今日は世田谷文学館で開催されている「久世光彦展」に。
![](http://images.keizai.biz/shimokita_keizai/headline/1254218183_photo.jpg)
向田邦子との日々を描いた名作「触れもせで」を読んで以来、小説やエッセイなど久世光彦の本はずいぶん読んできた。とにかく文章が上手いので、読んでいて気持ちが良い。向田邦子もそうだけれど、少し古風な言葉使いにこだわっていて、その言葉が似つかわしい状況を丁寧に描く。でも単なるアナクロ趣味じゃなく、なんだか背筋がぴんと伸びるようなきちんとした世界が好きだったんだと思う。
で、今回の展覧会。あんまり期待もしていなかったが、実はかなり面白かった。
小説の創作メモなどがただ並んでいるだけだと思っていったが、そのメモ(達筆)もかなり面白かったし、何より彼の作ってきた映像作品をたくさん見ることが出来たのが嬉しかった。
銭湯が舞台の「時間ですよ」(堺正章がイキイキしている)、「ムー一族」(ものすごいシュールなホームドラマ!)とかをずっと見てしまった。
こんなぶっ飛んだドラマを作っていた人が、その一方で、小説『一九三四年冬――乱歩』とかであんなデカダンな世界を描くんだから、ホント当時のテレビ界は才能にあふれていたんだね。
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向田邦子との日々を描いた名作「触れもせで」を読んで以来、小説やエッセイなど久世光彦の本はずいぶん読んできた。とにかく文章が上手いので、読んでいて気持ちが良い。向田邦子もそうだけれど、少し古風な言葉使いにこだわっていて、その言葉が似つかわしい状況を丁寧に描く。でも単なるアナクロ趣味じゃなく、なんだか背筋がぴんと伸びるようなきちんとした世界が好きだったんだと思う。
で、今回の展覧会。あんまり期待もしていなかったが、実はかなり面白かった。
小説の創作メモなどがただ並んでいるだけだと思っていったが、そのメモ(達筆)もかなり面白かったし、何より彼の作ってきた映像作品をたくさん見ることが出来たのが嬉しかった。
銭湯が舞台の「時間ですよ」(堺正章がイキイキしている)、「ムー一族」(ものすごいシュールなホームドラマ!)とかをずっと見てしまった。
こんなぶっ飛んだドラマを作っていた人が、その一方で、小説『一九三四年冬――乱歩』とかであんなデカダンな世界を描くんだから、ホント当時のテレビ界は才能にあふれていたんだね。
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