出資馬選定まで・第３回

カタログが届いたらざっと眺めます。
一瞬で気に入るような馬もいる事でしょう。
付箋などで印を付けておきます。
見るところは全体の形、肉付き、脚の形、顔つきなどです。
繰り返しになりますがこれは好みの問題です。

そんな作業を進めると大体２割くらいの馬が残ります。
そこで最重要の厩舎を確認。
かつて出資した厩舎なら大体わかりますが、出資したことが無ければ過去の印象、自分の経験や厩舎本などで傾向を確認してみます。
妥協は出来るだけしたくないのがこの作業。
厩舎こそ最重要のポイントと考えています。
良い厩舎には上質の馬が集まるような仕組みになっているからです。
それだけ可能性があり、素質を認められているからこそその厩舎に配置されるからです。
１つ気をつけないといけないのは、特定の牝馬から産まれた仔は自動的にその厩舎に預託されているような場合です。
こうなると走る走らないはわかりづらくなります。

厩舎の特徴を掴む事も大切です。
愛馬にたくさん走って欲しいと思うならやはりそういう厩舎に出資すべきだし、数は少なくとも毎回が勝負ががりの出走になるという厩舎も悪くはありません。
自分が何を望んでいるの（勝利・出走数など）かを明確にするとスムーズにいくでしょう。

難しいのは必ずしも上位厩舎が全て良いとは限らない事です。
下位の厩舎でも熱意を持って丁寧に可能性を探ってくれるところもあるからです。
勝てなくとも大切に扱ってくれた厩舎は私は忘れません。

上位厩舎の場合はその馬に能力があれば良いのですが、能力が足りないとわかると放置されたり、騎手の手配でガッカリしたり、さらには転厩などの扱いを受けたりします。
全てが全て上位厩舎を選べば良いと言うわけではないと断言します。

出資馬選定まで・第２回

私は以前は母高齢でも遺伝的なものは変わらないと考えていました。
もちろん今でも変わらないと思っています。
しかし、母高齢の子供の場合は傾向として体質が弱いという事を知りました。
小さかったり、虚弱体質だったり…。

さらに高齢の為に母馬もあまり動かない事から、引っ付いて動く子馬は離乳までの運動が不足してしまいがち。
結構これが将来に与える影響が大きいと言う人もいます。

私は母高齢は余程の根拠や評判がない限りは出資は出来ません。
アンライバルドやダイワスカーレットなど例外もありますが、あれは本当の例外であってあまり気にしない方が良いと感じています。

従って私の出資からは大抵の母高齢の産駒は削除される事になります。

ちなみに若すぎる母馬も避けたい出資。
私の中では7～11歳の時に産んだ子馬が理想的。
12～15歳も候補に入りますが、積極的に取りに行く事はしたくないですね。

出資馬選定まで・第１回

これからの時期は新しい年度の馬を仕込むシーズンです。

クラブ募集馬というものは健康面のチェックは受けていて、一定の基準はクリアしているから募集されるのであって、我々素人では丈夫かどうかは本当のところは解らないのが本音。

本当はレントゲン写真や過去の傷病歴などは公開して欲しいところ。
脚が曲がっている、旋回癖がある、熊壁がある、当歳時に開腹手術をした等々…。
悪いところは悪いと事前に公表することこそがこれからのクラブに求められる姿勢です。

問題がある馬は価格が抑えてあったりするもので、普通の血統でも価格が高い馬は自信の表れと考えても差し支えないのかと考えます。
価格には訳があるのです。
募集価格は嘘を付かないと言うのが私の考えです。

今日の結果

７月１９日（日）
チタニウムヘッド 小倉４Ｒ ２歳新馬戦 芝1200 54 鮫島 ７着

フィックルベリー 札幌８Ｒ 宗谷特別 芝1800 55 藤田 ２着


チタニウムヘッドはスタートまずますでしたが、行き脚がつかずに先手を奪えませんでした。取り敢えずは無事にデビューできましたのでホッとしています。この後は放牧ですが、私の勘ですと次はダート戦。メトロノースのパターンで陣営は勝負しそう。この馬は私の自信の見立ての馬ですからさすがにイイ馬ですね(手前味噌)これは期待が持てそうな一頭です。

フィックルベリーは惜しい２着でした。スタートしてからコーナーに入るまで僅かですが、ここの位置取りがレースのキモでした。今回も外目の枠でずっと外を回ってしまいましたね。もっとレースが流れてくれたら結果も違っていたと思いますが、早めに先頭に立ち力で押し切ろうと挑んだ競馬に悔いはありません。勝ち馬には完敗です。状態も非常に良く、落ち着いていただけに今回の敗戦は誠に残念です。

【２００９年愛馬成績　　１０－５－４－１３－１－３４】

ストレングス芝で復活

７月１８日（土）
シルクストレングス 札幌８Ｒ 納沙布岬特別 芝1200 55 芹沢 ３着


今日は従兄弟の結婚式で軽井沢に着ています。
従ってレースは見ていませんが、「夏に強いストレングスだし芝ならば…」と思い自信はありました(笑)
何となく勝つんじゃないかと戦前思ったんですよね。
さすがは芹沢名人(笑)
ストレングスを良くわかっています。
相性の良い芹沢騎手続投で次回以降もお願いしたいのですが、この厩舎なので放牧でしょうね…。

【２００９年愛馬成績　　１０－４－４－１３－１－３３】

今週の出走馬

７月１８日（土）
シルクストレングス 札幌８Ｒ 納沙布岬特別 芝1200 55 芹沢


７月１９日（日）
チタニウムヘッド 小倉４Ｒ ２歳新馬戦 芝1200 54 鮫島

フィックルベリー 札幌８Ｒ 宗谷特別 芝1800 55 藤田


シルクストレングスは芝に戻り、相性のよい芹沢厩舎とのコンビで復活を遂げて欲しい馬。能力は重賞級と関係者は言っていた素質馬です。こんなところで朽ち果てる馬ではありません。枠も良いし逃げてくれるでしょう。ストレングスよりイーグルのが上になりました。早く追いついてもらわないとあの雨の日の天栄での約束が嘘になってしまいます。

チタニウムヘッドは我が厩舎の07産駒の記念すべきデビュー戦を飾る事となりました。ちなみにエフティマイアの下と筋の通った血統で、この年のグリーン最高額募集馬。みなさんスウェプトオーヴァーボードをあまり見くびらない方が馬券力はアップしますよ。私の願いはただ１つ。「ビリでもいい、絶対に出遅れるな！(笑)」この馬は全く評判になりませんが、おかしな競馬はしないと思います。

フィックルベリーは今回も人気になりますが、滞在競馬で状態も良いとあれば必勝を期したいところ。藤田騎手で以前勝ったので良いイメージで乗ってくれるでしょう。真ん中より内の枠で先行してくれれば勝ちます。私はこの馬の素質はオープン級だと見ています。
相手も500万では最上位クラスだと思いますが、今回はきっちり勝つでしょう。

ちょっとした異変

やはり重症かもしれませんね。
私の燃え尽き症候群(笑)


例年ならシルクもキャロットも募集馬が発表になれば激しく興奮するのに今年は少ししかときめきませんでした。
キャロットでもどうしても欲しいと思う馬はあまりいません。厩舎次第かな。
ディープインパクトの子供は軒並み高そうだし、実績のある母馬の仔か、価格と厩舎で選びそうな感じです。

キャロットのカタログが来てもときめきが小さかったらそれは私の一口馬主としての１つの転換期を示しているのかもしれませんね。

面白データ

　　　　　　　
内田博幸 　 400% 　10%
岩田康誠 　 92% 　16%
武　豊 　 97% 　10%
松岡正海 　 91% 　 9%
蛯名正義 　 571% 　11%
藤田伸二 　 125% 　 7%
福永祐一 　 38%　 7%
吉田　豊 　 29% 　 5%
横山典弘 　 23% 　 8%
後藤浩輝 　 61% 　 8%
安藤勝己 　 96%　 10%
柴田善臣 　 204% 　 9%
北村宏司 　 104% 　 3%
四位洋文 　 20% 　 8%
吉田隼人 　 850% 　 4%
藤岡佑介 　 96% 　 8%
三浦皇成 　 60% 　10%
川田将雅 　 61% 　 4%
小牧　太 　 35% 　 7%
田中勝春 　 31% 　 6%
幸　英明 　 0% 　 0%
Ｍ．デムーロ 　 281% 　 3%
勝浦正樹 　 194% 　11%
中舘英二 　 144% 　2%

このランクは２００９年先週までの私がPATで馬券を買った金額の多い順で並んでいます。
左の数字が「回収率」、右が「勝率」
こうやってみると相性の良い悪いが明らかになりますね。
特定の厩舎に良く乗っている騎手を逆指名するような出資。
ありだと思います！！

１位が内田騎手というのは私が関東の人間だからでしょう。
２位の岩田騎手は的中率が１６%とは優秀。相性の良さが出ています。
３位の武豊騎手は馬券的には人気の武は外す事が多いだけにこのランクに来ている事に逆の意味で驚き。やっぱり大好きなんですね（笑）

内と外を回る違い

皆さんは七夕賞をご覧になりましたか？
今日は私の心を射抜いたグラスボンバーと勝浦騎手にスポットを当ててみたいと思います。

まず思い切った見事な騎乗だったと思います。
私はよーし、そのまま粘り込め！と思わず声を出しました。
最後あと一踏ん張りが効かずに破れていますが、休み明けでなければもっと際どい競馬になったことかと思います。


驚いたのは１コーナーに入る前は最後方だったグラスボンバーは最内を走り、他は外を回して走っていましたが、１コーナーの中間では４番手にまでなり、２コーナーに入ったら２番手に。
最後の直線では先頭に立ち馬場の中央を突き進みました。

それにしても競馬で内と外を回るのがこれほどまで差が出るものかと改めて驚いた次第です。
昔、オースミロッチがこんな競馬をしたなぁと郷愁を誘った七夕賞でした。

４コーナーを最内で入るのと大外を回るのでは全く違うんだなと感じました。
ちなみに私は４角先頭でそのまま押し切る競馬が好きです。

さぁ、セレクトセールです！

本当にこの時ばかりは会社を休んでちびちび酒でも飲みながらグリーンチャンネルを見ていたいものです。
一応録画をしておきますが、リアルタイムで見ないとダメなんですよね。

さて今年はどんな馬が上場されるのかも知ら無いほどに現在競馬から離れてしまっている私ですが、やはりどの子供にどんな値段がつくのか興味があります。
知らないのは単に週刊競馬ブックを買っていないだけなんですけどね（笑）

自分の出資した馬の母親が見られる当歳がやっぱり楽しいですね。
北海道に馬を見に行きたい。
そんな事を良く最近考えます。

今度天栄に予約を取って行ってみようかな？