、さすがに最後は少しだれましたが、本当に見事な存在感。
数十人の役者が登場しましたが、しょうじき宮沢りえ以外、ほとんど目に入りませんでした。
ほんとうに何が違うんでしょうか。
あ、でも最後に少しだけ登場した唐十郎はさすがの存在感。まだまだ健在ですね。
という訳で、女優宮沢りえの凄さを直に感じられた素敵な一夜でした。


Girl’s Revue-ガールズレヴュー-@ベルサール秋葉原

2012-02-06 00:14:07 | アイドル
今日は秋葉原でアイドルイベント。
「Girl’s Revue-ガールズレヴュー-」といういろんなアイドル大集合のライブでした。

お目当ては東京女子流。
女子流は昨年のももクロとの対バンで初めて聞いて以来、ときどきチェックしています。
アイドル横丁のイベントでも聞いたので、これで3回目。
その他のグループは、同じアイドル横丁のライブで見たDorothy Little Happy以外はみんな初めて知ったグループばかり。
でも、どのグループもそれなりの水準で楽しめました。

気になったのが北海道が拠点のPEACEFUL。
ZONEのメンバーが楽曲を提供しているみたいですが、ダンスのスキルが高くかっこよかった。

仙台のB♭(Bee☆F.L.T.)もスキルが高かったです。
なんだか地方のアイドルはみんなすごい頑張ってる感じが伝わってきます。
さすがアイドル戦国時代、熱いですね~。

でもやっぱりトリの東京女子流は別格でした。
今日はメンバーの小西彩乃さんが足の怪我で舞台には立てなかったのですが、残りの4人だけでも余裕のステージング。
女子流らしいちょっとおっとりした上品なライブを楽しむことが出来ました。

という訳で、またまた知らなかったアイドルグループを発見しました。
それにしてもホントに沢山のグループが活動しているんですね。
楽しい時代です。

出演:
《1stSTAGE》B♭、キャラメル☆リボン、OSAKA BB WAVE(選抜メンバー)、PEACEFUL
《2ndSTAGE》東京女子流、Dorothy Little Happy、Dream5…and more

寺田本家酒蔵見学会

2012-02-05 11:21:59 | Weblog
昨日は友人に誘われて千葉にある酒蔵「寺田本家」の酒蔵見学に行ってきました。

これまで酒蔵見学は何度も行ったことがあるし、自分自身も仲間たちとお酒造りを喜多方の酒蔵でさせてもらっているので、「今日はお酒を飲ませてもらうか」位の軽い気持ちで行ったのですが、いやー寺田本家、すごすぎました。

案内してくれた専務さん、それにきびきび働く若い蔵人たちが、「美味しいお酒を、真面目に作るんだ」という熱い気持ちで一丸となって働く様子に胸打たれました。

寺田本家は、無農薬米だけを原料として、昔ながらの生酛造りで醸している酒蔵。
これは言葉にすると簡単だけれど、じつは本当に大変な作り方。
確かに昔はそうやって作っていたんだろうけど、今の時代、ほとんどの酒蔵は機械化、コンピュータ制御で安定した品質のお酒を造る方向に進んでいると思います。
寺田本家は全く逆の造り方で、かつて使っていた機械もどんどん外し、蔵人がお米を手で触り、醸されるお酒の匂いや音を聞きながら造る方向にシフトし、やっと理想の環境に近づいているとのこと。



これはお酒が醸されるために必要な「微生物の発酵」が一番自然な形で行われるように酒蔵の環境を変えていった結果。
その思想は、単に機械を外すだけに留まらず、原料となるお米の調達から、果ては「麹」を麹屋から買うのではなく、自分たちで田んぼで取った麹菌を培養して使うようにまでなっています。


この稲穂の黒い部分が黄麹の元。これを培養して増やして使っているとの事!


ふつうの酒蔵では絶対に入れてくれない麹室にも案内され、「玄米」!!を使った麹米造りを見せてくれました。

これだけ自分たちの哲学に基づいて、酒造りの細部までこだわっている酒蔵はほとんどないはず。
うーむ、恐れ入りました。

案内してくれた専務さんも自分たちの理想の酒造りを目をきらきら輝かせながら語ってくれたし、蔵人達も自分の持ち場の仕事について同じ様に活き活きと話してくれました。
この蔵では、お酒造りの理想がしっかり共有されている事もすごいし、肉体的には辛い仕事なのかも知れないけど、みんなが楽しそうに仕事が出来る理由なんだと思いました。


若き専務さん。

で、最後に彼らが丹精こめて醸したお酒を試飲させてもらいました。
どのお酒もお米と土の力を感じることの出来る素晴らしい出来。
特に「醍醐のしずく」はうまー!!
飲んだ人が誰でも幸せになるお酒です。

他にも「こんなお酒を造ってみたい」というびっくりな夢も聞きましたが、公表していいのか分からないので秘密。
でもどんなお酒なのかすごく気になるし、何よりチャレンジし続ける姿勢が素晴らしいです。

という訳で、寺田本家、驚きのチャレンジはまだまだ続きそう。
これからも大注目していきたいと思いました。

蔵見学のあと最寄の駅までのんびりみんなで歩いたのですが、のどかな風景の中にもいろいろ面白いものを発見できたし、駅前の中華屋「力力」のスタッフさんの笑顔も良かったし、千葉県神崎へのプチトラベルを満喫しました。

寺田本家HP 通販も出来ます

「ももクロ試練の七番勝負episode.2」 五戦目:ももクロ VS. ファンキー

2012-02-03 23:40:53 | ももいろクローバーZ
という訳で、行って来ました「ももクロ試練の七番勝負episode.2」。
鶯谷の東京キネマ倶楽部にて行われたトークバトル5日目のテーマは「ファンク」。



ゲストが在日ファンクということで、かみ合いそうにないももクロとの間でどんな戦いが展開されるか期待して行ったのですが、結果から言うと「ももクロ圧勝」。

準備不足と緊張でいまひとつ実力の発揮できなかったハマケンのテンパリをみて、開始直後から「何やってんだよ、このチビ!」と対決姿勢で煽っていく、しおりんの感の良さと前に出て行く勇気。
最近ホントしゃべるようになってきて、しかも何故か毎回面白い、れにちゃんの安定した不思議さ。
前に出るとグダグダになっちゃうんだけど、全てが許される笑顔を見せてどんな局面も乗り切っていく、かなこの笑顔。
トークは苦手と言いつつ、今日一番ファンキーなダンスで会場を盛り上げた、ももかのリズム感。
で、最年少にもかかわらずそつのない司会進行と無敵のアイドルキャラのバランスが絶妙の、あーりん。

メンバーの応援としてバカリズムも来たんだけど、芸達者な彼も完全にももクロに呑まれてた。
最初はバカリズムも、いつもアイドリング!とかの番組で見せる優位な立場で仕切っていこうとしてたんだけど、ももクロメンバーの無茶振りに対応しきれていなかった。

というか、ももクロ、いつの間にこんなに腕を上げたんだろう。
自分たちのファンばかりが集まるホームという利点はあるにしろ、在日ファンクはともかくバカリズムも手玉にとって結局ちゃんとしたショーに仕上げてた。
しょうじき他のアイドルグループだったら、相当グダグダで間延びした展開になったはず。
明日はバナナマンらしいけど、今日みたいな盛り上げるのが難しい相手でもきっちり結果を残すとは本当にすごいことだと思ったよ。
彼女達がお互いのキャラを信頼してパスをまわしていくのは、何だかチームワークの良いサッカーチームのプレーを見ているようだった。
間の取り方が上手いんだよね。

七番勝負のチケットは競争率が高く、結局この日しか当たらなかったんだけど、正面の5列目という非常に良いポジションで見ることが出来たし(近っ!)、「良いものを見せてもらいました」という感じ。
曲も、「猛烈宇宙交響曲」に「We are UFI!!」を最初に歌って、最後は「走れ!」のファンクバージョン。
ファンクバージョンなんて初めてのはずなのに、これもすぐに感じをつかんでた。

最後に、ももかが4月の横浜アリーナ公演のサブタイトルについて発表。
4/21  - ももクロ☆オールスターズ 2012 -
4/22  - 見渡せば大パノラマ地獄 -
21日に、ももかのソロ曲が披露される予定で、その作曲を在日ファンクが担当するとの事。
今日も、ももかが一番ファンキーな感じだったのでこちらも楽しみ。
あとはチケットが当たることを祈るのみ!
頼むから2日とも当たって欲しいっす!

公式のライブレポートはこちら